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また髪の話ししてる…

サブタイトルに深い意味はないです。

単純にネタを挟まないと死んでしまう病なだけです。

不治の病です。

「はい、お疲れさまでした」

 木で作られた剣を手に、テスタは床に倒れ込んでいるルクスに労いの言葉をかける。

 シエナから弓道を教われると喜んだテスタは、その後張り切ってルクスとの剣の模擬戦を繰り広げた。


 テスタは、モンスターや魔物との戦闘や対人戦の実践の経験はないが、訓練としての模擬戦はかなりの回数をこなしているかなり実力のある女性であった。

 その剣の腕前は、現状を見てわかる通り王宮剣術を習っているルクスよりも上である。


「だ、大丈夫ですか…?」

 シエナはタオルをルクスに差し出しながら心配そうに声をかける。

 ルクスは、シエナが見ているという事で張り切っていた。しかし、何度打ち込んでもテスタにひらりと躱され、本物の剣であれば致命傷になりかねない場所に何度も打ち込まれている。

 防具は着けているのでそこまでは痛くないのであるが、何度も受けた衝撃により、ルクスの体は悲鳴をあげている。


 動機は不純であっても、ルクスが真剣に取り組んでいた事にテスタも応え、本気で相手をしたのである。

「去年と比べてかなり良い動きができるようになってますわ。もう少しすれば私も避けるのが難しくなるでしょうし、ルシウス様がもっと本気で鍛錬すればあっという間に私なんて追い抜いていくでしょう」

 テスタはルクスを励ますように言葉をかけるが、ルクスにとっては好きな女性の目の前でコテンパンにやられた事実しか残っていなく、それが堪らなく悔しかった。


「…少しだけ訓練していくから、皆は先に戻っていてくれ…」

 ルクスはシエナからのタオルの受け取りを拒否すると、木剣を杖代わりにしながらフラフラと立ち上がると、剣を構えて素振りを始めた。


 テスタは「お風呂はいつでも入れるように準備させておきますので」と言ってその場を後にして、ティレルとケイトは顔を合わせた後にテスタについていく事にした。

「シエナも、先に戻ってて、いいぞ…っ!」

 素振りをしながら、シエナの方を見ずにルクスは喋る。

 なんとなく、気配でシエナだけが残ったのを察していたのであった。


 シエナは返事をせずにジッとルクスを見つめている。

 ルクスもそれ以上は何も言わずにただ漠然と素振りを続けた。



 それから30分くらいの時間が経過した頃、ルクスは素振りをやめて一息つく。

「お疲れさまです」

 シエナがタオルを差し出し、受け取ったルクスは体中の汗を拭き始める。


「かなり魔力消費しちゃいましたね。やっぱり身体強化の魔法は苦手なんですか?」

 シエナの言葉にルクスは「え?」と驚いて、自分の体に流れる魔力を視る。

「ほんとだ…魔力がかなり減ってる…それに身体強化?の魔法って…俺、魔法使えないんだけど…?」

 ルクスの魔力は元々ルクスが持っている全魔力の丁度半分程となっていた。


「え?でも、ルクスさん、普通に身体強化の魔法を使ってるじゃないですか?効率の悪い使い方でしたけど」

 シエナはきょとんとした表情で答える。

「いやいや、魔力は視る事ができても魔法なんて使えないよ!何かの勘違いじゃないのか?」

 幼少の頃からあらゆる教育を受けさせられてきたルクスであるが、魔法はいくら頑張っても使用する事ができなかった。基本的な土魔法ですら使えなかったので、それはルクス自身が一番よくわかっている事である。


「勘違いじゃないですよ?えっと…私の魔力の流れを視てください」

 そう言って、シエナは右腕を上げて魔力を集中させる。

「ルクスさんはこんな感じで、魔力を体全体に覆わせて身体強化をしてましたよ。ただ、これだと防御力は上がっても、あまり攻撃力は上がらないんですよねぇ」

 そう呟くシエナの右腕は、まるで魔力の鎧に包まれているようであった。


「これをもう少しだけ薄く、でも鋼鉄のように硬くするイメージをしっかりと付与できれば、消費魔力も少なく、強靭な鎧にする事ができます。更に外に筋肉を追加したイメージをすればもっと重たい物も簡単に持ち上げる事だってできるようになりますよ」

 そう言って、シエナは実際に魔力の鎧を薄く、そして硬く変化させた。

 ルクスのように生まれつき魔力の視える者か、ある程度魔法を自在に使えるようになって他人に流れる魔力を視れるレベルの者でないと、ただの小さな少女の細い腕にしか見えない。


