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ArmorsWar ”機甲師団の戦い”  作者: わたもてぃ
6/13

6:BARデイビス

敵襲の迎撃に成功した宮道達はアイラの誘いで酒場に行った。そこの店主はある秘密を持っていた。そしてこの敵襲によって世界が動き出す。


登場人物

宮道光:Age27 階級:伍長     アリア・レイス:Age25 階級:軍曹

アイラ・バトラー:Age23 階級:伍長     リエナ・ハイラ:Age22 研究所 所長

ルーク・レイス:Age45 階級:司令官

夜の11時30分、宿舎の在宅票をレイト内に切り替えてアイラ、アリアと一緒に夜のレイト内を歩きながら”酒場”を探して歩きまわっている。もうすぐ12時になるというのにレイト内はまだまだ賑わっており、あちこちの飲食店からは日頃の訓練の話やプライベートの話が店内から漏れ出ている。そんな中俺たちはレイト13番街を歩いていた。


アイラ「この13番街は通称”酒場通り”その名の通り酒場が密集する地区だが表路地の店は名が知れてる酒しか置いていない。おおっと、こっちだ。」


 13番街に入って13番目の左側の路地に入っていく。明るかった表路地から一気に薄暗さが増すが、ネオンの光が奥の方で輝いている。ネオンの光は看板で「VAR Davis」と書かれてあった。


 古めかしい木製のドアを開けると心地よいドアチャイムが鳴り響く。アイラがカウンターに向かって歩いていくその姿を客は横目で見ている。アイラの視線の先には札が置かれたカウンター席がある。その札の両脇は1席ずつ開けてある。どうやらアイラは常連のようだ。


アイラ「どうもマスター。とりあえずいつもの1つ。」

???「アイラちゃん。めずらしいじゃない?あなたが客連れてくるなんて。いつも一人でしか現れないのに。」


アイラ「おっと、紹介し忘れた。セリア・リグノースだ。」

セリア「紹介くらいは自分でさせてよーアイラちゃん。私がここのVAR Divisのマスターのセリアです。よろしくね。」


宮道「俺は宮道光です。よろしく」

アリア「アリア・レイスです。よろしく頼む。」


アイラ「そういえば何か頼まないかい?私がおごろう。もともと私が連れてこようと思っていたからな。」

宮道「いいのか?アイラ」

アリア「ではお言葉に甘えて。」


俺はビールでアリアはレモンチューハイを頼んだ。俺が頼んだビールは何か懐かしさを感じる味だった。頼んだ酒を片手に日頃の出来事についてのんびりと話した。戦車をリエナに作成してもらったことやアリアとの出会い等。

アイラとアリアが他の席の人たちの所に行ってる間、セリアと二人で話しているとき、何気なく俺が転生者だってことを話した瞬間、セリアの顔が変わった。


セリア「宮道くん。君、転生者かい?」

宮道「ああ、そうだ。元の世界で亡くなった後、謎の空間で神らしき人と出会ってここに来た。」

セリア「その時に何か能力を授からなかったかい?」

宮道「ちょっとまて?なぜその事を知ってるんだ?」

セリア「実は私も転生者なんだ。」

宮道「まて?いま転生者といわなかったか?いつ落ちてきた?そして何処出身だい?」

セリア「私が落ちてきたのは4年前さ。そして出身は日本だ。」

宮道「マジか!もう日本人には会えないと思ったのに…会えてよかったよ。」

セリア「話を戻すが、渡された能力ってなんだい?私はテレパシーと探知能力なんだが。」

宮道「俺はテレパシーとテレポートだ。」

セリア「テレポートか!面白い物を渡されたんだね!でも、テレパシーなら持ってる人同士で通じ会えるのかな?」

宮道「おそらく。でも問題はどうやってつかえるのか…。」

セリア「私も使い方が分からないんだよね。」

アイラ「セリア―!チューハイ1つ!あとアリアに同じ奴!」

セリア「はいはーい!ちょっと待っててねー!そうだ、その話またあとで聞かせてよ。みやみっちゃん!」

宮道「またよろしく、マスター。ビール追加で!」

セリア「はいはい!飲みすぎて宿舎までで潰れないでね!」

宮道「おう。」


 アイラとアリアに先に戻っとくことを伝え、宿舎への坂を歩いていると酒場通りの光が輝いていた。その輝きを見て転生前の景色が頭に浮かんだ。だがこの景色を見ているからこそ今を生きてると感じている。


 翌日、車両試験結果報告書を指令部に提出している時、ルーク司令官から呼び出しがきた。何かやったかな?と思い司令官の机の前で敬礼した。


ルーク「そういえば宿舎で宮道の部屋にアリアとアイラが入って同居してると聞いたのだが怪しいことはしてないだろうね?」

宮道「いえ、怪しいことは全くしていません。ですが私は特に嫌味も感じてませんよ。」

ルーク「それならよいのだが、あとこれが車両結果報告書か?なかなかいい結果出てるじゃないか。この車両ならわが軍にも正式採用できそうだ。」

宮道「あとその時、急に敵襲が来たのでその時の戦闘結果です。」

ルーク「ほう。ではその結果の報告をしてもらおうか。」

宮道「前日の試験終了後に敵襲の警告を受け急遽その場にあった試験車両にて戦闘を行いました。最前線で偵察を行っていた所、敵は新型4両を含める10両編成で攻めてきました。我々は進行を止めるため砲兵隊を使用、新型以外の車両を砲撃で仕留め、残りは私たちの車両のみで撃破しました。敵車両ですが、以前からバラザードが使用しているVZT-1NMが6両とVZtypeGという車両が4両の編成でした。」


ルーク「VZT-1NMは以前から存在を知ってるのだが、VZtypeGは初耳だな。」

宮道「新型ということは敵に動きがあるということでしょうか。」

ルーク「おそらくだが事前偵察をしに来たのだろう。そうだとしたら少し胸騒ぎがするな…。よし。4日後に敵の上陸拠点の偵察に行ってくれ。もしかしたらそこで車両を生産してる可能性がある。」

宮道「了解しました。」


ルーク「頼むぞ。」




ルーク「…ああ、リエナか。ルークだ。至急第4、第5工場にこれから渡す資料にのっている戦車の生産を言い渡したい。…ああ。150両だ。…ああ、急ぎめで頼むよ。」










 VZT-1NM:バラザードタイプ-1型ノーマルモデル。名称の通りバラザードが使用している基本戦車。基本スペックは重量70t、エンジン出力2000馬力、使用エンジンは不明、車体装甲厚全周200mm、砲塔装甲厚全周230mm、使用火器は120mmレールガン、7.62mm車載機銃、7.62mm同軸機銃を搭載。見た目はTIGER1にそっくりである。

 VZtypeG:バラザードグレートタイプ。新たにバラザードが生産したであろう新型戦車。性能及び装甲値は現在調査中、使用火器も不明。見た目はT-55にそっくりだということだけは分かる。





筆者のわたもてぃです。今回は私の都合でいろいろと遅れてしまいました。これからも忙しい日々がありますが、出来る限り遅れないように頑張りたいと思っています。これからもよろしくお願いします。

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