表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42/182

【16】願い

「・・・」



「だから、だから……私…………ずっと、ずっと! 寂しかったのーーー!!!

だから、お願い! 逃げないで! 私を置いていかないでーーー!!!」


ダンジョンボスは、泣きながら必死に訴えかけて来る……


しかし、一体どうすれば? 良いのだろうか…………


悩んでいると!


アルが……


「あるじー……お腹すいたー!」


「ちょと……待っててねー! アル……」


すると、ダンジョンボスが……


「このモンスター達は、貴方の配下なのですか?」


僕は、収納袋(アイテムボックス)にしまっておいた。

お肉を取り出すとアルに食べさせながら答えた。


「……そうだけ…………ど……それが、どうしたの?

僕、テイマーのスキルも所有しているから……」


アルに、ご飯を食べさせながら淡々と答える。


すると……


「では、私のこともテイムしては頂けないでしょうか……?」


「・・・」


僕は、考えた……


ダンジョンボスは、果たしてテイム出来るのだろうか……………………。


「コイツは、強いし…… 

良いんじゃないか、主人!」


「ありがとうございます!」


食い気味で、喜ぶ! ダンジョンボス!!!


「いや……僕じゃ、テイム出来ないんじゃないかなぁ〜」


そう言うと、ダンジョンボスはあからさまに落ち込んでいた……


別に彼女を落ち込ませたい訳では、ない。


ただ……


この3匹の魔物も従わせる事が出来ない僕が……

ダンジョンボスをテイム!!!


果たして! 可能なのだろうか……


すると、ユキが……


「大丈夫だと思いますよ。」


「えっ! 僕なんかで、いけるの?」


「…………ええ……私達のマスターですし……

それに、彼女も仲間になりたがっているので

可能だと思います」


「そっか〜……

ユキが、そう言うなら。 やってみるよ!」


「お願いします!!!

何卒! わたくしを仲間にして下さい!」


そうして、僕はダンジョンボスをテイムする事に


彼女に軽く触れて……呪文を唱える。


「……テイム!!!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