「…これを、俺が…使ってた…?」

 ルクスは信じられないと言った感じでシエナの魔法を眺めている。

「はい。ルクスさんのは先ほど見せた具合でしたけどね。ちなみに体の内側…主に筋肉にこの魔法を纏わせる事ができれば、筋肉の補助の役割を果たして、爆発的な力を得る事ができますよ。…おかしいなぁ?テスタさんも使ってたし、ティレルさんもケイトさんも…他の街の方々も毎日この魔法使ってるの見かけるんですけどねぇ」

 あまりにルクスが魔法を使ってると信じられない風であったシエナは、日頃から街に住む全ての人々が同じ身体強化の魔法を使って暮らしている事を話す。


「皆も同じように効率の悪い使い方してるから、なんでだろ~?って思ってたのですが…もしかすると無意識に使用してるのかもしれないですね。魔法が使えないって言ってた人達も皆使ってる魔法でしたし。私もたまに無意識に使ってますし」

 シエナにとって効率の悪い使い方と思っても、それが本人には一番効率の良い使い方なのかもしれないと思い、シエナは今まで誰にも口出しをしてこなかった。

 唯一、シエナが魔法の使い方で口出しをしているのはアルバのみである。


「テスタさんやティレルさんは強化魔法を、インパクトの瞬間だけ爆発的に増やしたり、必要な部分にだけ集めててそこそこ良い使い方をしていますよね。それでも、やはり体の外側だけってのが勿体ないって思ってたのですが…やっぱりあれも無意識なのかな?使いこなしたらもっと強くなれそうです」

「そうなのか!?…待てよ、じゃあ、この魔法を俺が使いこなせるようになれば…?」

「今の何十倍にも強くなるでしょうね」

 その言葉に、ルクスは目を見開いて驚く。


「私もこの魔法があるからこそ、冒険に出かけられるんですよねぇ。強化魔法抜きだったら…う~ん…重い…っ!」

 シエナはキョロキョロと辺りを見渡して、トレーニングように使われている石のダンベルを持ち上げる。

 その石のダンベルの重さは5キログラム程度なのであるが、身体強化の魔法抜きのシエナにとってはかなりの重さに感じる。


「まあ、これくらいならまだ持ち上げられますね。ちょっとキツイですけど」

 それでも、5キログラムで重いと感じていたらとてもじゃないが冒険なんてできないだろう。

「でも、魔法で筋力を強化すれば…ほら、この通り」

 そう言って、シエナは何やら重そうな物がごちゃごちゃと入った木箱を軽々しく持ち上げてみせた。


「お、俺にもその魔法って使いこなす事できるかな?」

「できると思いますよ。無意識でも使ってるんですし、それを意識して自在にコントロールできれば」

 シエナの言葉にルクスは嬉しそうな表情をした。


「是非、使い方のコツとかを教えてくれ!」

 ルクスは頭を下げてシエナにお願いをする。シエナは快く「いいですよ」と答えると、「でも、今日は魔力も減ってますし、疲れてるでしょうから明日にしましょう」と言うのであった。


