第96話・まずはドイツ兵どもを殲滅よ!
ドイツ兵をなぶり殺しにして楽しむわたし達。
足元に並んでいる戦車隊を何とかしなければならない。
「こいつらどうします?」と幸恵に尋ねるわたし。
「それじゃあ、一つづつ大砲を引き千切ってくれる?」
「あとはわたしに任せて!」と幸恵。
「は~い!わかりました。」と応えるわたしだった。
早速幸恵に言われた通りに、少ししゃがみ込んでタイガー戦車の車体を左手でガッチリと押さえ付けるわたし。
そして右手で砲身を掴むと一気に引き剥がした。
「ソ~レ!」
❝ギュィ~ッ、ヴェリヴェリッ!❞
鋼鉄製の戦車もわたし達に掛かればオモチャも同然だ。
引き千切った砲塔を“ポーン”と投げ飛ばすと、次の戦車に手を掛けるわたし。
「次はオマエの番だからね、覚悟しなさい!」
そういいながらわたしは再び力任せに砲塔を千切りとって投げ捨てる。
「え~い!面倒くさい!」
❝ヴァリヴァリ~!❞
一々車体を押さえ付けるのが面倒になったわたしは、中腰の姿勢で砲塔を無造作に掴むとそのまま引っ張り上げた。
乱暴に掴まれた戦車は激しく揺さぶられてから砲塔部分が千切りとられて投げ捨てられていく。
あっと言う間に生き残っていた12両の戦車がロング手袋をはめたわたしの右手の餌食になった。
「今度はわたしの番ね!」と幸恵。
「イェ~!!」
❝ズヴッ!ズヴッ!ジュヴッ!❞
いきなり膝を高々と上げた彼女、もの凄い勢いでその美脚を踏み下ろした。
鋭く尖ったヒールの先端を砲塔が無くなって丸裸になった戦車の車体中央に打ち込んでいく。
鋭い音を立てながらグサリグサリと車体を突き抜けるピンヒール。
もちろん中に居た戦車兵達は次々と突き砕かれていく。
幸恵も心得たもので運転席の周辺や車体中央に数回突き刺すと最後にエンジンルームにトドメの一撃を喰らわした。
鈍く光った彼女のピンヒールが車体後部に突き刺さった瞬間、❝ヴォ~ン!❞という爆発音と共に炎上する戦車。
左足を軸足にして足元を見つめながら一心不乱にピンヒ攻撃を続行する幸恵。
「この感覚、たまんないのよねェ~!」
「もっともっと突き刺してやるんだから!」
「ホラホラ~!イェ~ッ!!」
シャウトしながらタイガー戦車を次々に穴だらけの無残な姿に変えていく彼女。
最後の一両になった時、うっとりとした表情で獲物を見下ろす彼女。
「オマエが最後みたいね。覚悟はいいかしら?」
そう言うと尖ったブーツのつま先を砲塔が無くなってむき出しになった車体中央にめり込ませるとそのまま体重を掛けて踏みつけた。
❝メリメリメリッ!❞
中の戦車兵達はすでに彼女のブーツのソールに踏み殺されている。
「どっかに飛んでけェ~!!え~い!!」
❝ヴ~ン!❞
そう叫ぶとそのまま踏み付けていた右足を大きく蹴り上げる彼女。
彼女のブーツで踏みしだかれた戦車兵達の遺体と車体が凄まじい勢いで打ち上げられて、空中でバラバラになって舞い散っていった。
「あ~、スッキリした!」と爽快感いっぱいの彼女。
「幸恵さんの脚力って凄いですね。」と感心しきりのわたしだった。
「なんかァ、気分が乗ってくると思わず力がでちゃうみたい!」と屈託なく笑う彼女。
「さ~てと、わたし達の獲物はどこかなァ~?」と言って足元を見渡す彼女。
頼みの戦車隊が瞬く間に全滅した今、生き残ったドイツ兵達は半数が付近のビルに立てこもり半数がトラックに乗って退却しようとしていた。
「わたし達から逃げるなんてェ、絶対に許さないから!」
「あなたのお尻でそいつらを始末しちゃいなさいよ。」と幸恵。
「了解で~す!じゃあ、今度はわたしの番って言うことでェ!」
「いただきま~す!!」
そう色っぽく叫びながらわたしはドイツ兵を満載した4台のトラックを跨ぎ越すと両足を揃えて勢いよく尻餅をついてやった。
❝ズッヴ~ン!!❞
ちょうど先頭のトラックをジーパンに包まれたわたしのお尻が直撃した。
その後ろにいた3台のトラックもわたしの太ももやブーツに包まれたふくらはぎによって一瞬で押し潰された。
「なんかァ、わたし的にとっても快感ですゥ~!」
「特にお尻の辺りがいい気持ちィ~!」とひっくり返ったようなハスキーヴォイスで喘ぐわたし。
「どうせみんな死んじゃったんだろうけどォ、念のために・・。」
そういいながら打ち付けたお尻をズリズリと左右に振動させながらにじり付ける。
わたしのジーパンが押し潰した車両もろとも地面に食い込んでいく。
「あ~ん!死ね死ね死ね~!・・みたいなァ。」
「わたしのジーパン責めなんだからァ!」
そういいながらハッ!としたわたし。
ちょっと照れくさそうに立ち上がった。
地面を見返すとわたしのヒップの跡がクッキリと刻み込まれていた。
ジーパンの生地までハッキリとわかる位強烈な尻餅だったみたい。
わたしが立ち上がった跡には、もはや何があったのか判別できないほど粉々になったトラックの残骸と無数の遺体がめり込んでいた。
「今の一発で何人くらい殺しちゃったのかなァ?」と悪びれた様子もなく再び殺戮を楽しみ続けるわたし達だった。