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【110】死刑執行

今回の反乱で、とらえた茨の盗賊団は全部で

総勢200名弱……


しかし、半数以上は取り逃す形となってしまったが、主力メンバーは捕まえる事が出来た。


それに、ガイアから【支配する者】も奪った為に、茨の盗賊団は事実じょうの解散。


そして、捕まえた茨の盗賊団は、元々盗賊って事もあるが……今回の一件で、国家反逆の罪も重なり。

約200人全てに、死刑執行が言い渡された。


それを聞いた僕は……


「ちょっと、待って下さい!

茨の盗賊団の中には、無理やり従わされてた者もいます。

ステルもその1人です!」


僕は、必死に無理やり従わされていた者達を弁護した。


しかし、重罪は重罪と結果は覆る事は無かった。


ならば……僕は? 僕も一度は、ガイアの管理下に置かれた。


この国を救ったとは言えど、僕も元盗賊団だ!


何か一つ違えば、僕もステルや彼らの様になっていたに違いない!!!


僕は、必死に、考えた……。


ステルや無理やり従わされていた者達が、助かる未来を


そして……


「ならば、僕の今回の報酬として! 茨の盗賊団をいただく事は、出来ないでしょか!?

彼らは、今! 僕の【支配する者】の効果で、僕の管理下にあり! 僕の所有物となっております。

なので、僕が彼らを導きます!!!

王国の不利益になる事は、絶対にさせません!!!

どうか、賢明な判断を…………」


必死に、訴えかけると……


王様と貴族達は悩み出す。


「罪は、罪だからのぉ……」


「そうですね……」


僕も引かない!!!


「操られていただけの者も居ます!

僕が、そうだった様に……あなた方も、ガイアが、この戦に勝利していたら同じだったかもしれないのですよ!」


すると、王女様が……


「良いでは、ありませんか!

茨の盗賊団は、天音様には逆らう事が出来ません。

ならば、今回の報酬として! 天音様に茨の盗賊団を与えても王国は何も痛みません。

しかも、天音様の配下が増えれば! 次にガイアや敵国が攻めて来た時の権勢ともなります。

どうですか? 御父様。」


「…………それも、そうじゃな! 良かろう。

天音よ! お主に、茨の盗賊団の全てを委ねる!!!」


「ありがとうございます! 王様! 王女様!」


「良かったですね。天音様!!!

これで、私共も心置きなく天音様の元に嫁げます!!!」


「・・・・・・。」

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