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「フォロにゃのいない場所」「369歳の夢」
旅先で、しゃみは誰にも知られていない町に降りた。
誰も声をかけない。
誰も期待しない。
少しだけ寂しい。
でも、しゃみはベンチに座って思った。
「……ここでも、私はしゃみ」
その町で、
しゃみは一番ゆっくり呼吸した。
「369歳の夢」
夢の中で、369歳のしゃみが現れた。
「未来はどう?」
と聞くと、未来しゃみは答える。
「だいたい、今と同じ」
「悟った?」
「うん。でも寝る」
そこで夢は終わった。
起きたしゃみは言う。
「焦らなくていいってことにゃむね」




