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005 ひななって、カエルと話し出来るんじゃね? って思うワケ!

「チロルちゃ~ん! どこ行ったのぉ~! 早く出てこないとご飯抜きですよぉ~?」


「るーちゃーん! でてこーいっ! しんだかー?」


「おい犬ーっ! ひななが困ってんだろー! どこだよマジでーっ! 出てこいよー!」


「あっ! カエル! ほいっ つかまえたー! おねーちゃん ぐれちゃん カエルつかまえたーっ!」


「ひなちゃ~ん、自由過ぎるのはいいけどぉ~家に持って帰っちゃだめよぉ~? 特に茶色くておっきいのはやめてねぇ~?」


「ひなな、カエル捕まえるのめっちゃ上手くない!? アタシ、3回は逃げられるぞ!?」


「ひな カエルつかまえるの るーちゃんと いっぱい いっぱい れんしうしたの だからね ひな カエルつかまえるの じょうずー! イシシシっ」


「うんうん、ひなな帰ったら手洗おうなー!?」


「あいっ! あとね ひなね ごーもんも れんしうしたっ!」


「は!? なんか、今すっげー不穏な単語聞こえた様な気がするんだけど、まなちゃん、今のソラミミだよね?」


「え~っと、多分ですね~、コーモンって言ったかなぁ~って、思うんですけどぉ~」


「まなちゃんの耳もかなりアレだなっ! ゴーモンね、ゴーモン! 意図的に間違ってたりしないよね!? ってかひななそんなのどこで覚えてきたの!? はっ! ……まさかっ! まなちゃん!?」


「……記憶にありませ~ん!」


「……まなちゃん?」


「……全く身に覚えがありませ~ん!」


「だいじょーぶ ひなに まかせろぉーっ! おいっ カエルっ るーちゃんどこやった!」


「ゲコ」


「なにっ! あっちか あっちなんだな! カエル よくやったっ! ほうびに ぶらぶらのけいだ!」


「ひなちゃ~ん、おね~ちゃんそれご褒美じゃないと思うのぉ~」


「とりあえず、足掴んでぶらぶら振り回すのやめような? ってかカエル喜んでねーか!?」


「おねーちゃん! ぐれちゃん! るーちゃん あっちだってー! いくぞーっ! ひなについてこーい」


「まなちゃん、アタシさ、もしかしたらひななって、ホントにカエルと話し出来るんじゃね? って思うワケ!」


「えぇ~っとですよ、精霊さんとはお話し出来ると思うんですけどぉ~、カエルとはさすがに~と思うんです~」


「ひな ほんとに カエルとはなし できるもんっ! みててっ! いい? みててねっ! おいっ カエル つぎどっちまがる おしえろ るーちゃんどこ」


「ゲコ」


「ほらっほらっ! まなちゃんマジだよ! 会話してるよっ!? ひななマジスゲーなっ! うりうりっ! ……ってカエル近づけんのやめて!?」


「それでひなちゃ~ん、チロルちゃんは~どこにいるのぉ~?」


「あいっ! おねーちゃんたいいん ぐれちゃんたいいん ちゃんと ひなたいちょーに ついてこい! こっちだ」


「……お、おーっ!」


「おいっ カエル! もういっていいぞ ありあと! ばいばいっ! またな!」


「ゲコ」


「ほら喋ってるってーーっ!!」



☆★☆★☆



「ひなちゃ~ん、ほんと~にこっちで合ってる~? あんまり先に行かないでねぇ~おね~ちゃんと手つなごぉ~?」


「あいっ! おねーちゃん てっ!」


「ひなちゃ~ん、おね~ちゃん反対の手がいいなぁ~? こっちの手はしぐれ先輩と繋いであげてぇ~?」


「あいっ! ぐれちゃん てっ!」


「お、アタシはこっちか! よしっ、ひなな手繋いでいこうなー、迷子なったら怖いもんなー! ……ってカエル掴んでた方じゃんっ!? ぐっちょぐちょっのぬるっぬるだしっ!?」


「あい じゃーみんなで うたいながら いきますっ! るーちゃんはー♫ どっこかなー♩ はーやーくー♪ でってきってねー♬ ごーはーんー♪ たっべちゃうよー♫ あいっ!」


「どこまでも自由だなっ!? るーちゃんはー♫ どっこかなー♩ はーやーくー♪ でってきってねー♬」


「うふふっ、た~のしぃですね~しぐれ先輩! ご~は~ん~♪ たっべちゃうよ~♫」


「うんっ! ひなも おねーちゃんも ぐれちゃんも みんないっしょ! すっごく たのしーっ!」


「「「るーちゃんはー♫ どっこかなー♩ はーやーくー♪ でってきってねー♬ ごーはーんー♪ たっべちゃうよー♫」」」


「おねーちゃん! おなかへってきたーっ! おうちかえろー?」


「確かに! いつの間にか夕方なってるしっ! 暗くなる前に帰ろうなー!」


「ひなちゃんは~今日は~何が食べたい~?」


「えーっとねー えーっと ひな からあげさんたべるーっ!」


「は~い、じゃあ熱々のおいし~の作ろうねぇ~」


「つくろうねー! ぐれちゃんも いっしょにたべるー からあげさーん」


「えっ、いいの!? 行く行くーっ! って、毎日まなちゃんちで晩飯食ってない? アタシ」


「楽しければぁ~いいと思いますぅ~私もしぐれ先輩と一緒だと~毎日が楽しいですぅ~」



☆★☆★☆



「あいっ! ぐれちゃんここ! ひなここ! おねーちゃんここ! はい イスー」


「サンキュー! ひななは今日も可愛いなー! って、ちょっと待てぇー? 一緒に手、洗いにいこーなーっ!」


「あいっ! ……あっ るーちゃんいた! おねーちゃん! るーちゃんいたー!」


「まなちゃーん! 犬、バケツの中に入ってんだけどー!? これ引っこ抜いていいのー?」


「えぇ~っ!? 引っこ抜いちゃってくださ~ぃ!」


「ひなな、一緒にひっこ抜くぞー、せーのっ!」


「アン」


「おねーちゃん! るーちゃん ひっこぬいたー!」


「は~い! からあげもできましたぁ~! チロルちゃんも~あんまり変なとこ~隠れないでね~?」


「ワン」


「犬、お前めっちゃ探したんだからなー? ひなな困らせたらダメだからなー?」


「ヲン」


「アタシだけ返事おかしくないっ!?」


「は~い、出来立てのからあげで~す! レモンと~マヨネーズと~ケチャップと~ソースと~、それとしぐれ先輩用のハチミツです~」


「あいっ! まよねーとー けちょっぷとー かけるー よしっ! らきますっ!」


「ケチャップな? アタシもイタダキまーすっ!」


「は~い、どうぞ召し上がれ~」


「熱゛っっっづぁっ!! めっちゃウマいケド! 熱゛っっぢぁっ!!」


「ぐれちゃん ひなのおいしーよー はい あーん」


「ちょっと待て! 絶対辛いからそれーっ! 絶対辛いやつーーっ!!」


「イシシシっ きょうも たのしーね! ねっ! おねーちゃん ぐれちゃん るーちゃん!」


「今日も楽しいねぇ~!」


「熱゛っっっづぁっ!!」

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