第2話:二度寝は最高だと思う
約2週間ぶりの更新となります。
不定期更新となるかもしれませんがよろしくお願いします。
あらすじ 王様その他もろもろの人たちと面会した。いる理由がなくなったらここからはとっとと出て行きたい。で、そのあとクドと会って特別な力がついた。
次の日、僕は学校に行かないので二度寝をしようとしたところ、
「カズキ様が中庭にてお待ちです。部屋の外でお待ちしておりますので準備が整いましたらお声をおかけください」
とメイドさんが入ってきてからそう言った。何の用なんだろな?
とりあえず見苦しくない程度に準備を終えメイドさんに声をかける。
それから2人で話しながら中庭へと向かう。その間に彼女の名前がレイチェルであることや、少しだけ魔法が使えることを聞いた。僕も使えるようにならないかなぁ?
そんなこんなでカズキの待っているらしい中庭へと到着。そこにはカズキとカレンさんが楽しそうに話していた。
2人は僕達が着いたことに気付いてないみたいだったので、
「仲がよろしいようですなぁ?」
と笑いながら声をかける。
その言葉でようやく僕達のことに気付いたらしくびっくりしたような顔になってから顔を赤らめる。
その反応に二度寝を妨害されたことの復讐ができたと思う。二度寝は貴重だからね。
「で、なんで僕の睡眠時間を削ってまで呼び出したんだい?」
と呼び出された目的を聞く。
カズキは、
「昨日カレンが言ってたろ?身体能力とかが増えるって。だからその確認に「模擬戦でもするのかい?」そうだ。ついでにこいつの力も試しておきたいしな」
そう言いながら腰に挿してある剣をなでる。
それを見ながら僕も腕にある腕輪を見ながら思う。そう言えばまだ挨拶してなかったな。
『クド?起きてるか?』
挨拶をすると頭の中に、
『おぉ、トオルは朝起きるのが早いのだな。ふぁ~・・・』
とちょうど起きたらしく欠伸をしながら出てくる。
今日だけなんだけどな、早いのは。
そう思った後本題に入る。
『まぁね。ところでどうやったら力って使えるの?』
そう。使い方を昨日の時点では確認してなかったのだ。わからなければ使えないしね。
クドはまだ眠気が抜けきってない様子で、
『あぁ~、それなら強く頭の中でイメージすればいいぞ。そうすればたいてい何でもできる・・・ふぁ~』
と答える。それからクドに感謝した後、
「まぁ、僕も自分の力を知っておきたいし。でもあんまり本気で来ないでよ?怪我するから」
とカズキに答える。僕は痛いことは嫌いだからね。
するとカズキは笑いながら、
「ははっ、手を抜いたら自分の今の力がわからないだろ?それに、お前なら大丈夫だろ?」
と言う。その言葉にため息をはく。
カズキは僕の様子を気にも止めず、
「なら始めるぞ。武器はこれだ、受け取れ」
そう言ってから木刀を投げてよこす。それを軽く握って振る。うん、あんまし違和感はないね。
そう思って始めようとすると、
「面白そうなことをしているわね。私も見学させてもらっていいかしら?」
そう言いながら王妃と王女、側近の騎士が中庭に現れる。
俺が明らかに嫌悪の表情をしたのもかかわらずカズキは、
「どうぞ、あんまりおもしろいものでもないけど」
と言う。お前っ!敬語くらい使え!王女とか騎士の人の目が怖いだろ!後、僕のことは完全無視か?この野郎。
そう俺が思っている間に、
「私もご同席よろしいですかな?」
宰相?きたーーーーー。なんだこのカオス。もしここに将軍まで来たら・・・
「ふむ。面白そうだな。私が審判をしよう」
だーーーーー。何でここに王以外の面倒な人が集まってるんだよ・・・。
そう思っても変わらないものは変わらないものなので、さらにため息をはきながら、
「ならやろうか」
短く言う。さっさと負けてから帰って寝よう。
「おう!なら行くぞトオル!」
そう言ってから木刀を構えてかけてくる。
てか、速いよっ!そう思いながら木刀を振られる前にサイドステップでかわす。
しかしカズキには僕が回避することがわかっていたらしく笑ってから振りおろそうとしていた剣の軌道を横なぎに変えてくる。それを見て不良たちによって鍛えられた反射神経で見切り木刀で受け流しバックステップで距離をとる。
