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【27】危機一髪

その日はライムに反応がありフェルと紅姫が、その付近に向かうと……


フェルだけが、急ぎ戻って来た!


話を聞くとモンスターの群れ(デスパレード)がこちらに向かっている。 

と、報告を受けた!


紅姫は1人で、食い止める為に戦っているみたいで足の速いフェルが報告に来てくれたらしい。


フェルは、その情報を伝えると……

急いで紅姫の元へと戻っていった。


僕はアルとユキも後を追わせると、サスケと共に橋職人の避難を始めた。


僕達の仕事は、彼らを守る事だ!!!

モンスターを倒すことより彼らの安全確保に尽力した。


そして、さすがフェル達! Aランクの魔物だ!


デスパレードに怯む事なくモンスター達の大群を次々と(ほふ)っていく……


それに付いて行く紅姫も、改めて凄いと思った。


しかし、数が多すぎる!!!


次から次へと進んで来るモンスターに、間に合わなくなってくるが……


その時には、人の避難は終わっていたのでフェル達を撤退させ! 合流すると、皆んなでその場を離れた。


きっと……

モンスター達によって橋は壊されてしまうと思うが、命あっての物……今回は仕方がない。


また作り直せばいい

そう思い先に避難していた職人達とサスケの元へと向かうと……


橋職人達と一緒にいたサスケが、焦りながらやって来ると!


若い職人の1人が橋を守る為! 橋に向かったと伝えられると……


その場が一瞬! 凍りつくと、僕達も急いで橋へと向かう。


緊急を要する為、僕はフェルに乗り! 紅姫はユキに乗って橋の元へと急ぐ!!!


移動中……フェルの速度は、物凄く早く!

フェルの体は炎の様に熱く熱気を放っていた。


橋に着くと、若い職人が余りのモンスターの数に驚き! 作り掛けの橋へと逃げると……

橋にモンスターが殺到して今にも落ちそうになっていた。


このままではマズイ! と思った。

僕はフェルから降りるとアルを呼ぶが……


アルは、まだ到着していなかった。


フェル、ユキ、紅姫は、これ以上モンスターが橋に向かわない様に食い止めてくれている。


しかし、アルの到着を待たずして橋が崩壊し始めていた。


次の瞬間、崩れ落ちる橋……


僕は咄嗟に谷に向かって思いっきり!!!

ジャンプをして飛び込んだ。


僕は若い職人を【粘糸】で掴むと……


もう一方の手から【粘糸】を崖の上へと伸ばす!!!


しかし、あとわずかに届かない……


僕と若い職人は、谷底へと落ちていく…………


が、次の瞬間! 伸ばした【粘糸】が

ピン! と張ると……


粘糸の先をアルが掴んでくれていた。


僕達はアルに引っ張り上げてもらうと、その場を離れ! 

その後、職人達と合流すると一緒に若い職人を怒った。


間一髪だったのである。

あと、一分一秒遅かったら間に合わなかった!!!


そんなギリギリの綱渡り……

しかし、結果全員無事で何より。


そして、僕達は壊れた橋の修復も手伝う事にした。

アルに運んでもらい壊れた橋を僕の【粘糸】で固定すると! 職人さん達が、もっと頑丈に補強する。


すると、初めよりも頑丈な良い橋になった。

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