表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
テンループ  作者: エウレカ
1/1

テンループ

僕は今 異世界で旅をしています

なぜ異世界にいるのか それはいろいろなことがあったんです


ものの始まりは千五百年前

僕は普通の男子高校生としてどこにでもあるような私立高校に通っていた。

自分で言うのもなんだが、顔は悪くなかった

成績は中の上ぐらいで 友人もかなり多い方だった

そんな普通に暮らしていたある日だった

学校が終わり部活などをしていない俺はただ普通にのんびりと本屋で時間を潰していた

いつも暇なときは本屋に行き好きな漫画やライトノベルを読んで時間を潰している

そうしていつも通り本を読んでいたとき、何か後ろから視線を感じた

しかし、ほんの一瞬だった。

「死んで」

その一言と同時に僕は視界が真っ暗になって気を失ってしまった



なぜか目が開き意識が戻った。

周りを見渡すとなぜか平らな土地に一つだけ置いてあるスーツケースが気になった

恐る恐るスーツケースを開けてみるとそこには

手紙と指輪が入っていた。


手紙は三枚ほどで指輪は高そうなものではなかった

とりあえず手紙を読んでみることにした。

そこにはこう書いてあった


これを読んでいる頃には多分、この世界は滅んでいると思う。

驚かないで聞いて欲しい。

この世界はある科学者によって滅びてしまった

その科学者は自分で作った異世界装置にてちがう世界に行ってしまった。

その世界はそこにある指輪をつけると転送されるらしい。

理由はよくわからないがなぜか1つだけ置いていった。

私の方にも手紙はあった

その手紙には色々な書き込みがあった。

まず一つ目 十八歳未満でこの指輪をつけると私と同じ異世界に飛べるよう作っておいた

二つ目 異世界では死んでも十回生き返ることができる。

ただし、記憶は消えてしまう。

なので冒険の記録や次回の自分の手助けになるように事柄をしっかりと指輪に記録しておくこと

三つ目 私は異世界の何処かにいる 私を見つけ出し 倒せばお前たちの世界を返してやる

その三つが手紙に書いてある内容だった。

当然やろうとするものは一人もいなかった。

こんなデマは誰も信じない

そんなこんなで何もしないで時が過ぎ10年ぐらいで世界は滅びた


私は何か自分にできることはないか

そう思いスーツケースに手紙と指輪を入れておき 地面に埋めた。

世界が滅びたら何も残るはずもないとわかっていても奇跡を信じたかった。

この世界の滅び方によってはスーツケースは無事かもしれない

そして、生き残る人間がいるかもしれない

そう思い僕は無謀な賭けをしてみる。

そして手紙を受け取る人間が現れた時、指輪を付けて世界を取り戻して欲しい。

何があるか分からない 罠かもしれない

だけど唯一の希望はこの手紙を読んだ人間だ。

頼む どうかこの世界を取り戻してくれ


それ以上のことは書いていなかった。















評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