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【98】救出

「あるじ〜!!! あるじに言われた通り。

お母さん連れて来たよ〜〜」


「間に合った!!!」


僕は、アリスの攻撃を避けながら! 必死に訴えかける!!!


「アリス……聞いてくれ! 僕達の母さんは、フェル達が救出してくれた。

だから、ガイアになんか従わなくて良いんだ!!! もう止めよう。

僕は、君とは戦えない!!!」


しかし、アリスの攻撃は止まない!!!


『何故だ……何故なんだ!?

まだ、ガイアの命令で母さんが危険になる可能性があるからか……? それなら!』


「……フェル達は、母さんを安全な所にお願い!!! ガイアに絶対に渡さないで!」


「主人様は、どうなされるつもりですか!?」


「この子は、もしかしたら心が成長できてないのかも知れない。

だから、僕はガイアを降参させる!」


「分かりました。」


「母さんを……頼んだよ!」


「はい、任せて下さい。主人様!」


その言葉を残し。離れると、僕はガイアの元へと向かった。

そして、アリスは僕の後について来てくれた。

それは、理解してでは無く僕を追ってだが……それでよかった。


そして、僕らはガイアの元へと辿り着くと……


「ガイア! もう降参しろ!!! 母さんも取り戻した。

お前に勝ち目は、もう無い!!!」


「……ああ……そうだな! お前の言う通りかも知れないな……

しかし、何故だろうな? 追い詰められている。

俺が笑っていて……追い詰めてる。はずの

お前が焦っているのは!!!」


「うるさい! いいからユイ……アリスを解放しろ!!!」


「ハハハッ……あの女を盗んだぐらいで、良い気になるな! 取り返せば良いだけのこと」


すると、ガイアは何か呪文のようなものをブツブツと唱え出し……叫んだ!!!


「天音!!! 僕を転送して!!!」


ステルの叫びに、僕はガイアが叫ぶ前にステルをダンジョンルームへと転送させた!!!


「ちッ! まぁ、いい……

聞こえてるか!!! テメーら!!!

あの女を死んでも連れ戻せーーー!!!」


すると……


城の各地で、爆発音が聞こえて来た!!!


「な……何をした!?」


「あ!? 別に何もしてねーよ! ただ俺の役立たずの駒どもに命令しただけだ。

まぁ……簡単な話だ! 使えない馬鹿どものリミッターをチョイとばかし外してやったんだ!」


「何言ってるんだ! お前の仲間は皆んな拘束されている。

動けるはずが、ないだろ!!!」


「ぁあ……そんな事なら心配するな! リミッターを外した奴らは、何も考えない化け物になる。

腕や足の1本や2本、引き千切っても拘束を解くだろうよ。」


「お……お前! 何言ってるか……分かっているのか!!! 仲間じゃないか!!!

そんな事をしたら……」


「どの道、リミッターを外したら……

暴れるだけの化け物になる。元には戻らない! 別に、良いだろ気にするな!」


「良い訳ないだろ!!! 

お前は、本当に生かしておいては駄目だ!

ステルの言ってることが、やっと分かった……」


「ステルが教えてくれていたのに、気づくのが遅すぎたな……

全ては、お前が招いた事だ!!!

お前が余計な事をするから俺の駒達は、化け物になっちまった……

全部! 《《お前のせいだよ》》!!!」


!!!


「ガイアァァァァーーーー!!!

ふざけるな!!!」


僕が、そう叫びながら……ガイアに飛びかかると!!!


「アリス……」


ガイアの……その一言だけでアリスは、僕の前に立ち塞がり! 僕を吹き飛ばした。


僕は、アリスに飛ばされ! 壁にめり込むと……


「……クソッ…………」


意識を失った。

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