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【0.3】 天音

僕は……


お爺さんとお婆さんに、山の奥地へと連れて来られると……


地面へと降ろされた。


お爺さんもお婆さんも2人と忍者の格好に、身を包んでいる。


それが、何を意味するのか……?


お爺さんの右手は、僕に向けられて少しずつ光を帯びていっているのが分かった。


そして、お爺さんは淡々と説明してくれた。


僕は、お爺さんの言っている事を理解する。


そして、助けてくれたお爺さんとお婆さんを見る。


とても悲しそうな顔をしているのが、分かった。


そして、思い出す……


お爺さんとお婆さんの家に、連れて行かれた僕は……


そこで、お粥に似た料理を食べさせてもらった。


それは、お世辞にも美味しいとは言えない味ではあったが……


少し甘くて、久しぶりに食べる。

温かい料理は、とても暖かく……優しい味がした。


その時の優しいお婆さんとお爺さんの顔を思い出すと……


感謝の気持ちしか、湧いて来なかった。



「出来るだけ……苦しまぬ様にする」


僕は、感謝の気持ちを込めて……


『ありがとうございます』 そう呟く……


「・・・」



すると……お爺さんの動きは、止まり。


「お婆さん……何か聞こえたか?」


「……えぇ……聞こえました」


「・・・」


2人は、僕を見ると……


「お主の声か……?」


「赤ん坊は、話せませんよ!」


「なら、今の声は……」


「天の声でしようか?」


「……天の声…………。

では、この子は天の使い?」


「そうかも知れませんし……違うかも、知れません。

しかし、もうやめましょう。お爺さん……」


それからお爺さんは、僕を見ると黙って手を下ろした。


「ワシらは、何人もの人を殺めて来た……

その過去は、変えられぬ」


「しかし、これからは殺すのではなく生かす道を進みましょう。」


「ああ……それも良いかも知れんな…………」


そして、僕は今回も何とか助かると! 2人から名前をもらった。


天の声を聞いた! と言う事で【天音(アマネ)】とつけられた僕は、その後! 

このお爺さんとお婆さんに育てられる事になる。


次の日、2人は僕の事を村の皆んなに話し。

ある条件と引き換えに村に受けるれてもらえる事となった。


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