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月の帳  作者: 是空
三章 葵
13/37

12話



ーーーーーーー楽しい。



楽しくて仕方ない。




元々ウマが合ってた「HH」が君だって思うと



もっと楽しい。




不思議だね。




…………………………………




ゲームの中だと、こんなに話すんだね。



私たち。





そろそろ終わりかな。




また遊んでくれるよね?




…………うん。




そうだよね。




また「たまたま合えば」ね。




………………………………………




……ログアウトしないの?




………………どうしたの?




まだ遊びたい?




違うの?





何か話したい?





リッキーと?





それとも……………





私と?





………………………………うん。





気にしなくていいよ、もう。





私も気にしないから。





大丈夫だから。





仲良くしよ?………して?







…………………えっ?






…………………そんな………






気持ち悪いなんて、思ったことないよ。





どうしたらいいか、分からないだけ。





謝らないで。




………………………………





これは、なんの涙なんだろう。





弟が悲しんでるから?





それだけじゃない気がする。






「…………グスっ……………………」






……………………行かなきゃ





あの子が待ってる。





昔のように。





ーーーーーーーーーーーーー





……………………可愛いね。




…………また私のところに、戻ってきたんだ。



……………こんなにお姉ちゃんの胸で泣いちゃって。



………………もう高校生だよ?君も。




……………………そう。





…………お姉ちゃんのこと、好きなんだね。





…………わかんなくなっちゃったんだよね。





どうしたらいいか。





私もそうだよ。





うん。




………………………まだお姉ちゃんのこと、欲しいの?





…………………女の子として、好きなの?





………………………………………………





…………………………あげよっか?





………………………なんだか、怖いね。





………………………どうなっちゃうのかな。






………………………もう行くね。





………………………ずっといると





……………………………あげたくなっちゃう。







………………………………全部、君に。





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