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カタる傍  作者: 金艮
11/23

火葬業者

 やはり遺体を燃やすのは慣れない。


 ご存知の通り、人は燃やされると動いたり、声(というより音)を発する。熱によって筋や腱などが収縮するため、また温度が急上昇することで体に残った空気が放出するためだ。当然、生き返っているわけではないと理解している。しかし毎日のように、もがき苦しみ断末魔の叫びを上げているような姿をみると、ストレスも溜まるし食欲も失せる。こういう役目も世の中に必要だということはわかっているのだが、慣れないものはしかたがない。やっぱり向いていないのかもしれないな。同族も決して多くはないし、生きるためにもやめるわけにはいかないのだが。


 金属製の長い棒で、動きはじめた遺体の姿勢を正す。この行為もなかなか精神にくる。炎の恐ろしさ、焼死というものの凄絶さを物語っているようだ。あとどれくらいこんな日々を繰り返さなければならないのだろうか。こみ上げてくるものを我慢して、たった今焼き上がった肉を口に押し込む。


 はぁ、どうしてこうなったのか。





主人公は肉を焼くことが苦手なようです。

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