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【34】氷結の狼

そう言うと、アクアはユキにの氷武装を修復する為に魔力を送る!!!

僕はアクアに言われた通りにイフリートの攻撃をユキとアクアに当たらない様に防ぐ!


ユキの氷武装が復活するまでの時間を稼ぐ……


フェルはイフリートに噛み付くと、しがみ付き離れない!!!

なりふり構わずイフリートの注意をアクア達から逸らしてくれている。


僕は大きな攻撃に備え。

ライムを増殖させると四方が【ウォーターショット】を連射させると……

ライムの放つ! それはまるでマシンガンの様だった。


イフリートはフェルを剥がしたいが、それをライムの【ウォーターショット】が邪魔をしてガードの態勢を取らせる。


「準備が整いました!!!」


そう叫ぶ! アクアの声に振り向くと、氷武装を纏ったユキの姿が……


まだ体力を回復しきれていないユキは、最後の力を振り絞り! 足元に力を込めると、その周りが凍り付く……

ユキはその勢いのままイフリートに飛び掛かる!!!


フェルは、そのタイミングで離れるとユキとイフリートが、またぶつかり合う。


油断したイフリートの腹にぶつかると少しずつメリ込んで行き!


イフリートが咆哮を上げると……


「マスター! 一緒に【水渦巻(ウォータースパイラル)】を放って下さい!!!」


僕はアクアに言われたとうりにユキ目がけて【水魔法】を放つと!!!


水の勢いでユキの体が回転して行く!!!


すると、断末魔と共にユキがイフリートの体を貫いた!!!


そして、イフリートは灰となり消えていった。


地面に落ちたユキは、ピクリとも動かない!


心配になり近づき確認すると、意識は無いが息をしているので安心……僕はユキをダンジョンルームに転送する。 と


「本当に倒したんだよね?」


そう聞くと……アクアが


「はい、倒しました!」


そう喜んで、答えてくれた。


フェルは、疲れたのかヨロヨロと近づいて来るとその場にしゃがみ込む。


皆んなボロボロだが

アクアは、元気に走ってダンジョンコアを取りに行く!!!


「マスター! 見て下さい。

これが炎のダンジョンコアですよ!!!

真っ赤で、とても綺麗ですねー」


アクアは、元気だな〜! などと思っていると……


「では、私はダンジョンコアを持ち帰り融合します! さよなら〜♪」


そう言って消えていった。


すると、ダンジョンの地面が赤く輝き出し……

赤い光の粒が湧き上がってくる。


「あれ! これって?

僕達……ダンジョンから放り出される?」


フェルは寝転びながら

「……ぁぁ……そんな事をアクアが言っていた様な気がする……。」


僕は考えた……

ダンジョンを攻略した者、それが【泥棒】のスキルを持つ冒険者だとすると……

疑う者が現れて! また色々と言われる。

そう思うと……


「フェル……まだ走れる?」


「…………少しくらいなら……」


そして、光の粒が大きくなり僕達は眩い光に包まれる。


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