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プロローグー見知らぬ世界
― 目を覚ませばそこは見知らぬ空
見たことのない自然広がる大地
「……なんだここは、俺は一体…どうなった」
最後に覚えてる事は、死んだと言うことだけだった。
「ぐっ…痛っ、なんで…生きてんだ俺は…」
酷く頭が痛む、全身が鉛のように重い。それでも鈍い体を無理やり起こし気づいた事があった。
全身を包む衣服を見ると。
まるでボロ雑巾のような服を着ていた……。
「…………は?…なんだのボロ布、俺のスーツは何処にいった!!」
痛む体を忘れて叫んだ。