第89話・ワタシ達りんり~ずのイケテル女子唾でも喰らえっつ~の!
わたし達の足元約4m四方に展開しているドイツ軍歩兵部隊。
その数はざっと1万人だ。
元々は4万人近い大部隊だったが、わたし達レディースりんり~ずが戦闘車両やトラックごとみんな踏み潰したから残った奴らはこれだけだった。
身長160m以上の巨大な6人の女性達に取り囲まれた彼ら。
大半はどうする事もできずわたし達を見上げるばかりだった。
そんな中で重武装の一部の兵士達がわたし達に向かって発砲を始めた。
するとそれに気づいた洋子がすかさず彼らの前に立ちはだかる。
そして十数名の兵士達の真上に足をかざす彼女。
機銃を撃ちまくる彼らの上空が急に暗くなった。
「うっせ~んだよっ!コノォ~!」
❝ズシ~ン!ズルズルズルッ!❞
彼らを特攻ブーツで軽く踏みつけると舐める様に滑らせた。
ライトブラウンの特攻ブーツの靴底が兵士達をズタズタにすり潰した。
「わかったかよっ!ワタシらに逆らうんじゃね~ヨ!」
それを見ていた仁美が足元の兵士達を見ながら言った。
「でもでも~、こいつらって簡単に死んじゃいますよ。ホラッ!」
❝ズンズンズンズンッ!❞
そういいながらまるでアリでも踏み潰すようにブーツのソールで兵士達を何度も踏みつける彼女。
彼女が足を上げるたびに無残に潰されたドイツ兵の死体が地面に張り付いていた。
「ホントよねェ、えいっえいっえいっえいっ!」
❝ズヴッズヴッズヴッズヴッ!❞
里緒も何気なく足元にいたドイツ兵達を軽くブーツで踏みつけ始めた。
数十人いた兵士達は次々と里緒の白い特攻ブーツに呑み込まれていく。
彼女も力を加減して軽く踏んではいるが、生身の兵士にとっては長さ25mもある里緒のブーツの靴底はあまりにも巨大すぎた。
ドイツ軍機甲師団を完全に壊滅させたわたし達。
この取り残された哀れな将兵達を面白半分にブーツで踏み殺して遊んでいた。
わたし達6人が足元の兵士達を踏み潰しながら少しづつ前に進んでいくと4m四方のエリアもどんどん狭まってきた。
無数の兵士の死体がへばり付いたブーツ痕をクッキリと残しながら次第に彼らを追い詰めていくわたし達。
みんな夢中になって踏み殺していたら彼らの数も半数になっていた。
そして半径2m位の中に約5000名の将兵達を追い詰めたわたし達。
彼らの目の前には、わたし達レディースりんり~ずの色とりどりの巨大なロングブーツが立ちはだかっていた。
少しでも逃げる素振りを見せようものなら
「逃げんじゃね~よ!コラッ!」
と言って洋子の特攻ブーツが容赦なく襲いかかってきた。
そんな光景を見せ付けられて身動きがとれなくなった彼ら。
「ねえねえ、こいつらどうやって始末する?」と仁美が尋ねる。
「わたし達の女子唾をたっぷりと引っ掛けてやるなんてどうかしら?」
とすかさず応えるわたし。
「ってか、それって、面白そう!」とすぐに洋子が飛びついた。
「ツバならワタシに任せてくださいよ!」と里緒も乗り気満々だ。
「さっき、こいつら2匹にワタシのツバ引っ掛けたんすよォ。」
「それでワタシのブーツの汚れを拭いたんすけどォ、」
「ニオイ嗅いだらマジで危険かも、ワタシのツバッ!」
「だからワタシィ、ツバの臭いには自信ありま~す!」とふざけまくる里緒。
「ってゆ~かァ、早く引っ掛けてやりましょうよ、ワタシ達のツバッ!」
と仁美も早速口の中に唾を溜め始めた。
そんなやりとりを見てニコニコしている幸恵。
すると洋子が足元の小人達に向かって今までにない優しげな口調で呼びかけた。
「ナチのみなさ~ん!」
「わたし達はァ、イケテル女子りんり~ずで~す!」
「今からァ、ワタシ達のォ、痰ツバでも喰らえっつ~の!」
色気タップリの甘ったるい声からいきなりキツイ口調に変わった洋子。
思いっきり喉を鳴らし始めた。
「カァッ、クァ~~!ぺッ!ぺッ!」
洋子の口から黄色い痰混じりの唾の塊が兵士達に向かって吐き掛けられた。
それを合図に全員一斉にしゃがみ込んでヤンキー座りになった。
そして派手に喉を鳴らしながら痰ツバ攻撃を始めるレディースりんり~ず。
洋子に続いて仁美が叫んだ。
「りんり~ずのワタシ仁美の痰ツバ、タップリ飲ませてやんよっ!」
「ホラッ!カッ、カアアアアァ~ッべッ!ぺッ!」
仁美の口から白く濁った巨大な唾の塊が飛び出し、ドイツ兵達を直撃した。
それと同時に全員が一斉に痰唾を吐き掛け始めた。
❝カックァ~ッぺッ!❞
❝カァ~~ッぺッ!!❞
❝コァ~ッ、ぺッ!ぺッ!❞
ドイツ軍将兵達に容赦なく降り注ぐわたし達の吐き掛けた大量の痰唾。
しかもわたし達6人ともヤンキー座りの体勢で唾を吐いているから、足元の兵士達にとってはとてつもない恐怖だったろう。
彼らの真上の巨大なわたし達の顔が近づく度に、凄まじいホッキング音と共に吐き出される直径2~3mの巨大な痰唾。
ネバネバ・ドロドロ・ネットリ・ヌルヌルのわたし達りんり~ずの痰唾が大勢の兵士達を包み込んだ。
そして風が吹いて少しでも乾き始めると“ツ~ン”と鼻を直撃するような強烈な唾臭が辺り一面に立ち込めていた。
正に地獄絵図だった。
そんな修羅場と化した阿鼻叫喚の中、わたし達の喉を鳴らす凄まじい音とともに黄色い笑い声が響き渡っていた。