【74】脅威
捜索を開始してから数週間……
僕達は、有力な情報は得られないでいたが……
見つけた盗賊団達は、片っ端から潰して行った。
そして、今日も何か情報は無いかとアルに乗り！
隣の国との国境付近を飛んでいると……
グォォォオォォォーーー！！！
桁魂叫び声と共に１匹のドラゴンが現れた！！！
僕とアルは、すぐに逃げようとすると……
近くには、小さな村とドラゴンに気づき逃げる人達を発見する！
僕達は、覚悟を決め！ ドラゴンの注意を引き村から遠ざける為の行動を取る事となった。
「アル！ とりあえず山の方へ向かおう！！！」
「わかった〜！」
そして、僕はドラゴンの注意を引く為に
ドラゴンに向けて【ウォーターボール！！！】をお見舞いすると、見事に直撃！ 怒ったドラゴンが追いかけて来た！
アルは、飛ぶのが早くない為にドラゴンはどんどん距離を詰めて来ると炎のブレスを吐いてきたので、上手く避けながら進んだ！！！
「アル！ 気をつけて！！！」
「わかってるけど〜……熱いよ！ あるじ〜」
そんなこんなで、村から大分離れた頃にはアルと僕は火傷を負ってしまっていた。
「あるじ〜……ぼくもうダメかも……」
「ごめんね。アル……もう少しだけ頑張ってくれないか……」
アルの怪我も分かってはいるが、ここで僕らが居なくなるとドラゴンが村に戻ってしまう危険性がある為に、このままドラゴンを海の方まで出来れば連れて行きたいのだ。
その為には、アルに頼るしか無い……
他に空を飛べる者が居れば、任せられるが……
そんな事を考えていると、アルが等々……
力尽き！ 急降下……落下して行く……！！！
「まずい！！！」
僕は、急いでアルをダンジョンルームに転送する！！！
それに気を取られ！ ドラゴンの接近に気付くのが遅れると、アルを転送する為に伸ばした右腕を食いちぎられてしまった。
元々、ドラゴンはアルを追いかけて居た為に僕ではなくアルを攻撃した為に、僕は命を落とす事なく！ 右腕だけで助かった。
僕は、左手で無くなった右腕を押さえながら……落下して行く！
食いちぎられた腕の痛みで意識が飛びそうとなりダンジョンルームへの転送を行えないでいると……
だんだんと地面が近づいてくる！！！
「……ぁぁ……ダメだ……まずい……」
薄れる意識の中、そう思った時……！！！
右腕のアザが背中へと広がり……
地面へと叩きつけられるはずの体が浮き上がった。
「……何が？ おきた……？」
僕は、浮き上がった正体を確かめるべく背中に目を向けると……
そこには、真っ黒い漆黒の翼が生えていた。
僕は、意識を何とか保つと右腕の止血を水魔法の黒スライムで行うと……
痛みを我慢しながらドラゴンを海へと誘導する。
少し薄れる意識の中……
「ここまで来れば……大丈夫だろう……」
この海の向こうには、ドラゴンの棲家があると聞く……
僕は、ドラゴンが後は勝手に帰ると思い。
ダンジョンルームへと転送……帰還した。
僕がダンジョンルームに戻ると、紅姫達がアルの治療を行なっていて
戻って来た、僕を見るなり騒ぎ出した！！！
「アマネーー！！！ 何その翼は！！！
アルも大怪我してるし！ 何があったの！？」
「……ごめん……」
それだけを言い残して、僕は意識を失った。
無理もない。
逃げる為の魔力の消耗や痛み！ 大量出血による疲労。
どれを取っても深刻な物だった。
そして、その後！ 僕は紅姫達の治療により。
一命を取り留めたが……腕は元に戻らなかった。
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あとがき
いつも読んで頂き、ありがとうございます。
初めに２〜3ヶ月、毎日投稿すると言ったのですが……とうとう書き溜めしたストックが無くなってしまいました。
本当は、少し前に書き溜めした物は無くなっておりましたが……
私の考えでは投稿しながらでも、もっと書けると思っておりましたが現実は無理でした。
申し訳ございませんm(_ _)m
しかし、ザックリとした物が
まだ少し有りますので、そちらを何とか物語にして頑張ろうと思います。
一応、2章の終わりまでは書き切ろうと思っておりますが……もし無理な場合は、投稿を一度中断して書いた物を連続で投稿しようと思っております。
そうならない様に、出来るだけ頑張ります！
いつも読んで頂いている皆様……
本当に、申し訳ございません(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥｀)
