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第9話:よくよく考えると女の子としか知り合ってない・・・

何となくあげたくなったのであげることにしました。

というか、この小説のキーワードにハーレムを加えた方がいいのでしょうか・・・。

そんなことも考えている今日この頃の筆者です。それではお楽しみください。

目をあけるとまたそこは見知らぬ天井があった。体を動かそうとするが激痛が走るため断念。

ドラグニスよ、気が確かではなかったらしいがどんだけ攻撃力高いんだよ・・・。


とりあえず自分が生きていることを確認して、クドに話しかけることにする。


『クド~?起きてる?』

そう呼んでみると、急にクドがあらわれる。


『トオル!!起きたか!』

涙と鼻水で汚した顔で言ってくる。むぅ、女の子の涙とか嫌いなのに・・・。


『大丈夫だから、ほら、鼻チーンってして?可愛い顔が台無しですよ?お嬢さん』

からかう口調で言う。クドははっとした顔になった後、


『な、泣いてなどおらぬわっ!バカ者!・・・それで、調子はどうなのじゃ?』

まぁ、強がってる風に怒鳴った後、確認を取ってくる。うん、それでこそクドだよ。


『ん?体はまったく動かないし、だるいし、眠いし。何もやる気がおきませんよ?』

人間の体はやっぱり脆いよねぇ。


『あの一撃を受けて、それだけで済んだのは奇跡じゃの。普通の人間ならとっくに死んでおるわ』

あれ?やっぱり僕って人じゃなくなってる?


『そ、そうではないと思うぞ?・・・あ、あれじゃ!トオルの反射神経とかが普通の人よりもすごかっただけじゃ!』

いじける僕に対してなんとか立ち直らせようと慌ててフォローするクド。その言葉を聞いて、一応立ち直ることにする。


『それで、僕はどれくらい寝てたの?一晩くらい?』

そう言うとクドはため息をはく。え?なに?そのため息は。なんか間違ったことでも言ったの?僕。


『3日じゃ』

は?ワンモアプリーズ。


『3日3晩、お主は寝たきりだったのじゃ。おかげであのビリビリ娘と嬢ちゃんは半狂乱じゃったぞ?』

マジですか?


『マジじゃ』

でも、レンはわかるとしてミリスが?


『まぁ、あれだけ大ケガをしておったら当たり前じゃろう』

そんなにひどかった?


『右腕は粉砕骨折、左足は複雑骨折。肋骨の3,4本は折れておったな。それ以外にも、内臓も何か所かやられておったし・・・』


『ストップ。もういい、聞きたくない』

これ以上聞いたらほんとに鬱になるよ。と言うか、よく死んでないね?僕。


『普通なら死んでおるわ。妾がお主の力の最小限を使ってここまで治したのじゃからな。感謝せい』

そう言って胸を張る。その姿に感謝と悲しみの念を抱いたのはご愛敬。


『ありがと、クド。後は僕がどうにかすることにするよ』

そしたら、たぶんすぐにまた夢の世界へ旅立つけど。


『そ、そうか。なら、妾は疲れたからもう行くぞ』

そう言って、姿を消す。なんか、毎回こんな感じな気が・・・?

まぁ、いいや。早く治してしまおう。動けないのはすごく面倒だし。


「・・・キュア~!」

唱えた瞬間光に包まれ、体の痛みが消えていくのがわかるがまたも意識は深い暗闇に落ちて行った。






「ん・・・」

どれくらい眠っていたかわからないが、なんかお腹のあたりに重みを感じたため起きる。

そこには・・・


「・・・すぅ」

可愛い寝顔をしたレンがいた。しばらく寝ぼけていたため、ぼ~っとその寝顔を見ていたが意識が覚醒状態まで戻ると今の状況のおいし・・・大変さを思い知る。


「うわぁっ!」

とりあえずベットから飛びあがって降りる。痛みもないし、きちんと治ったらしい。さすが晶術、効き目がいい。


「・・・ぅん」

飛びあがったことでお腹からベッドに頭を落としたレンが目をこすりながら起きる。


「あ、悪い。起こしちゃったか」

レンは僕の言葉をぼ~っと聞いていたがしばらくして首を横に振る。


「・・・気にしないで。それよりも体は大丈夫?」

顔をそむけながらレンは言った。ん?何か僕におかしいところでも・・・

よく見れば上半身裸ではないか!そりゃ顔も背けるわな・・・。


「ご、ごめん・・・。僕の服がどこにあるか知ってる?」

とりあえず何か着ないと気まずいにもほどがある・・・。


「知ってるけど・・・あんまり着れるものじゃないと思う」


「どういうこと?」


「あの戦闘で・・・大分傷んでぼろぼろだし、いろいろなところが破けてるし・・・」

あら~、そりゃひどい・・・。結構お気に入りだったのに。


「まぁ、それならしょうがないか・・・。というか、レンはまだ眠いだろ?そのベッド使っていいからさ」


「でも、ここはトオルのベッドだし・・・」

とか言いながらも首がかくんとなって、すぐに首を振って戻すという動作を繰り返していた。


「無理しないでいいからさ。僕はもう眠くないし。・・・ね?」


「わかった・・・。ならその言葉に甘えさせてもらう・・・」

そう言ってベッドに横にな・・・らずにこっちに歩いて来て言う。


「・・・そういえばトオル、一晩眠れば大丈夫っていったのに・・・嘘ついた・・・」

げ、律儀にも覚えてましたか・・・。


「あ、あの・・・姫?もしかして怒ってらっしゃいます?」

俯いてプルプル震えているレンに冗談交じりで言ってみたら・・・


ぽたっ・・・


えーーー!!ここで泣くの!?どうして!?


