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妖怪使いのシルバ  作者: 所々蓮根
第1章 転移編
3/6

第3話対話①

………なんだ?ここはどこだっけ?


あぁ、確かきれいなお姉さんに見つけてもらってそのお父さんに運ばれたんだっけ……


この木造建築、やはり現代の日本ではないな。

木の素材とか、造り方が地球のそれじゃない。やはり異世界と見るべきだ。


隣には湯気がたっていてとても美味しそうなスープとパンが置いてある。とてもありがたい。


ひとくち食べてみる。やはり美味しい。俺はあまりの食欲にすぐに皿の中の食べ物を空にしてしまった。もっと食べたい。だけど貰い物だからあまり高望みはできない。


コンコンコン…


誰か来たみたいだ。お姉さんであって欲しい。


「どうぞ」


「体調は大丈夫ですか?」


よっしゃ、あのお姉さんだ。相変わらず美人だな。


「だいぶ良くなったぞ。ありがとう」


体はいまだに呪いのせいで這いずることしか出来ないけど、空腹は満たされて体調はすこぶるいい。

さて、ここからどうしようか。


「そういえば自己紹介もしていませんでしたね。私の名前はノエルです。よろしくお願いしますね。」


俺は蓮斗だけど、この世界は日本の名前はおかしいよな。……うーん。よし、シルバって名乗ろう。


「俺の名前は、シルバだ。美味しいご飯をありがとう。」


「大丈夫ですよ。それでなんであんなところで寝転んでいたのですか?」


うーん。どうしようか。正直に異世界転移の事を話すべきか?でもあんまり困らせたくないしな。嘘もつきたくないなぁ。


よし。


「ごめんあんまり話す事は出来ないんだ。助けてもらったのにすまない。」


あんまりいい気はしないけど、やっぱ嘘はつきたくないからな。


「わかりました。詳しい事は聞きません。でも、何かあった時は、頼ってくださいね?」


首かしげてるノエルさん。可愛い。

違う。今はそれじゃない。


「ありかをとうございます。」


うーん……。今の俺は、あかなめを出せるただのただの病人。


はっきり言って邪魔ものだな。穀潰しすぎるな。何が出来る事は無いのか。………もっとこの能力を強くできないのかな?例えば。経験値とか、魔石吸収したりとか。


まず魔物かいるかどうかも分からないし。倒しに行くこともできないし。


………もしかしてまだ詰んでる?


いやいや。ここは異世界だ。そして俺は転移者だ。絶対出来ることはまだある。そうだな。魔物のことについてなにか聞いてみるか。


「すまない。色んなことの記憶がなく、この世界のことについておしえてくれないか。」


嘘はついてない。ほんとに記憶はない。


「そうなんですか……わかりました。まず、危険なな妖怪について話しますね。」


妖怪?妖怪ってあかなめみたいなやつだよな?味方じゃないのか?危ないのだとしたら、俺はテイマーとかそういう事か?


「この世界には人間を襲ってくる妖怪がいます。森や人がいない所に良く湧きます。」


「そして、妖怪には強さがあります。強さは下から、下、中、上、野、気、空、仙、天です。」


なるほどな。つまり、あかなめは、最弱で、俺についている呪いはいちばん強いってことか……

これを解呪するには骨が折れそうだな。


「基本的には森などには下、中、上のランクの妖怪しか出てきません。」


ん?じゃあ他の強い奴らはどこに出るんだ?廃墟とか、霊がよく出るところに出るのか?


「じゃあそれらより強い、野以上の妖怪はどこに出るんだ?廃墟とか、そういう所か?」


「いいえ。基本的には出てきません。ただし、たまにイレギュラーで、出てくる時はあります。」


「じゃあどこにでるんだ?」


「はい。この世界にはダンジョンがあります。そこに、ランクが高い妖怪が生まれます。ただし、仙以上の妖怪は伝説の大妖怪なので、会う事はありません。」


妖怪についてはよくわかった。しかし、呪いとかにもランクがついているから、この世界の全てのランクは、このランクだと思っても良さそうだな。


「大丈夫ですか?どんどん説明していきますよ?」


「あぁ、すまない。続けてくれ。」


「次に私達の妖術についてです。私達の妖術は、基本的に妖怪の力を借りて、自分の妖力を使い、行使します。」


この世界の人も妖術を使えるのか。なら俺の能力は別に特別じゃないってことか。


それに借りるのか?俺には妖怪本体が見えるのだが。術師本人には妖怪が見えるとか、そういう類か?


「その妖術は、借りている妖怪の姿とかは見えるのか?」


「? 。いえ。見えませんけど。」


見えないのか。じゃあ俺の妖術は転移者だから特殊と考えて良さそうだな。じゃあもっと最初から強めにして欲しかったな。


「私の妖術を教えますね。私は鬼火の力を使うことができます。ランクは、下です。」


「どんな力なんだ?」


「はい。この力は、火を出すことが出来ます。ランクは下の力なので、あまり強い火は出すことはできませんが。」


「鬼火の力を持つ物は多いのか?」


「はい。多くの人は、鬼火の力を持っています。他には、1つ目小僧。あかなめ。の能力の人がほとんどです。」


あかなめも多いのか。じゃあ能力とかもわかるかもな。


「その2つの能力を教えてくれないか?」


「わかりました。1つ目小僧は相手を驚かし、動けなくする力があります。あかなめは相手を舐め取り、動きを遅くする力があります。」


1つ目小僧はスタンで、あかなめはデバフか。正直攻撃する能力が欲しかったけど。しょうがないな。俺が直接攻撃するしかないか。どうにかして。


「そして、これが一番大切ですが。妖怪には、妖術しか通用しません。」


え。詰んだくね?


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