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憧れのゆで卵

作者: 有桜 悠生

初投稿になります。

どうぞよろしくお願いいたします。

 喫茶店のモーニングが好きだ。

 コーヒーとトースト。

 たくさんのモーニングを体験したわけではないけれど、基本はこの2つ。

 お店によって卵やサラダが付く。

 卵もスクランブルだったりオムレツだったりとお店によって違う。

 私の好きなモーニングは

 コーヒー(酸味と渋味が少ないお店のブレンド)

 トースト(バターやマーガリンが塗られているもの)

 そしてゆで卵

 コーヒーを一口飲み、トーストをかじる。

 ゆで卵は底をカツンと角に当てて

 指でできるだけ殻を取れるように集中する。


 このゆで卵を剝く作業が好き。


 堅い殻がするっと外れて中からつるっとした白身が現れる。

 そして全ての殻を取り除いたあとの白身の輝きは、達成感を倍増させてくれる。


 5秒ほど達成感に浸った後、塩をさっと振りかけて

 

 ぱくり


 口の中でつるつるの白身が歯に当たってどんどん小さくなり消えてく。

 なくなったらトーストやコーヒーで口の味を変えて、また残りを口に入れる。


 喫茶店ならではのメニュー。


 私は家ではほとんどゆで卵を作って食べることがない。


 理由は簡単

 キレイに殻が向けないゆで卵しかできないのだ。


 結婚して10年以上、大体月1度くらい作るようにしているけれど

 殻がつるんと剝けない。


 傷のつきまくった白身を卵切機で細かくしてマヨネーズと和えてサンドウィッチにする。

 おいしいんだけれど、なんか違う。


 色々と簡単にできるよ!というゆで卵レシピを見てもなかなか喫茶店のたまごのようにはできない。


 還暦を迎えるまえには喫茶店で食べるあの憧れのたまごを自分でつくれるようになりたい。



お読みいただき、ありがとうございました^^

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― 新着の感想 ―
[一言] ゆで卵への愛情を感じます...。(笑) いつか御自分で納得のいく「憧れのゆで卵」が作れるようになるとよいですね。
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