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【140】特別な力

僕が話し終えると


「まぁ、所々違うが……そんな感じだと思ってくれ!

んで、このダンジョンの事がだ!

このダンジョンは、俺達が認めた者に特別な力を授ける。

そんなダンジョンだと思ってくれれば良い。」


「特別な力を……」


「ああ……このダンジョンには、常識では考えられない物が沢山封印されている。

そして、それは……俺達が気に入った者に与える。

その力は、絶大だ! 与えられた者が望むなら……

勇者にだって……

英雄にだって……

魔王にだってなれる! そんな力が与えられる。

どうだ!? お前は、何を望む。」


「僕は…………」





「僕は…………」


「さぁ、言え! お前の望みは何だ!!?」


「僕は……僕は…………何も要らない。

元々、アクアを助けて欲しかっただけだから

望みは、もう叶った!

だから……それだけで、十分です。」


「・・・・・・。」


「……お前、それを本気で言ってるのか?

何だって、手に入れる事が出来るんだぞ!

世界だって、意のままに出来る!

それを望まないのか?」


「ええ……世界なんて、要らないし。

だから。何も要らないです。」


「何でも良いんだぞ!

何なら、俺の愛刀の……

このXカリバーなんて、どうだ!?

コイツとなら世界くらい何度だって救えるぞ!!!」


「重過ぎて僕には、使えませんよ……」


「そんな事ないぞ! ほら……」


フレアは、Xカリバーをブンブン振り回すと軽さをし見せつける。


「違いますよ……色んな人の思いがこもった

その剣の重みの事を言っているんです。

だから、僕には重過ぎます!」


「そうか……

でも、それが分かる君ならXカリバー(こいつ)を持つ資格はあると思うけどな!

まぁ、強制はしないよ」


「なら、本当に何も要らないんじゃな。」


「はい、要りません!」


「それも良かろう……」


「なら……次は、お前だな! 鬼人の女!」


「お主の望む物は、分かっておるが……

あえて聞こう!

お主は、何を望む鬼人の娘よ!!!」


「私は……」

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