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【87】会議

それから数日後、私達の傷は癒え……


今は、城の兵士達と作戦会議を行なっていた。


あの後、王女の口から発せられた言葉は


このお城と王都が瓦礫と化していると言う物であった。


そして、皆んなで話し合い。


天音を正気に戻す事、以外方法が無い事が分かると王様は私達に協力を申し出た。


初めは断ろうかと思ったが天音を取り戻すには私達だけでは難しいと思い。


了承して手を貸す形となった。


そして、お城で治療をして元気になった私達は茨の盗賊団が攻めてくる前に、作戦と対策を考える事となった。


「出来るだけ早く準備を進めて!!!」


「紅姫殿……そんなに急がなくとも、いいのではないですか?」


「何を言っている! お前ら……我が主人1人でもこの街をチリに変える事が出来るのだ!

ガイアの指示一つで、いつ攻めて来るとも限らん」


「そうよ! フェルの言うとうり。

茨の盗賊団は、いつ攻めて来てもおかしくないの!!! だから、こちらも出来るだけ早く準備をして、待ち構えておくのよ!」


「……わかりました……。」


そうして、私達の作戦は決まった。


正門は兵士とフェルが担当して、裏側はユキが担当する事となった。


フェルもユキも兵士とは行動を共にせず……

お城の高い塔の上に待機した。


そして、敵が攻めて来た時は遠吠えで知らせる手筈となっている。


私とサスケは、王様の護衛……

1番狙われる可能性が高く天音に接触出来る可能性が最も高い場所に配置された。


確実に私とサスケでは、天音を止める事は出来ないかもしれない。


しかし、サスケの雷魔法で天音を正気に戻す事が出来るかもしれないと言う可能性に賭けることにした。


そして、アルには上空から常に監視をしてもらっている為。


この作戦に死角は無い!


……事を願いたい。


天音ならば、もっといい作戦を考えたのだろうか?

そう思いながらも、今出来る事を精一杯やる為に集中する事にした。


そして、数日後……


「ワォーーーーォーーーッ!!!」


フェルの遠吠えが響いた。


そして、ガイア率いる茨の盗賊団は正面から攻めて来た!!!


「茨の盗賊団は、正面から攻めて来たのね……」


「はいッ! その様です。

直ぐにユキもアルも向かうと思われますが……ボク達は、どうなさいますか?」


「一度、窓から確認をしましょう!」


「はいッ!」


窓から確認をすると……

ゾロゾロと黒い塊の集団が、正面から押し寄せて来ているのが確認できた。


「ふ……ふざけるな! 正面から攻めてくるなど舐めているにも程がある!!!」


「それだけ自信があると言う事でしょ!」


「な……」


そして、茨の盗賊団は兵士達と交戦になる。


「お前達のペットは、まだ動いてないようじゃが……どうしたのじゃ!?」


「天音を探しているのよ! 他のザコはどうでもいい。

この戦いは、天音を止められるかがカギとなってるのよ。

分かったら黙ってて!!!」


「…………。」


「御父様! ここは、彼女達に任せましょう。 サスケも居ます! 何とかしてくれるはずです!!!」


「…………お前がそう言うなら」


「紅姫様ッ! 兵士達が次々と倒れていきます……!!!」


「きっと、天音の仕業ね……」


兵士達が次々と倒れていき……盗賊団の黒い塊が雪崩れ込んでくる。


そして、その戦闘の渦の中に居るであろう天音に向かってフェルとユキ、アルが向かった。


「ボク達も向かいますか!?」


「……いいえ! あまり天音を追い込んで、あの魔法を使われれば……この城もろとも消し飛ぶわ!!! 狙いはそこじゃない。」


「……分かりました!

主人様を正気に戻すのが最優先! 絶好のタイミングでボクの雷魔法を当てるって事ですね」


「分かってるならいいわ。

私達の誰かが命懸けでも、その隙を作るわ。

貴方にかかってる! お願いね。」


「承知いたしました!」


そうして、フェル達の向かった方から激しい交戦にの音と桁魂爆発音が響き渡る。


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