ハゲの覚醒
ハゲとは、男性ホルモンや遺伝、ストレス、生活習慣などの乱れが主な原因でM字・U字・O字が代表的とされる。
自分の父親や職場の上司、学校の先生。ハゲというのは身近でかつ、ハゲている男性なら誰しもがどうするべきかと1度は考え込むであろう。
そのまま放置するのか、髪を短くするのか、ハゲを隠す髪型にするのか、治療するのか。
これはなんの変哲も無いただハゲに悩む1人の男の人生を変えることになったかもしれないそんな物語。
「うーむ。」
朝から鏡の前で視線を斜め上に向け低い声で唸る男がいる。
この男は冴えないどこにでもいるサラリーマンの佐藤(34)。30歳を超えたあたりから急に前頭葉の後退が早まり、4年たった今では、職場でも会話の途中で相手の視線が目よりも上に行くことが増えてきた今日此の頃を過ごしている。
佐藤自身、前頭葉の後退が進み出してからは、食生活やシャンプー、髪の洗い方、乾かし方など自分でやれることは全て試したが、まるで効果が無い。むしろ意識した分だけ後退が早まっている気がするほどだ。
そんなハゲに悩む佐藤だか、普段体調不良の時くらいしか使わない有給を使い、ハゲ界隈でハゲが治ると噂の病院に行くと決めた。場所も会社と真逆で運悪く同僚と出くわすことも無いのも佐藤的には評価が高い。




