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お母さんは冬の女王様  作者: けら たろ
ー雪たんの日常と現在ー
11/27

雪たんの休日

ほのぼの回?


ある日のこと、クランプたち「スノーエンジェルダディ」のパーティーはとある場所に討伐の遠征に行っている

危険なアビス種討伐のため雪たんはお留守番だ、雪たんと離れるのが嫌なクランプは相当に駄々を捏ねたが雪たんの


「お土産なんだろ~わーい♪楽しみ~♪」


の一言で


「五秒で終わらすぞ!」


と、息巻いて討伐に向かった。


そんな冬真っ盛りの中のうららかな午後の出来事


「ぽかぽっか~お馬のお足はぱっかぱか~♪」


「ブモウ」


「冬真っ盛りなのにぽかぽっか~♪」


「ブモウ」


「異常気象とかいうけれど~♪」


「ブモウ」


「氷河期到来というけれど~♪」


「ブモウ」


「雪には意味がわかんない~♪」


「ブモブモウ」


雪たんは護衛兼ペットのひまわりのひーちゃんと

うららかな午後のお散歩をしていた。


民家の周りをうろうろしたり小川の川辺でうろうろしたり、宛もなくなんとなくうろうろ散歩をし小麦畑に差し掛かったとき、ある魔物を見つける


「あー!マドハンドだー!」


小麦畑の茂みの中からこちらを覗くように人の腕のような魔物、マドハンドが見える、比較的おとなしくエサさえちゃんと与えていれば家事なども手伝ってくれる奥さまたちご推奨のペット魔物だ

弱っているようだがまだ若い個体のようではだ艶は張りがあり人の年齢で言えば14~15歳くらいだろう


「わーっ!わーっ!マドハンドー!」


マドハンドに近付いてしゃがんでツンツンしなが雪たんは大興奮だ


「ブモウ」


そんな雪たんの横でひまわりのひーちゃんは蔦をユラユラ揺らしている


「あ、そっか、ペット枠はひーちゃんがもういるねー」


雪たんはそう言うとポケットの中からクッキーを素のまま出す


「これねー料理ちょーがくれたクッキーだよ~♪」


にこにこしながらマドハンドの手をわきわきさせてそのクッキーを無理やり握らせる


「ごめんね~連れてけないんだーそれ食べて元気出してねー♪またねー」


そう言ってローブの裾をパンパン払って立ち上がると住まいの宿屋の方へ歩き出した


「ま、まって・・・た、助け、て・・・」


雪たんが振り向くとマドハンドに渡したクッキーはなくなっており小刻みにピクピクと動くマドハンドがいた。


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