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【121】元パーティー①

今から数ヶ月前、国境付近の村で


とある事件が起きた。


「ちょっと待ってください! 

皆さん!!!

僕達は、いつになったらパーティーに入れてもらえるのですか!?」


「・・・。」


「……そ……それは…………」


ピノ、パピコ、ガリガリくんに詰め寄られて

押し黙ってしまう、ラッシュ達に変わりに

フィッシュが前に出る!


「何を言っているのですか? 貴方達は……

あなた方は、このパーティーの戦力になると思っているのですか? 

このパーティーは、いずれ勇者パーティーとなる。

そんな方々に貴方達は、ついて来れますか!?」


「……覚悟はあります! 

その為に、このパーティーの手伝いをしています。」


「俺だって、そうだ! 荷物持ちだけじゃなく……戦闘でもソフィさんやマーリンさんの力になりたい。」


「確かに……お前達は、良くやってくれている。

なあ、フィッシュ……」


「ラッシュさんは、少し黙っていて下さい!

僕が彼らと話します。」


「……分かった。」


フィッシュに、睨まれ! ラッシュは押し黙った。


「ならば、あなた方にチャンスをあげましょう。

それを見事! クリア出来ればパーティーのメンバーに入れて差し上げます。」


「本当ですか!?」


「ええ。」


「良かったな! お前ら……」


そうラッシュが言うと、3人は喜んだ!


「俺達、頑張ります!!!」


「では、明日は魔物との戦闘訓練をして頂きます。

ですから……

3人は、しっかりと防具などの手入れをして明日に備えて下さい。」


「分かりました!!!」


そして、3人が居なくなった【星の光】では、ある事が話し合われた。


「では……皆さんは、これから僕の指示に従って下さい。」


「……どうした!?」


「どうしたも、こうしたも、ありませんよ!

とりあえずソフィさんとマーリンさんは、この紙に書かれている物を買って来て下さい。」


「なんで!? 私達が……」


「今の生活を守る為です! 

そして、ラッシュさんとゴウセルさんは、ギルドに行って! 最近海岸付近に出没するクラーケンの討伐依頼を受けて来て下さい。」


「おいッ! ちょっと待て……!!!

いきなりクラーケンって、もう少し手練れとパーティーを組まないと難しくないか?

あいつらは、駆け出しも同然! 守りながら戦うなんて無理だぞ!」


「守りながら戦う必要なんてありませんよ!

彼らには、明日……死んでもらいます。」

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