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【135】英雄達

そこには、ライムを肩に押せた……


如何にも勇者と思われる青年と


真っ白なローブで身を包んだ金髪の綺麗な女性……


それと、宝石などの装飾を身につけた!

鼠色のローブを纏ってた老人……


「やあ……君が、この子の主人か!?」


「えぇ……そうですが……貴方達は?」


「そんな事より! お茶にしましょう。

さぁ、席に座って! 座って……」


そう言って、白いローブの女性が無理矢理……席に着かせると!


女性は鼻歌を歌いながら紅茶を入れてくれた。


「……あなた達は?」


「さぁ、冷めないうちに飲んで飲んで……

久方ぶりのお客さんだもの、あなたの話を沢山……聞かせて!!!」


すると、青年とお爺さんが……ゆっくりと紅茶を飲みだした。


「時間は、たっぷりあるんだ! まずは、君の話を聞かせてくれよ。」


『時間は、たっぷりある?

意味がよく分からないが……』


とりあえず僕は、自己紹介をすると!


「僕は、天音と言います。」


3人も名前を教えてくれた。


「知っているよ。その子に聞いたからね……

でも、自己紹介がまだだった事を忘れていたよ。

俺は、フレア! 彼女は……」


「私が言いますから、フレア!!!」


そう言うと、白いローブの女性が自己紹介をしてきた。


「わたしは、ゼニーと言います。

これから、宜しくお願いします!」


「……ぁ……はい。」


そして、鼠色のローブの老人が話し始める。


「わしは、フシじゃ! かの三英雄の一角を担う。

大魔導師のフシじゃ!!! 敬意を持って、接するが良い!」


「…………三英雄の……フシ……!?

名前は、聞いた事あると思ったが……

三英雄? 

ここは、確かに三英雄のダンジョンだが……

そんな事が、あるのか……?

だって、三英雄は何百年も前の英雄だぞ!

生きてるはずがない……」


そんな事を天音が、ブツブツと話していると……


「君は、独り言が長いな! 

俺達は、まぎれまなく……三英雄のフレアとフシとゼニーだよ!

フシの魔法によって、このダンジョンで永遠という時間をお茶会に費やしている。」


「……そんな……それが本当ならば……

外の世界は、まだまだ魔族の争いや魔王なども存在する。

あなた方が居れば簡単に、そんの問題を解決できるのでは?」


「はぁ……? 何で俺達が、そんな事をするしかねぇ〜んだよ。

俺達の仕事は、もう数百年前に終わっている。

今の世界の事は、この時代に生きている者達が自分達の力で何とかしろ!」


「まぁ、全てが終わったって訳では無いけど……

フレアの言っている事が、概ね正しいわね。

今の世界の事は、今! この世界で生きている者が頑張れば良いのよ。

そして、その出来事や頑張りを私達に話してくれれば嬉しい!」


「そうだ! 俺たちの事は、良いからお前の話を早く聞かせてくれ!!!」


「分かりました。

けど、何処から話せば良いか……

違う!!!

僕は、あなた方に頼みがあってここに来たんだ!」

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