 ルクスは拳を握りしめて喜ぶ。

 いくら訓練しても中々上達できずにいて、半ば諦めかけていたのだが、ここにきて一気に強くなれるかもしれない期待が高まった。

 しかも、自分が好きなシエナがそれを教えてくれる。ルクスのやる気は今までにないくらいに高まるのであった。


「さ、お風呂に入って汗を流しましょう。そのままだと風邪をひいてしまいますよ?」

 そう言って、シエナはルクスの持つタオルを取り、ルクスの体を拭きはじめる。

 ルクスは「風邪ってなんだ?」と疑問に思いながらも、急にシエナが自分の体を拭きはじめた事に嬉しさと恥ずかしさで顔を真っ赤にした。


 ルクスの汗を拭いているシエナは、ふと漂ってきたルクスの汗の匂いについクラッときてしまう。

 決して臭いわけではない、しかし少し男臭い汗の匂い。

 シエナは思わずルクスの胸に顔を埋め、その匂いを嗅ぎ始めた。


「え!?ちょ、シエナ!?」

 突然のシエナの行動にルクスは驚く。

「良い匂い…ちょっと興奮しちゃいますね」

 すんすんと鼻でルクスの匂いを嗅ぐシエナは、頬を染めて瞳を潤ませる。


「あの…シエナ…恥ずかしいんだけど…」

「昨日、私の髪の毛の匂い嗅いでたじゃないですか。おあいこです」

 そう言って、有無を言わさずにシエナは5分程ルクスの汗の匂いを嗅ぐのであった。




 それから数十分の時間が経過し、シエナは館の風呂を使わせてもらうべく風呂場の方へ向かっていた。

 ルクスが使用して、お湯を張り変えた後である。


 シエナの傍らにはメイドが2人付き添っていた。

「へぇ、ここってお風呂が4つもあるんですね」

「はい、でも余程の事がない限りは全部使用することはないですけど」


 メイドと雑談しながらシエナは風呂場へと到着する。

 着替えはテスタが用意してくれているので、シエナは持参の入浴用品などを持ってきていた。


「それでは、失礼します」

 そう言って、メイドの1人がシエナの衣服に手を掛ける。

「え!?いや、1人で大丈夫ですよ!」

 しかし、メイドは手を止めずにシエナの衣服を脱がしにかかる。

 着替えの時もそうだったが、やはりやらないと気が済まないのだろう、と、シエナはしょうがなくそのまま任せる事にする。


「あら?」

 シエナが着ていたのは、貰い物のワンピースなのでそれを脱ぐだけで肌着と下着が露わになる。

 そして、メイドはシエナの着用している下着を見て「なんだろう、これは?」と言った感じで声を出して首を傾げた。


「あ、パンツは流石に自分で脱ぎますので…」

「パンツ?」

 とりあえず、シエナの肌着を脱がせたメイドは、シエナのパンツを凝視しながら疑問の声をあげる。


「はい、私の穿いているこれです」

 そう言って、シエナは自分の穿いている白い紐パンを指差した。

 デリケートゾーンを覆い隠せる程度の大きさの布に紐を付け、両サイドで結んでいるだけのパンツではあるが、全く何もないよりはマシである。

 そして、見るだけでそれがどんな用途で、どのようにして使うのかは簡単に理解できた為、メイドはシエナが自分で脱ぐと言っていたにも関わらずに紐に手を伸ばして蝶々結びをしていた紐を引っ張った。


 するりとパンツの紐はほどけ、ただの紐付きの布きれと化したパンツはパサリと床に落ちてシエナはあっという間に全裸になる。

 びっくりしたシエナは慌ててデリケートゾーンを手で覆い隠し、メイドに向かって「自分で脱ぐって言ったじゃないですか!」と顔を少し赤くして怒った。


「全くもう…」

 ぷんぷんと怒りながら、シエナは持ってきていた入浴用品を手に持つと風呂場の中へと入ろうとする。

「…なんで、ついてくるんですか?」

 風呂場に足を踏み入れたところで、シエナの後ろに張り付くように2人のメイドがついてきていた。


「なんで、と言われましても…」

「お風呂の使い方の説明もありますし、お背中なども流させていただきますし…」

 2人のメイドは顔を見合わせてそれが当然のように語る。


「お風呂の使い方はわかります。体も自分で洗うので平気です」

 シエナの言葉にメイド達は驚く。平民が何故風呂の使い方を知っているのか、と。

「私、宿屋を経営してるのですが、その宿屋にはそこそこ大きなお風呂を用意してるのですよ」

 そう言って、シエナはチラリと館の風呂場を見る。


 8畳ほどの広さの石造りの部屋の真ん中に、ベッドほどの大きさの青銅の浴槽が置かれている。

 お湯を別の場所で焚き、それを持ってきて浴槽にお湯を張っているようであり、木で作られた椅子や桶の他には特に何も置かれていない。


(…私の宿のお風呂の方が設備が整ってますね)

 特に、浴槽が檜で出来ている宿屋シエナは、普通に考えればかなり贅沢な風呂である。


 メイド達が驚きで声が出ない間に、シエナは浴槽内のお湯に手を入れて温度を確かめる。

 そして桶でお湯を掬って自身の体にお湯を掛けると、メイド達が慌てて「私達が掛けますので!」とやってきた。


(う~ん…まあ、いっか…)

