表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/182

【0.87】 地獄……

次の日から地獄の特訓が始まったが……


僕には、言うほど地獄では無かった。


お爺さんとお婆さんからの特訓とは、僕が冒険者! 一人立ちする為に必要な事を教わる事だった。


獣を捕まえる為の罠や料理の為の火おこし……

食べられる野草や薬草や解毒草の見分け方……

弓矢や剣術、武器の手入れの仕方!

怪我の応急処置、ポーションの作り方などなど……


ありとあらゆる事を、2人から教わった。


が……しかし、その殆どの事を僕は教わる前から習得している。


それは、幼い頃から2人を見て文字通り!


技術を盗んだのだ!!!


そして、準備を整えた僕は……


12歳になると村を出る為の機会を待った。


村を出る日は、お爺さんの指示で旅立つ事になっている。


お爺さん曰く……


村を旅立っても捕まれば意味がない。


ので、村が忙しくなる冬前の収穫時期を旅立つ日と決めていた。


この時期は、村が忙しくなり!


逃げた僕を追うにも人員を多く割けないために捕まる率が格段に下がるらしく


逃げるには、絶好の機!!!


僕は、今か! 今か! と、その時を待った。


そして、冬の収穫期には


まだ少し早い。とある日……


村が、大騒ぎとなった。


モンスターが大群で村に迫ってい居ると言う情報が流れた!


それを聞くと、村の大人達は森に向かい村へと迫る。


モンスターを食い止めに行った!


数時間後、数人の男性が戻って来ると……


「ダメだ! 数が多過ぎる!!! 村長達も頑張っては居るが……

全ては食い止めきれない!!!」


そう言われたので、僕は直ちに村に残る子供と女性を避難させる事にした。


「何処に向かえば、良いのですか!?」


そう聞かれたので……


「奥の領主様の屋敷に向かいましょう。

僕が説得します!!!」


そして、皆んな僕について来てくれる事となった。


領主の屋敷に着くと!


僕は領主様に事と次第を伝える。


しかし、領主様は村人達を屋敷に招き入れる事を断られてしまった。


僕は領主様を再度説得する。


ここで僕が交渉を失敗すれば……


村の人達は、全滅する! 為に、僕は必死で説得を続ける。



そして、屋敷の庭に入れてくれる事を了承してもらった。


が……


1つ条件があった。


もし屋敷にモンスターが侵入した場合は、村の女性、子供も戦うと言う事! その代償として屋敷の塀の中に入れてもらえる事となった。


領主は約束通り。 村達を屋敷に入れると屋敷にある武器を大量に用意する事を使用人に指示すると……

自分は1番安全な部屋へと篭ってしまった。


僕は、屋敷の塀の中に入れたが武器を渡され! 不安になる村の人達の顔を見て、覚悟を決めた!!!


そして、1人屋敷の外へと出た。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