カズキはそれにぴったり付いてくる。なんとか躱したり受け流してはいるがこのままじゃジリ貧だ。せめてなんかアクションは起こしておきたいな~。そうだ!こうすればいいんだ。
相変わらず反撃もさせないほどの猛攻を繰り返している。それでも長くそばにいる僕がわかるちょっとした隙に弾くことも考慮に入れて横に薙ぐ。それをうまく躱す。離れたところでカズキは何かブツブツつぶやいている。何言ってんだろ?カズキの様子を警戒しながら見る。
すると、
「敵を滅す炎となれ≪フレイムアロー≫!」
と最後に大きな声で言ってから手のひらをこっちに向けると、そこから矢のような炎が飛んでくる。
「うわっ!」
横転をしてなんとか躱す。動きが直線な分楽だけど・・・
「危ないじゃないかっ!当たったらどうするだよ!」
と僕はカズキにキレる。あんなのが飛んでくるなんて思ってもみなかったし。
カズキは、
「いや~、さっきカレンと話しているときに聞いたからさ。結構簡単にできるもんなんだな、魔法って
。それにお前なら躱せるだろ?」
という。いやいや、躱せても怖いものは怖いからね。それにそんな簡単にできるもんなのか?そう思ってカレンさんのほうを向くとびっくりしている顔が見える。うん、やっぱりこいつは完璧超人なんだな。
そんなことをしていると、
「よそ見してるとあぶねーぞ。もう一丁、≪フレイムアロー≫!」
そういってまた飛んでくる。しかも5本に増えて。やばい。あんまり目立ちたくないんだけど、しょうがないか。
そう思い、足に力を込める。そして・・・
一瞬後、カズキの目の前に現れる。さすがにカズキにはわかっていたらしくすぐに反応を見せるが他の人たちはびっくりしていた。やっぱりやるんじゃなかったかな。
そう思いながらため息をはき、カズキの攻撃をよける。まぁ自分の身体能力もわかったしこんなもんかな。
そう思ってから最後にもう一回横なぎに木刀を振る。これが決定的な隙になったのか、首に木刀をつけられる。
「そこまでだ」
将軍がそう言って僕達の方に歩いて来る。
「お二方ともなかなかのものですな。しかしトオル殿、あそこで無理に木刀を狙いにいかなくてもよかったのではないか?」
その言葉を聞き、
「いえ、もともとこいつのほうが武芸に通じている上に魔法などといったものまで使われてはこちらが圧倒的に不利ですから」
ま、本当は違うんだけど。
その言葉を聞いて、納得したのか頷く。
その動作を確認してから、
「じゃあ、カズキ。僕は二度寝するからまたね」
そう言ってから自室に帰る・・・が、道を覚えるのを忘れていて自分の部屋がどこかわからないのでレイチェルに案内してもらう。
トオルが帰った後、カズキはカレンに話しかける。
「まだまだ魔法に不安があるから練習に付き合ってくれないか?」
そう言うとカレンは、
「えぇ、ならあちらに行きましょう」
と答えて訓練施設のある方へカズキと向かう。
2人がいなくなったことで観客になっていた王妃たちも解散する。
自室へと向かっている途中、王妃が、
「ますますあの小さな勇者に会いたくなったわね」
とつぶやく。王女は、
「なぜですの?力量から言ったらあのカズキという勇者のほうが上ではありませんか?」
とさっきの模擬戦のやり取りを思い出しながら言う。
王妃は、
「まぁ、そうね。でも、あれくらいならあの子にもすぐに身につくでしょう。それに、彼は試合中に宰相を挑発していたのよ?その証拠に不機嫌そうな顔で出て行ったでしょう?」
と言う。王女は、
「確かにそうでしたが・・・。いつそんなことをやったのですか?」
見ていてそんな行動をとった覚えがない。
王妃は、
「ならヒントをあげましょう。彼は不自然な剣の振り方をしていなかったかしら?」
と笑いながら王女に言う。王女は考えるがわからない。
その言葉に騎士であるラッツはわかったらしいが、王妃によって口封じをされる。
その様子にも気がつかず考えこむが、答えがわからず不機嫌な顔で自室へと入って行った。
どうでしたか?バトルシーンがあまりうまくかけてない気はしますが・・・
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