【0.9】 獣人族
僕は暗くなる前に獣人の村に着いた。
お爺ちゃんの地図は、見やすくて！
とても正確だった。
そして、門番の人に声をかけると……
いきなり剣を突き付けられた！
僕は両手を上げ！ 無抵抗をアピール！
そして、お爺さんの名前を伝えると……
1人の獣人が村に入り数分後！ 僕は村の中に入れてもらう事が出来た。
村に中に入ると……
獣人達は家に隠れてしまい。
家の中から僕を観察していた！
無理もない……
獣人族は人から奴隷狩りを受けている為。
警戒心が強いのだ！
獣人族の長である人の元に連れて行かれると、挨拶を済ませる。
そして、お爺さんの話を聞かされた。
何でも昔、この村をお爺さんが救ったとの事だ！
なので、僕の事は歓迎してくれているみたいでお世話になった。
お爺さんに恩返しが出来る！ と喜んでいた。
その後の僕は、村を案内され！ 数日間、この村にお世話になる事となった。
数日間も滞在すると村の人達とも仲良くなり。
いろんな事を教えてくれた！
狩りの仕方や特殊な武器！ 獣人族は鼻が効く事や遠吠えで連携をとる事も教えてくれた。
そして、僕は村の子供達とも仲良くなった。
年が近い為、良い遊び相手にされていた。
1番、仲良くなったのがミーナと言う白い耳の可愛らしい猫族の女の子。
凄く懐かれているがミーナの父親は、僕とミーナが仲良くするのを良くは思っていないみたいだった。
何でもミーナの父親は、妹を人に攫われたらしく人間を今だに恨んでいたのだ。
しかし、僕がそんな人間じゃないと思ってくれたのか……
今は、何も言わなくなった。
が……
ある日、ミーナが居なくなると……
血相を変えてミーナの父親は、僕に詰め寄って来た！
しかし、僕はその場に居たので誘拐ではないと他の人達が説得すると落ち着きを取り戻した。
そして、皆んなでミーナの捜索をする事になった。
村の男達は、誘拐を考え道沿いを捜索する事に……
僕は森の方を探すと伝えると！
「子供だけでは、森に近づくなと伝えてある。 賢いミーナは森には行かない！」
そう言われたが……
僕には心当たりがあった。
ミーナの弟が風邪を引いている為に、森に薬草をとりに行ったのではないかと考えた。
大人達は、そんなはずは無いと言い！
「子供達には1人で村から出るな！ そう言ってある」
そう言い。 誘拐を疑っているので、僕は
1人で森に向かう事にした。
僕は1人で森に向かいながら、なんか懐かしいと思った。
そう、実は自分もミーナと同じ位の歳の時にお婆さんの為に入ってはいけないと言われていた森に入った事があるのだ！
その時は、ガシュ達に助けられたが……
今度はミーナを僕が助ける番だ！ と
足を急めた！！！