 しょっちゅうシャルロットがシエナの体を洗いたがるので、他人に体を洗ってもらうのは慣れっこである。

 ここまでついてきてしまったものはしょうがないという事で、シエナはメイド達にそのまま体を洗うのを手伝ってもらうことにするのであった。



「あ、ちょっとストップです」

 頭にお湯をかぶせられそうになったところで、シエナはメイドに待ったをかけた。

「すいません。お湯をかけるのはちょっと待ってもらって良いですか?」

 シエナの言葉に、メイド達は顔を合わせて「?」となるが、とりあえず言う事を聞いておこう、とシエナの指示通りに行動を始める事にした。


 シエナは、入浴用品の中から櫛を取り出して、まずは毛先から入念にブラッシングをする。

 ブラッシングをする前からシエナの髪はサラサラであったが、髪を洗う前の汚れ落としは絶対に外せられない。


 そして、ブラッシングが終わると、メイドに少しずつお湯をかけてもらいながら、同じように櫛で髪を梳きながら素洗いを始めた。

「これって何の意味があるの?」

 メイドの1人がシエナに質問をする。

「ん?ホコリや汚れを落とす意味がありますよ。これをするとしないとじゃかなりの差が出ます。洗髪剤がなくても、これだけで8割近くの汚れが落ちますし」

 シエナの答えにメイド達は驚いた。

 たったこれだけの事でそんなに差が出るものなのかと。


「たかが素洗い、されど素洗い。です。特に髪の長い人は絶対にやった方が良いです」

 そう言って、シエナは素洗いを終える。

 メイド達は、シエナのサラサラの髪の秘密も知りたいと思っていたので、とにかくシエナの指示に従い、その洗い方を覚えるべく集中し始めた。


 シエナは洗髪剤を手の平でなじませて泡立てていく。

 ある程度泡立ったら、それを髪の毛につけていき、頭皮全体をマッサージするようにして洗い始めた。

(へぇ、いきなり髪の毛に洗髪剤をつけるんじゃなくて、手で泡立ててから使うのか。そっか、これなら髪の毛で泡立てようとしないから、その分髪が傷まなくて済むんだね)

 シエナの動きを分析しつつ、メイドは次の指示を待つ。


 頭皮のマッサージが済むと、今度は毛先に泡を付けるようにしてシエナは髪を洗う。

 この時、ゴシゴシとは洗わずにただ馴染ませるようにして洗っているのをメイドは見逃さなかった。


「じゃあ、すいません。洗髪剤が残らないようにしっかりと流してもらって良いでしょうか」

 泡が目に入りそうになり、シエナは目を瞑ったままメイドにお湯をかけてもらうようにお願いをする。

 メイドは「はい」と返事をすると、シエナの指示通りに何度もお湯をかけて洗髪剤を洗い流した。


 洗髪剤を洗い流したシエナは、タオルを取り出して、できる限り髪についた水気をきり、それを終えるとトリートメントを『てもてー』するようにして髪に馴染ませていく。

 髪全体にトリートメントを馴染ませたシエナは、そのまま頭にタオルを巻くと浴槽へと入った。


「あれ?流さないんですか?」

「流しますよ。ただ、トリートメントは髪の内側からダメージケアするものなので、浸透するまで少しだけ放置です」

 そう言って、シエナは髪の毛が浴槽に浸からないように気をつけながら半身浴をしていた。


 10分程経過したところで、シエナは浴槽から出て、洗髪剤の時と違ってトリートメントした髪をサッと流す程度にお湯を掛けてもらう。

 その後は、肌を傷つけない程度にヘチマのスポンジで優しく体を洗い、再度頭にタオルを巻いて今度は15分程浴槽に浸かっていた。


 本当はもう少しだけ入浴していたかったが、お湯の温度がだいぶ冷めてきてしまった為、シエナは浴槽から上がる。

 風呂場から出る前に頭に巻いていたタオルで体の水気をきり、用意されていたバスタオルでしっかりと体を拭いてもらったシエナは、入浴用品の中からドライヤーを取り出した。


「なんですか?それは?」

「これですか?ドライヤーという髪の毛を乾かす道具です」

 ちなみに、このドライヤーは5台目である。

 1台目は宿屋シエナの従業員が共有して使えるようにして置いていて、2台目から4台目は、大浴場を利用しにきたお客様用として置いている。

 男湯に1台、女湯に2台であり、盗難防止の為にそれなりに頑丈で細い鎖で化粧台と繋いでいる。


 シエナはドライヤーの温風スイッチを入れ、髪の根元から乾かし始めた。

 根元が乾くと、毛先に向かって風を当てていき、その乾かし方は1点に集中するのではなく、散らすようにして風を当てていた。


 完全に乾きそうになる直前に、シエナは温風スイッチから冷風スイッチに切り替え、髪全体に冷たい風を当てていき、櫛でブラッシングをし始める。

 温風で温まった髪はキューティクルが開いてしまっている状態である。

 しかし、冷風を当てる事により、キューティクルが引き締まるので、ツヤツヤでサラサラな髪が出来上がるのであった。



「さっきの覚えた?」

「うん、ばっちり。皆にも教えなきゃ」

「あのドライヤーって道具はどこで手に入れるんだろうね?風が出る道具なんて初めて見たよ」

 シエナに付き添っていたメイド2人は、シエナの髪の洗い方やケアの仕方をしっかりと覚え、他のメイド達にも広めていく。

 そして、それは当然主人であるテスタの耳にも入る事となり、テスタは他の貴族の婦人達にそれを広めていく。


 こうして、シエナの知らないところで、いつの間にか正しい髪の毛の洗い方が広まっていくのであった。

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