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【119】隠し部屋

「お二人は、ガイア坊ちゃんの……ご子息なのですか……?」



「ええ、まぁ……でも、内緒にして下さい。

父であるガイアは、今や大盗賊の頭……その事が公になると僕達を警戒する者も増えますから。」


しかし、セバスさんは話を全く気がず……


「ああ……今は亡き。

我が主人! アース・ブラスト様……

あなたとの誓いを果たす時が来ました。」


そう言うと、セバスさんは僕とステルを連れてある場所へと向かった。


それは、この屋敷に存在する隠し部屋だった。


そこには、大量のお宝が眠っており!


「こ……これは?」


「これは、あなた方の祖父があなた達の為に残した遺産でございます。」


このお金や財宝は、息子であるガイアを止める事が出来ず!

その為に、苦しんだ者達……特に息子や家族の為に使ってもらいたいと祖父が遺したもの

なので、僕らに使う権利があると……


そして、セバスさんは

このお金を使ってブラスト家を復興させて欲しいと願っていた。


しかし、こんな大金を何故?

わざわざ僕達に……


そこをステルが気になり。

「何故? セバスさんは、このお金を持ち逃げしなかったのか?」と聞くと……


その昔……僕達の祖父に、セバスさんの家族が病気になったのを助けて貰った事からセバスさんは、祖父に一生を賭けて恩返しをする事を決めたらしく。


そして、恩人である祖父の願い。


「この屋敷を守ってくれ!」


その約束を守る為に、祖父なき今も屋敷に支え! 僕達が現れるのを待っていたとの事だった。


そして、セバスさんは亡くなる前に祖父から人生を3回はやり直せる程のお金をもらっている為に

そこまで、お金に興味がないと言われた。


それを聞いて、僕もステルも納得した。


そして、このお金はステルにもらってもらう事にしたが……


ステルは、この屋敷の主人は僕なのだからと断ったが


ガイアの元で、1番苦労をしたのはステルなので、今後の薔薇の騎士団の運営の為にも全てもらってもらう事に、したのだが……


少し財宝を見ていると、中に丸い宝石のような物を見つけたので……手に取ってみると


それは、ダンジョンコアだった!


なので、僕は

この部屋にあるダンジョンコアだけをもらう事にした。


ダンジョンコアは、とても貴重な物なのでステルもそれで納得してくれた。


そして、後から聞いた事だが……

ブラスト家は、元々冒険者からの成り上がり貴族みたいで、その時に攻略したダンジョンのコアが、もう少しあったらしいが……

お宝と共にガイアがいくつか持って行ったとの事だった。


それから数ヶ月が過ぎ……


騎士団の居住区が完成した!

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