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【109】お断り

それから……


色々と揉めに揉めたが…………


一応、話し合いはまとまり。


「では、天音よ! 今回のお主の功績を讃えて……

我が最愛の娘のマリアとの婚約を……み……み………認め……る……はずがなかろう!!!」


「《《あなた》》」


「……分かっておる。

天音よ! 娘との婚約を認め……お主に爵位を主命する。

今後は、お主の故郷である。ビーンズ村の領主として……娘! 領地! そして、この国の繁栄のために全力を尽くすがよい!!!」


一応、ビーンズ村には領主は居るが……

元々彼は、領主としての責務を果たさない上に、僕に関する虚偽の報告をしていた為に領主から下される事となった。

王国は、前々から彼には頭を悩まされていた。

そんな時に、あの村出身の僕が現れたので、

ちょうど良いと言う事で領主を任される事になった。


王様は、最愛の娘を取られたかショックから涙目になりながら話していた。


この話を聞く限り……

僕が流されるままに、納得したと思う人も居るだろう。

しかし、それは……断じて違うとだけ言っておこう!!!


僕は、王女様の提案! 皆んなとの婚約を全て断った。


しかし、何故!? こんな結果になってしまったのか………………。


あの後、僕は紅姫の言葉を待たずして全ての申し出を断った僕は……


それは、そうだ!!!

だって……僕は、一刻も早くアクアを助けに行きたいのに

婚約!? 結婚!? 村の領主!?

そんな事をしている場合ではない!!!


ちゃんと断った!

ちゃんと断ったのに………!!!


僕は、ちゃんと皆んなの申し出を断った。

断ると……女性陣からは凄い目つきで睨まれたが、そんな事では僕の心は折れなかった。


そう、僕は初めに【報酬は何も要らない】と、断言していた。


なので、僕は自分の言った事は曲げないと断る事にした。


その後、色々と揉めたが……何も受け取らないと言った僕を王様と貴族達が、弁護してくれた。


そして、何も受け取らない代わりに

婚約、結婚の話も無かった事にした。


ほぼほぼ力技だったが……なんとか成功!


そして、他愛も無い話が進む中……


僕達は、茨の盗賊団の今後について話す事となった。

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