予選18.GRID。
「春は来る」
雨上がりの砂交じり。優しいあの子は大なり小なり。
長い手紙を出してみた。
郵便局には数名の美女。
『毎度あり』的なスマイル。
春は必ず来る。僕は心に雑巾がけ。
クルクルキタルこの世のセツナイ音ばかり。
「オレンジジュース」
みっともない大人達。トイレでガムを噛む。まじりっけなしの質感、ムラカワアオイ100%。
「そうですね」
そうですね。
好きでやってる仕事ですから。
僕の作品には賛否両論あるでしょうが純粋に頑張っているのは確かです。
そのほうがいいと思う気がします。
僕は結局、僕ですから。
次、また、打てるように頑張ります。
たかが僕。
されど僕。
家島でボス猫と一緒にゆったりします。
ありがとうございました。
「何故」
快感。サンタが笑う。快楽。あいつが笑う。悲劇。容疑者が笑う。あほじゃないと出来ない詩。
しわくちゃにシドロモドロ。
「攻めては笑え」
あやちゃんゴーゴー。エステでゴーゴー。
ああ、あやちゃんの甘い目線。
あやちゃんゴーゴー。喫茶でゴーゴー。
ああ、あやちゃんの軽い感じ。
異国でゴーゴー。
ああ、あやちゃんは甘えた。
ナンパされてはゴーゴー。
ああ、あやちゃんはヘビースモーカー。
マルボロゴーゴー。
今、どこですか。
あやちゃん。
「l」
フライパンにシチューが用意されまして僕はむさぼり食うわけでして、
クリスマスには花火が似合いそうであります。
必死に生きている若武者には時々チーズケーキを差し上げます。
987654321。
日々のアスファルトにクチヅケを。
「言いたいことなどないのが言いたいことのユウジクン」
ユウジクンは電車の中で喫煙。それがカッコいいと決めている。
ある日、ユウジクンに言われた。
『俺ってオカシイカ』
『オカシカナイよ。僕のあだ名も変人だろう』
ユウジクンは最近、医者になったらしい。
噂では。
「12月29日のシマムラサン」
エレベーターですれ違う、宅急便のシマムラサン。
筋肉むきむき。
『お正月はどうされるんですか』
と立ち話。
『僕は仕事です』
と苦く笑うシマムラサン。
会社で人気がありそうなシマムラサン。
近くにまた、お荷物、お願いします。
「なんとなく泣けてきた」
落陽をテレビで聴いていたら泣けてきた。僕にも譲れないものがありすぎる。だから、飛ぶんだ。
「僕が総理大臣だったら」
学校のテストをなくします。とか言いたいけど、テストは人のためだもの。税金は下げますか。
僕が内閣総理大臣だったら。
xランプにペコペコは、僕はしないさ。
「二匹のパンダ」
動物園にカメラ片手に歩いて行った。バス停から歩いて歩いて。
象さん。居心地はいいですか。
なんだか寂しいね。
パンダが二匹、仲良くじゃれあう。
なんだか幸せそうだね。
僕の幸せを願ってね。
JPN。
文文文。
猫がまた、あくびした。
「遊べご臨終」
僕が僕でなくなるときをご臨終と呼ぶのだろうか。
僕があの世に行って落ち着いたときをご臨終と呼ぶのだろうか。
遊べご臨終。
今度の僕へ。
幸せに産まれてくるんだよ。
わかったかい。
「旅人」
傷つけろ。僕を傷つけろ。そのために旅に出る。来週はどうしよう。旅人よ、永遠なれ。
「ハコベ」
歯医者で笑う老人。どこか嬉しそうに。かわいいおじいちゃん。老人よ、永遠なれ。
「シャンプー」
髪を洗う。最近、変わった、伝言板。僕の心の伝言板。あの人に夢中。
僕は、天津飯を出前で取りました。
たまには胃袋戦争。
髪を洗う。と歳取った。
「あかり」
あいうえお。
かきくけこ。
あかり。
リカルド。
「コントロール」
野菜を食えという看護婦の友。僕はニンジンが大好きだ。特にファミレスのハンバーグの横に陣取る奴。
「またかよ」
かわいいあの子からだったら何度も着信嬉しいな。この世のくずのようなあいつからの着信。またかよ。
「ジーンガイコックジーン」
鳥取のビジネスホテルのエレベーターにカメラ片手の外人さん。
僕を楽しそうに見ていた。
僕は9階でアニメにいそしむ。
ジーンガイコックジーン。
あいつのダジャレ、つまらない。
「牧野の姉ちゃん」
AB型。牧野の姉ちゃん。結婚おめでとう。新幹線では静かにしよう。クリスマスでも。
「bx」
『俺、ダメかも』
という時がチャンスのような気がします。
僕が精神科医ならそう言います。
例え、何かが欠けていても。
「消えてしまえば」
ノートに言葉まみれ。北へ進む列車の中でもノートに言葉まみれ。
駅に着いたら、
まず、喫煙所。
岩見の荒れた海。何か言いたげだったな。
僕は、今か今かと、山陰本線、待ちぼうけ。
岩見駅に癒されて帰ってきたら、
メールが6件もありました。
頑張ろうぜ。
いくつになっても。
「p」
僕は僕を愛せない。
『自分が一番にかわいいだろ。人間なんてそんなもんだよ』
だと言う人は嫌いです。
「ボカン」
あ。あいしなさい。
い。いきなさい。
う。うえをむきなさい。
え。えをかきなさい。
お。おつかれさまでした。
「e」
僕は僕はと数字を忘れた。こんな空気がたまらなく恋しい。
僕は彼女を抱く予定。
僕はここから離れる予定。
僕は僕はと逃げない予定。
僕は天空の使者に色を付けた。
僕が描く理由はわからない。
ただ、指が自由に僕を導いた。
ただの人間は一人もいない。
人間はそれぞれ理由を持ち生きている。
僕は人間の一部になれたかな。
僕は僕はと笑い飛ばして。
涙して。
四六時中に愛しておくれ。
僕は四六時中、彼女と心に落書きしたい。
どうか、罪深き僕の天命を愛してください。
僕は僕はと泣きながら。