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手紙  作者: 四辻 悠
2/5

貝取時雄から永山淳一へ

拝啓


ご無沙汰している。諏訪先生から話を聞いて筆を執った。

何やら幽霊を探しているそうじゃないか。


先生から聞いた名前には俺も記憶がない。

どのタイミングでその幽霊に会ったのか教えてくれないか?

少々興味が出てきてね。

永山の代わりに現地で情報を集めたいと思う。

記憶している事などを教えてくれると嬉しい。


しかし、学生時代にほとんど交流がなかった永山からこんな面白そうなネタが出てくるとは思わなかった。

まさか四十半ばを過ぎて学校の怪談とはね。


おっと、すまん。気を悪くしないでくれ。

永山も知っての通りこっちは何もない土地だからな。

駐在のおまわりは意外と時間があるんだよ。


聖ヶ丘にも声を掛けておいた。

やつは今、我らが母校の教頭だ。

何かいい情報をくれるかもしれん。


ともかく、まずは取っ掛かりがほしい。

返信を待っている。


敬具

十一月十一日

貝取 時雄


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