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お母さんは冬の女王様  作者: けら たろ
ー雪たんの日常と現在ー
13/27

雪たんのお父さん

説明回です

場面は変わり遠征中のパーティーは・・・


「で、ムラムラ、アビス種の討伐っていうが今回はどんなモンスターなんだ?」


ピンポン


「うむ、それは私も気になっていた、アビス種、別名深淵種、深淵にて闇を喰らいし者、下位はミミズから上位は竜種まで、条件さえ合えば魔王さえも発生するらしいな、くくく、ここで私も闇を喰らい憎き父に復讐する力を蓄えようぞ・・・くはははははははっ」


ピンポン


「憎き父って、たまに帰っておこづかいもらったりしてるくせに、この前も一緒に温泉行ってたじゃん、えーと、今回の目標討伐種は・・・げっ・・・」


ピンポン


「ん?どした?そんなにエグい種族なのか?竜種位だったらなんともなるぞ」


ピンポン


「・・・・ブレイバー・・」


「・・・・・おぅふ・・・」


ピンポン


「ん?ブレイバーとは父である神がこの地を救済するために呼び出したる者ではないのか?それが討伐の対象になるのか?ん?いやいや待て待て、なるほどな、この地の者達もなかなかやるではないか、わかるぞ、これは秘密裏に神が呼び出したるブレイバーを抹殺し着々と反逆の力を蓄えているのだな、ふふふっ良いだろうっ!力になろうではないかっ!」


ブッブー


「黙れ駄目試作天使、秘密でもなんでもねーし、ブレイバーはいなくちゃ困るんだよ、神様が聞いててブレイバー来なくなったらどうすんだ?大体ブレイバー倒して力を蓄えるってなんなんだよ、ブレイバーは倒しても経験値もらえないんだぞ、それにブレイバーは召喚された時点ではめちゃくちゃ弱いんだ、それを俺たちが育てて戦力にしてるんだよ」


「そうなのよねーもし経験値美味しいです、なんてなったら湧き場にみんな集まってタコ殴り、なんて事も考えられるしね、はぁ、ブレイバーの討伐っていうのはしょうがないのよ」


「わ、湧き場・・・うーむ、意味がわからん、なぜ経験値ももらえず育てなければゴミあくたのブレイバーが討伐対象になるのだ?わけわかめ」


「・・・ユニークスキルよ、ブレイバーは神様から個人に適応した唯一無二のスキルを貰えるの、最初は使い方がよく分からないスキルでも育つと洒落にならなくなるスキルもあるのよ、例えばユニークスキルの鑑定とかね」


「あーあれはなーえげつないよなー」


「うん、でね、まだ鑑定レベルなら私たちでも対応出来るからいいんだけどね、はしっこいブレイバーは神様の作った制限の抜け穴を見つけてありえないユニークスキルを取得する人もいるの、そんな人達は大体修行だーなんて言って深淵の谷間とか時限回廊にレベル1で放り込まれて死んじゃうか生き残っても出てこられずに餓死するんだけどね」


「うわぁ、そっちのほうがえげつないですねー、あっ、うむ、地の者もなかなかやるではないかはははははっ」


「・・・でね、今回のブレイバーなんだけど討伐じゃなくて回収なのよ」


「回収?」


ピンポーン




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