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幽霊ちゃんと僕の部屋  作者: 時雨(Lain)
1/3

第1話[幽霊ちゃんと出会ったあの日]

突然だけど、僕の部屋には可愛い10歳ぐらいの女の子がいます

えっ?誘拐してきたのか?違う違う。

この子は”幽霊ゆうれい”なのです。

どうして僕の部屋にいるのか、

それはまだわかりませんが、ただ一つ言えることは

この子はいつも何も口にせず部屋に入ると

僕のところに来て抱きつき離れなくなります。

今日も学校から帰ってきてすぐに家に帰って幽霊の女の子に挨拶をする



「ただいま、幽霊ちゃん」

「…っ!」

その幽霊ちゃんはおかえりと言っているかのごとく僕に抱きついてくる

え?どうして幽霊の女の子が抱きついてくるようになったか?

えっとそれはこの生活が始まって2ヶ月くらい立った時かな?

女の子に触れられるようになったからかな?

最初はすごく驚いたけど今となってはそれも慣れてきて

これが普通になってきた。

…でも正直帰ってきた途端にこうやって抱きつかれると

ちょっと恥ずかしいかなって…

そんな事を考えながら僕は少女の頭を撫で

「いい子にしてた?」

「っ…!」


幽霊ちゃんは嬉しそうに頷いた後僕の胸に顔をうずめる

なんだかちょっと妹ができたみたいでちょっと嬉しい

「ん~…ご飯とか食べられるなら作ってあげたいけど…」

「…」

幽霊ちゃんは少し悲しそうな顔をすると

また僕の胸に顔を埋める

「…よし!何事も挑戦だよね!ご飯作ってくるから少しだけ待っててね?」

「…」

幽霊ちゃんは少し悲しそうな顔をしながらこくっと頷いた

僕は部屋を後にすると厨房に向かった。


「さて…今日はオムライスでも作ってみようかな…」

こんなことを発言したのは少し考えがあったからだ

前にご飯を食べさせようとしたときは幽霊ちゃんは触れられなかったけど、もしかしたら、触れられる今ならご飯も食べれるんじゃないかと思ったからなのだ。

今更こんなこと思いつくのはちょっと遅い気がするけど、誰かと一緒に

ご飯が食べられるならいいかなと思った、

僕はそういう淡い期待を抱きながらオムライスを作っていった

僕はオムライスを作り終わりお皿に盛り付けた後幽霊ちゃんのいる

部屋へと向かった


「おまたせ」

僕はお皿に乗ったオムライスをテーブルに置きスプーンを幽霊ちゃんの前に置いた

「…」

幽霊ちゃんはオムライスを嬉しそうに眺めていた反面食べれるのか不安そうな顔をしていた

「…それじゃ、食べようか」

「…」

幽霊ちゃんはゆっくり頷き手を合わせる

僕も同じように手を合わせ

「いただきます」

その言葉を言ったあと幽霊ちゃんの口に一口で食べられるように

オムライスを口に入れようとする

「…!」

最初は少し抵抗があったが幽霊ちゃんの口に入る

「よかった…」

僕は嬉しそうに幽霊ちゃんを見たあと涙がこぼれた

「…おいしい…」

「えっ!?」

僕はその時初めて幽霊ちゃんの声を聞いた

幽霊ちゃんはどうして驚いてるのかわからないという顔をしたあと

パッと驚いた意味を理解した顔をしたあと嬉しそうに涙を流した

「あれ…私…喋れるようになった…!」

「…」

「お兄さんと…ようやく話せるように…なったよ…」

「うん…よかった…本当に…。」

僕は幽霊ちゃんの頭を涙を流しながら撫でた

「やっと…話せたね…」

「うんっ…!」

幽霊ちゃんは泣きながら僕に抱きついてきた

そんな幽霊ちゃんを抱きしめ、僕はこう思った


”この子だけは…絶対に守ってあげよう”


「そういえば…名前…」

「名前?…」

「うん、名前がないと呼びづらくて…」

「私の名前…私はね…ひかり…」

「ひかりちゃん…か…いい名前だね…」

「私のお母さんがつけてくれた名前なの…」

「そっか…さっ、ひかりちゃんオムライス冷めちゃうよ?」

「あっ、うん!」


そんな感じの話をしたあと二人で話しながらオムライスを食べた。

その時のオムライスの味は妙にしょっぱかったけど、

とても幸せな…味だった。

初めまして!ここまで読んでくださってありがとうございます!

幽霊ちゃんと僕の部屋実はまだまだ続きます!

え?ここで終わりでいい?そういうわけにはいきません!

どうしてひかりちゃんがこの家にいるのか、主人公の親がどうして今いないのかなど謎がまだはっきりとされていないからです!

そういうことに関してもどんどん書いていこうかと思っているので

待ってて下さると嬉しいです!

ではそれではこれで!

[幽霊ちゃんと僕の部屋]第一話を終わらせていただきたいと思います!

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