【 】なんて事ない日常。
その日は、クエスト先の村で皆んなで食事をとっていた。
そこへ現れたのは、吟遊詩人。
吟遊詩人とは、自分の旅や冒険者から聞いた話を歌にして伝える者。
彼は、僕達の食事の間。
三英雄や他の冒険者の冒険談を歌っていた。
その歌声は、とても心地よく……心がワクワクした。
そして、僕は思った。
『僕も、あんなふうに歌が歌えたら……。』
そんな事を思った僕は、吟遊詩人の
その能力を【盗む】事に……
それには、色んな思いがあった。
確かに、吟遊詩人の歌声はとても素晴らしかった。
だが……コピーをしようと思ったのは、それだけが理由ではない。
やはり僕の能力は、悪い人が持つスキルが多い……と言うか、しかない。
なので、悪い印象のものではなく。
良い印象のモノも出来れば、所有しておきたい。
そして、今までは【盗賊】など
悪いスキルを盗んでいたので……
吟遊詩人! 全く悪い印象がない物を盗んで、試してみる価値もあると判断した。
仲間の皆んなも相談をすると、賛成してくれた。
僕が吟遊詩人をコピーに成功すれば、旅先!
ダンジョンの中でのピンチなどにも、皆んなを勇気づける歌が歌える様になり……
気がまぎれる様になるからだ。
なので、僕は吟遊詩人の能力を【盗む】……。
仲間の皆んなも、僕の能力習得を期待した!
そして……
そして…………
僕のステータス!!!
能力……コピー…………吟遊詩人………………
習得…………。
吟遊詩人×泥棒【詐欺師】習得!!!
「・・・・・・。」
「…………ごめん。」
「……別に、いいわよ。
…………あったら良いな〜の、くらいの気持ちだったから……………………。」
「……うん。」
「しかし、主人様は……
良いスキルでも、泥棒スキルの効果により。
悪者のスキルに、変えられてしまうのですね。」
「…………そうみたいだね。
これからは、気をつける様にするよ……。
【詐欺師】なんて、泥棒より。
気をつけないと行けない職業だからね。」
「……そう、ですね…………。」
そうして、僕は今後……
良いスキルでも気をつけて、能力を【盗む】事に決めた。
____________________________________
あとがき
いつも、読んで頂き!ありがとうございます。
申し訳ないのですが……
またまた、ストックが尽きてしまいました。
ですので、また書く事に専念しようと思います_φ( ̄ー ̄ )
次の投稿は、1ヶ月後を予定しております。
勝手な都合で、申し訳ないのですが出来れば
それまで忘れないで頂けると嬉しく思います。✌︎('ω')✌︎
(3月には、間違いなく投稿を出来る様に努力します!
いや……絶対しますので、また!読みに来て下さい╰(*´︶`*)╯♡)