「・・・このまま、トオルが・・・起きないん・・・じゃないかって・・・」

あ~、なんて言うか・・・


「その・・・ごめん・・・」

適当なことを言ったりするのはよくないな・・・特にケガとかのことで。


「・・・ううん・・・わたしがもっとしっかりしていたら・・・トオルもこんなケガにあわずに・・・」

その言葉に少しムッと来る。


「レン、君はそういう風に言ってるけどこれは僕の慢心からきたケガだよ。勝手に一人で突っ走ってなったケガだ。だから、君は一つも悪くない」

そう、独りよがりで行動したらこうなることは知っていたはずなのに深く考えずに勝手に突っ走った僕が原因だ。


「ううん・・・わたしにもっと力があったら・・・」

この子はまだそんなことを言いやがりますか・・・。


「あ~、わかった。ならこれは僕とレンの二人の失敗だ。だから、お互い悪かったってことで終了!!さ、明日に備えてお休み?」

こう言わないと朝になっても言い合いは続くだろうし。


レンはまだ何か言いたそうだったけど、僕がすべてを却下する目で見つめると諦めたようで寝る態勢になり、


「トオル・・・おやすみなさい」

と言う。


「あぁ、お休み・・・」

そう僕が返すとものの数秒で規則正しい呼吸が聞こえてくる。

寝付くの早っ!!

まぁ、いいか。そう思ってレンの頭を撫でながら、考える。これからどうすっかな~。






考え抜いた結果、外を歩き回ることにした。幸い真夜中なので上半身裸で外を歩き回っても平気だろう。


外に出てわかったが、ここはどうやら依頼主のいる村らしい。まぁ、近くに村もないし当たり前だけど・・・。

それにしても、異世界で見る月もあんまり変わらないな。これに月見団子とかあったら・・・。


じゃり・・・。


後ろから聞こえてきた足音に思わず振り向く。そこには、フードが付いた外装を羽織っている少女がいた。背丈と外装から見るに、たぶん、きっと、自分が助けようとした人であると推測する。


「え~っと、君はあの森にいた人だよね?」

そう聞くと、少女は小さくうなずく。その容姿もよく見ればショートカットの薄いパープルの髪、やや大きい瞳にでかわいらしい顔つきだった。たぶん年齢もそう変わらないんじゃないか?


そう観察していると、彼女は、


「助けてもらった・・・ありがとう・・・」

と言って頭を下げる。その様子に慌てる僕。


「い、いや、お礼ならいいよ。結局ほとんど何もできてなかったし・・・」

両手を前に振りながら思う、レンの言うことも聞かず勝手に突っ込んで自爆し、クドの助けがなければ説得もできてなかったし・・・あれ?ほとんどじゃなくなにもしてないや・・・。


自分でたどり着いた答えに両手両膝をつけて落ち込む。その僕の奇行を見ても動じてない様子の彼女は僕に近づいて肩に手を置き子供を諭すような声で言う。


「でも・・・あなたのおかげで・・・あの火球は当たらずに済んだ・・・だから・・・ありがとう」

その言葉を聞いて顔をあげると彼女の顔があり、小さな微笑みが浮かんでいた。

心の中ではやっぱり何にもできなかった。そう思っているが、励ましてくれたこの子の前では立ち直ったようにふるまうことにする。


「そう言ってもらえるとうれしいよ。・・・君ももう寝た方がいいよ。こんな真夜中だし。」

そう微笑みを浮かべながら言う。


彼女は何か言いたげだったが、そのまま後ろを向いて歩きだ・・・そうとしたとき、もう一度こちらに振り向き、


「・・・あなたの名前は・・・?」

そう問うてきた。そう言えば名乗ってなかった。


「僕はトオルだよ。君は?」


「・・・イヴ・・・」


「イヴか・・・。まぁ、これも何かの縁。よろしくね」

そう言って手を出す。

イヴもそれに応え、握手をする。


「・・・よろしく・・・」


それから、イヴは依頼主の家に帰って行った。


すぐに別れてしまうことになるけど、またどこかで会えるといいな・・・。

さて、一応ヒロイン的存在はこのくらいにしていきたいと思います。

次は男キャラでも・・・というか、カズキ君は忘れ去られていますね。どこかで彼を起用することにします。

それではまた次回をお楽しみに~。

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