裏話
作者の以下同文と申します。
まずは作品を読んでくださったことに対して感謝させてください。
ここまで読んでくださりありがとうございます!
この作品は夏のホラー2023(帰り道)に参加すべく執筆した作品です。
ここでは、感想と共に本編で書けなかった設定について言及させていただきます。
初めて執筆するにあたり、動画投稿サイトなどで一時期流行っていたバックルームを題材に帰り道を探す話を書きたいと考え色々構想練っていました。
予定では8月14日から10話くらいを1日に1投稿して最終日までに間に合えばいいなと考えていましたが思っていた以上に自分の書く速度が遅く、全然間に合っていませんでした……白目
その結果、当初書きたかった話や設定を泣く泣くカットしたり、推敲が十分にできず話の流れや描写的がちぐはぐになってしまったと思います。
(ホラーなのに何で戦闘があるんだよなどについては単純な作者の実力不足ゆえアビスの底よりも深く謝罪します)
また本作はTRPGっぽい感じにしたくて、登場人物は1人のため、NPCである風太視点は入れてませんでした。
ただ、小説としてみるなら別視点あった方が面白いと思うのでどこかのタイミングで加筆したいですね。
初めての投稿かつスケジュール的にもギリギリだったので完成までは一旦感想欄を閉じさせていただいてたにも関わらず、見てくださる方がいて本当に感謝してもしたりなかったです。
素人である自分が完結まで持っていけたのはひとえに読んでくださった読者の皆様と執筆中に無限に聞いていた聞いていたしゃろうさんのフリーBGM「神隠しの真相」のおかげです。
改めまして皆さん、探索者である主人公たちの物語を見てくださって本当にありがとうございました。
感想としては以上となります。
ここからは説明ができなかった設定について少し話をさせていただきます。
世界観については、先述した通り、バックルームと呼ばれるミームの舞台を改変して作った話となります。
自分がバックルームを知った時には色々派生した世界観ができており、バックルームの不気味で不安を煽る様な世界観を探索していく話は結構面白いのではないかと考えて今回商店街という舞台に決めました。
(何故商店街だったかは好みです!)
次にそもそもなぜ主人公たちが落ちてきたのかについてですが、バックルームの設定に合わせる形で誰でもよく、たまたま落ちてきた人間が主人公たちだったということになります。
世界観自体はバックルームと同じ様に無限に広がる階層をひたすらに探索することになっているので、実は主人公たちのいたエリアから遠く離れた場所に他にも探索者がいたかもしれません。
詰みポイントなどもあったので説明させてください。
いくつかあったのですが、ざっと洗い出すと以下の点になります。
・始めに見つけた扉を閉めなかったら
・商店街で見つけた食品を摂取していたら
・時間が進み始めた後19時を超えていたら
・HELLの扉に入っていたら
・夜が来る前にWAY HOMEの扉を潜っていたら
主人公たちも気にしていましたが商店街の食べ物を食べていたら化け物への変化が確定となり、帰りの扉が潜れなくなっている設定でした。
(よくある黄泉戸喫の設定を都合いいところだけ真似ています)
また、最終的に商店街自体には針金の様な生物しかいませんでしたが始めに見つけた扉とかにいた生物も詰みポイントではありました。
扉の向こうから現れたのはラト⚪︎ーと呼ばれる残酷非道な敵モブです。
設定や話は検索すれば動画で見れるのと面白いので是非見てみてください!
普段は別の階層にいてあまり探索者に無関心な敵なのですが、その場に攻撃対象である生物がいなければ襲いかかってくる設定なのであの時主人公が扉を閉めていなければ襲われていました。
(その場合階層にいる今回の敵も⚪︎トラーによって蹂躙されていましたが……)
後は書けていなかった設定について説明させてください。
書けていなかったもしくは回収しきれなかった設定としては、以下になります。
・商店街の看板
・噴水の水
・主人公が最後に敵の声を理解した理由
今回の舞台である商店街はあくまで商店街風の階層というだけなので看板が何も書かれていない空白の状態でした。
ただ、夜時間が訪れると少しずつ文字が浮き上がってきてタイムリミットの時間が近づくのと比例して看板の文字がはっきり表示されるようになっていました。
(使い所はありませんでした……orz)
また、主人公たちが飲んでいた噴水の水は商店街で見つけた食べ物とは異なりアーモンドウォーターと呼ばれる回復薬が流れていたので飲んでも平気でした。
ほんのり甘く、回復薬だったため風太の怪我の治りが異常に早かったという設定となります。
主人公たちにとってはゲームのセーフティエリアのような場所でした。
主人公が最後に敵の言葉が理解できたのは単純に化け物への変化が進んだからでしたー。
短くはありましたが以上が裏話となります。
少しでもこの小説が皆さんを楽しませることができたなら幸いです。