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【102】天上

そして、僕は思い出す! ガイアの事……ゆいの事……みんなの事……………!


「サスケ!!!」


その言葉を叫び! 僕はベットから飛び出そうとして床に転がり落ちた。


「……サ…………サスケ…………」


僕は、這いつくばりながらもドアに手を掛けると……

いきなりドアが開き! また倒れた……。


「きゃーー!!! だ……たいしょうぶ…………ですか……天音様…………」


そこには、王女とギルドマスターとカグヤがいた。

僕は、ギルドマスターに起こされながら3人にたずねる。


「僕は、大丈夫……だから、サスケは……サスケは……!?」


「大丈夫だから落ち着け! 天音。」


「サスケは、大丈夫なの!? 本当に大丈夫なの!!!」


「……まぁ…………大丈夫って訳では無いが……」


僕は、その言葉を聞いて! 心臓の鼓動が早くなると……体に力が入ってしまい。

肩を貸してくれていたカグヤを強く握り締めてしまった。


「……痛い! 天音さん……ぃたいです……」


「…………ごめん。」


僕は、カグヤから手を離すと


「サスケは、どっち!?」


「こ……こちらです! 天音様……」


僕は、王女の後について行った。


そして、彼女に案内された部屋へと入ると

そこには、ベットで眠るサスケの姿が……


僕は、倒れ込む様にサスケに近づくと


「サスケ! サスケ……」


「………………………。」


「……………………………………。」


「…………心配するな! 寝てるだけだ。」


「……ぇッ…………寝てるだけ? でも、あんなに出血していたし……なんか皆んな……大丈夫て言ってるのに変だったから。」


「……ああ……それは、命に別状は無いって事で! 実は、あの後……」


僕とガイアが飛び降りた直後! サスケは大量に出血をしていて危ない所だったが、紅姫がすぐさまサスケの傷口を炎で焼いて止血を施した為にサスケは、一命を取り留めたもののお腹に大きな火傷と傷跡が残ってしまった。

サスケは、確かに魔物だが……言うても女の子! 

ここにいる誰もが、そこが気がかりで仕方なかった。


しかし、僕はサスケが生きていた喜びと安心からベットから崩れ落ちた。


そして、自分の膝を両手で抱えると……


「……よかった……本当に、良かった。」


そう、つぶやきながら……また眠りについた。

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