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自然に帰ろう

作者: 川奈そら

海岸と並走する道路をレンタルで借りた古いスカイラインで東に進む。

水平線から出たばかりの太陽が、海全体を一瞬、黄金色に輝かせると、濃い海の色が青色に染まって行く。

出たばかりの太陽の光を受けて、みなもがキラキラと輝き始める。

まだ、日が出たばかりで対向車はいない。その美しい光景を独占することができた。

別に急ぐ旅ではない。目的のある旅でも、どこから来て、どこに行くのかも関係ない。

ただその光景を、自然の美しさを見ることができる事がありがたかった。

日常から解放された非日常。

コンクリートと四角い窓枠に収められた鉛色の空を見たとき、ここにいるべきでないと直観した。

心と体は、無意識に自然を求めている。

旅は始まったばかり、美し光景がその先にあることを期待して、アクセルをギュっと踏み込んだ。

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