第90話・わたし仁美がもう我慢できな~い!
足元のドイツ兵達に向かって唾を吐き続けるわたし達。
6人もの巨大女性達から吐き掛けられた大量の唾によって、辺り一面は凄まじい唾池地獄と化していた。
「ペッ!ぺッ!なんだかわたしの口の中、渇いてきちゃったみたい。」と洋子が言った。
「わたしもなのォ~、カァ~ッペッ!ぺッ!」と仁美も唾を吐きながら言った。
さすがにわたし達も調子に乗って唾攻撃を続けていたら、口の中がカラカラになってしまった。
「口の中がカラカラだから結構キツイ臭いになってるかも、わたしの口の中!」と里緒。
「ホント、ホント!」と幸恵がうなずきながら足元にいた唾まみれの兵士を2人ほど摘み上げた。
「わたしの息ってそんなにキツイ臭いかなァ?」
「ハァ~~!」と右手の指先につまんだ兵士達に息を吐きかける幸恵。
ただでさえ唾にまみれて強烈な悪臭に包まれている彼ら、更に幸恵の口臭が彼らを襲う。
唾液の無い渇ききった口から放たれた息はかなり強烈な臭いだった。
そして体中に絡み付いた女子唾が、吐き掛けられた息で一瞬にして蒸発し更に凄い臭いになった。
顔を背ける兵士達を見ながら薄ら笑いを浮かべる彼女。
「アラアラ、可哀想にわたしの息ってそんなに臭かったんだ。」
「ごめんねェ~!ホ~ラホラホラァ!」
そういいながら摘み上げた2人を親指と人差し指と中指で揉み始める彼女。
白い手袋の指先が彼らをいたぶり続ける。
3本の巨大な指で揉みくちゃにされる2人のドイツ兵。
合間に“フゥ~!”と幸恵の強烈な口臭が降りかかる。
散々彼らを痛めつけた彼女、今度は左手の平に彼らをのせて右手の親指でグリグリとこすり始めた。
「アレ~?もう潰れちゃったんだ。」
「ごめんなさいネェ~!」
そういうと赤く染まった兵士の潰れた遺体を人差し指でピーンと弾き飛ばした。
そんな幸恵のSっぷりを見ていたメンバー達も、足元でもがき苦しんでいる兵士を摘み上げては幸恵のように息を吐き掛けながら指先でなぶり殺しにして楽しんでいた。
すると突然仁美が叫んだ。
「わたし、もう我慢の限界!」
「すみませ~ん!」
そういうといきなりジーンズの前ボタンを外してヒザの辺りまで下ろした。
「ちょっと仁美、何すんのよ?」と幸恵が叫ぶ。
「わたし漏れそうなんですゥ~!」
そういいながら唾池地獄のドイツ兵達の上に大股を開いてしゃがみ込んだ。
そして凄い勢いで小便を放射した。
❝シュー~!❞と音を立てながらほとばしる黄色いションベン。
彼女の足元はたちまち生温かいションベン洪水でビチョビチョになった。
唾池内にいた多くのドイツ兵達が仁美の小便に呑み込まれていく。
彼女の突然のオシッコ攻撃に一同唖然とするばかりだった。
ところが開放感からか仁美はニヤニヤ笑いながら足元に向かって叫んだ。
「わたしのションベンジュースご馳走してやんよ!」
「タップリ飲んで下さいねェ~、つーか飲めよ!」と怒鳴りつける彼女。
用をたすとさっさとジーパンを上げて立ち上がった。
「オマエらまさか、わたしのアソコ見たんじゃねェだろうなァ!」
❝ズシ~ン!❞
そう言いながら唾混じりの小便池を踏みつける彼女。
❝ピチャッ!❞と仁美のブーツに大量の小便が飛び散った。
プ~ンと強烈なアンモニア臭が辺りを覆う。
「汚いからもう止めなよォ!」と洋子が止めるのも聞かず、調子に乗って小刻みに足踏みを始める彼女。
「しょっぱ臭~いわたしのションベン、美味しいかよ!」
「こうなったら、みんなワタシがすり潰してやんよ!」
❝ジュルジュルジュルッ!❞
小便まみれのブーツを右に左に容赦なく滑らせる仁美。
もう生き残っているものは誰もいなかった。
「あ~、スッキリした!」と爽快感でいっぱいの表情になった彼女。
あまりにも無邪気なその表情に少し呆れ顔の幸恵と洋子だったが、後輩の弾けっぷりに苦笑いするしかなかった。
最精鋭のドイツ軍機甲師団を徹底的に壊滅させたわたし達。
最後は仁美のションベン地獄という意外な展開で締めくくった。
悪党どもをやっつけた満足感で思わず顔を見合わせるわたし達。
それぞれがニッコリと微笑みながら向こう側にうっすらと見える街の方を見ていた。
「あそこに行って思いっきり暴れましょう!」と幸恵が言った。
「わたしもまだまだ暴れ足りないんですよねェ!」と洋子が叫ぶ。
「ワタシらりんり~ずの力を思い知らせてやりましょう!」と仁美。
「マジで、楽しそう!」と里緒もウキウキ顔だ。
ところがその瞬間、うっすらとグリーンの閃光が走り始めた。
「残念!そろそろ帰る時間なんですよォ~。」とわたし。
「え~!!」とりんり~ず全員が声を揃えてため息混じりに叫んだ。
「そんなァ、もっと暴れたかったのにィ~。」と悔しがる洋子。
「また次のチャンスがあるわよ。」と幸恵が諭した。
そして扉が現れると幸恵を先頭に次々に消えていくレディースりんり~ずのメンバー達。
最後にわたしが中に入ってゆっくりと扉を閉めた。




