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【91】協力者

ガイアの固定スキルは【大盗賊】その特徴! 能力の根源は、自分の支配下にある者を強制的に従わせる事のできる。

【支配する者】この能力の力でガイアは、世界で最も強大な【茨の盗賊団】を結成する事が出来……一度でもガイアの配下になってしまうと逆らう事も抜け出す事も出来なくなってしまう。そんな強力な能力だ!!!


そして、大臣もそこに目を付けた。


王様を暗殺! この国に国王が居なくなると……ガイアを王座に着かせる。


反対する者も多いだろうが、それは関係ない。

【王座着任の儀】儀式のカギを握る大臣が協力すれば、正式な形でガイアを王座へと就かせる事ができる為に……

ガイアが王座にさえ着いてしまえば、この国の国民は全てガイアの配下となる。


「要は、ガイア殿が王座についてしまえば

国民、貴族、王族……全ての者が逆らえなくなる為に、反乱すら起こらない。

最も確実で、効率の良い方法て事ですね」


「……そ……」

「……そ……そんな事になれば、こ……この国は……どうなるか分からないのですか!!!」


「私は、ガイア殿……ガイア陛下の右腕としてついていきますよ」


「馬鹿な事を言わないでください。この国が、滅んでしまいます!!!

止められるのは、貴方だけです大臣!!!

考え直して下さい!!!」


「………………………………。

……………ゔぅ〜ぅ〜…………たまりませんね。

わたくしの判断に、この国の命運がかかっていると思うと!!!」


「そうです!!! 貴方の判断次第で、この国の運命が決まるのです。

だから、考え直して下さい。 大臣!!!」


王女と王妃の必死の訴えを聞いた大臣は、少し沈黙をした後……


「…………嫌ですよ! 何故わたしが、貴方達! 物の意見を聞かなければいけないのですか? 

貴方達こそ、私に従って下さい。

悪様には……しませんから…………。」


そうして、不敵な笑みを浮かべる大臣を見て2人は……ゾッ……と、鳥肌が立ってしまった。


それでも、王女は大臣に訴え続ける!!!


ガタンッ!


「私達は、どうなっても構いません!!!

しかし、ガイアをこの国の王にするのは考え直して下さい。

でなければ、この国は滅んでしまいます」


「……この国が滅ぶ!? そんな事は、ありませんよ。

ガイア殿……いや! ガイア様が王になれば、この国は最強の軍事国家となります。」


「最強の軍事国家……?」


ガイアが国王になるとガイアの支配下にある国民は逆らえなくなり。

女、子供まで! ガイアの指示で動く兵隊になる。

すなわち世界最大級の数の兵隊がいる軍事国家となる。


「あなた方は、女性や子供まで……戦わせるのですか!? 何の目的があって、その様な事をするのですか……?」


「そんなの決まってるじゃないですか!!!

ガイア様を世界の王として、世界を統一する。

そして、私の悲願の夢である。

世界中の王女や王妃を我がコレクションとする計画を実現させる。

その第一歩があなた方です! 喜んで下さい」


「その様な事をして、何になるんですか!?」


「何を言う! 馬鹿者!!! 私は、王について行き……世界中の王女や王妃を女王を見て来た!!!」


彼女達の貴賓あふれる立ち振る舞い。

高貴な姿……何者にも屈服せず! 他を寄せ付けない。その存在感!!!


私は、そんな手の届かない彼女達に

見惚れていた。


最高だと…………!!!


そして、いずれは……そんな彼女達を自分の(もと)に屈服させたいと願っていた。


何者にも屈服しない。

その気高い! 自信とプライドを自分の手の内に入れ! 屈辱の味を味合わせる事を


「考えると……ゾクゾクッ! しませんか!?」


そう言いながら両手で、自分の体を抱き締めてクネクネする大臣……


「そ……そんな自分の欲の為に、罪なき人々が犠牲になるなど許しません!!!」


「まぁ……良いじゃねーか! 女だろーと! 金だろーと……自分に素直で!!!

だかな! 金なら信用しなかったが、そうでない目的がある。

そう言う奴は、信用できるからな!!!

俺は、こいつの提案に乗ったんだ」


「ええ……あなた様に一生涯ついて行きます!」


「ぁあ……俺の能力とコイツの作戦があれば!

この国を……いや! 世界をぶっ壊す事だって夢じゃねー。

前王は争い事が苦手で、何か悪い事が起きると蓋をする様な奴だからな!

戦争なんて、もってのほかだ!!!

だからこそ! コイツの望みは、俺にしか叶えなれない」


「そうで、御座います。

あなたの願いを叶えられるのも私だけ!

そして、私の願いを叶えられるのも貴方だけで御座います!!! 陛下……」


2人の高笑いを聞きながら……王女と王妃は、沈黙する。


「……………………………………。」


「…………………………………………………。」


そこに、現れたのは


「大体の話は、聞かせてもらった!」


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