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巨大ヒロイン・ジーパンレディー律子  作者: スカーレット
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第84話・ワタシ里緒の特攻ブーツで圧殺してやんよっ!ゴラ~ッ!!

 洋子のライトブラウンの特攻ブーツによる❝激踏み責め❞と、仁美のダークブラウンの特攻ブーツによる❝ヒール打ち❞は50両近いタイガー戦車と300名以上のドイツ兵を大地にこすり付けるようにして消滅させた。

そんな彼女達を横目に17歳の里緒が172mの巨大な体で所狭しと暴れ回っている。

さしものドイツ軍機甲師団も里緒の怒りの前には、なす術もなく踏み砕かれていく。

「ワタシのブーツを汚して、タダで済むと思ってんのかヨッ!オラ~ッ!」

❝グジュッ!グジュッ!ヴジュッ!❞

里緒は足元の戦車を1台1台ブーツのつま先で狙い打ちにしていく。

元々薄汚れていた里緒の白い特攻ブーツ。

先程のドイツ軍の一斉射撃で更に筒の部分がうす黒い弾痕で汚れていた。

それが余程気に入らなかったらしい。

「こんなもんでワタシに勝てると思ってんのかヨォッ!コラッ!」

「全部ワタシのブーツで圧殺してやんよっ!」

❝ジュヴォ~ン!ズヴォ~ン!❞

どす黒く汚れた里緒の巨大な特攻ブーツのつま先が、獲物の戦車を見つけるや凄いスピードで打ち砕いていく。

ブーツの直撃を受けたタイガー戦車は周りの兵士もろとも一瞬で消滅した。

土煙が治まると後にはかなり深い穴があき、中にはグチャリと潰された戦車の残骸とバラバラに弾け飛んだ兵士達の遺体がめり込んでいた。

彼女の周りにはそんなブーツ打ちの穴が無数にあいていた。

すでに彼女1人で30両近い戦車と200名以上のドイツ兵達を地中深くに葬り去っていた。

散々白い特攻ブーツでの破壊と殺戮でウサを晴らした里緒。

今度は幸恵達に向かってこういった。

「こいつらでワタシらのキック力を試してみませんか?」

「メッチャ、面白そう~!ワタシやるゥ~!」と洋子が応える。

「ワタシもワタシも~!!」と仁美が加わる。

「じゃあ、ワタシらりんり~ずのキック大会の始まりィ~!」と幸恵が笑いながら叫んだ。

すると洋子が手前にいた戦車を思いっきり蹴り飛ばした。

「それじゃあ、まずはワタシからァ、エ~イッ!」

❝ヴァクォ~ン!!❞

彼女の特攻ブーツに蹴り上げられたタイガー戦車ははるか彼方へ吹っ飛ばされて、空中でバラバラになって飛び散っていった。

「イェ~イ!やりィ~!」と親指をつき立てる洋子。

「次はワタシで~す!」と仁美も助走をつけて横向きに停車していた戦車目掛けて渾身の力で蹴り上げる。

「ワタシ仁美のりんり~っ、キ~ックッ!!」

❝パァコ~ン!❞

仁美のブーツが戦車の横っ腹を直撃するとキャタピラーや車輪を千切り飛ばしながら粉々になって空中高く舞い上がった。

「イェイイェイイェ~イ!ヤッタネェ~!」と両手でガッツポーズする彼女。

「ワタシも負けませんからっ。」と里緒が足元の戦車を2両掴みあげると無造作に彼女の特攻ブーツの前に並べて置いた。

「ワタシのマジ蹴りを喰らえっ!ソリャ~ッ!!」

❝ヴァキ~ン!!❞

里緒の特攻ブーツが2両の戦車をすくい上げるようにして高々と打ち上げた。

もちろんとてつもない衝撃によって粉々に砕け散った残骸は遥か後方の砲兵隊陣地の上に降り注いだ。

「ワタシのチカラ、見たかヨォ~ッ!!」とこぶしを突き上げる彼女。


その後はもう歯止めが効かない強烈なブーツ蹴りの応酬となった。

手当たり次第に戦車を蹴り上げるレディース達。

何度も何度も繰り返し蹴り上げられる戦車は細かい鉄片となって空中高く舞い上がり、辺り一面にパラパラと降り注いだ。

レディースりんり~ず達の凄まじい破壊力には、さすがのわたし達も唖然とするばかりだった。

特に172mの里緒のキック力は凄まじく、スラリと伸びた美脚から繰り出されるブーツ蹴りはあらゆるものを木っ端微塵に吹き飛ばした。

特攻りんり~ずのブーツ蹴りによって更に30両以上の戦車が消滅した。

「こんなオモチャ、ワタシらの敵じゃねェッつ~の!」と洋子が吐き捨てるようにつぶやく。

わたし達の前方に戦闘隊形のフォーメーションで展開していた戦車隊はわずか10分ほどで壊滅した。100両以上の戦車と1000名近いドイツ兵がレディースりんり~ずの特攻ブーツ蹴りの犠牲となった。

戦車隊が展開していたグリーンの平原はすでにレディース達の無数のブーツ痕でボコボコになっていた。その破壊力の凄まじさは遠目にも明らかだった。

前衛部隊が全滅したドイツ軍機甲師団。

主力部隊は更に密集隊形を組んで待機中だった。

そんな大部隊は戦車300両に戦闘車両1000両以上とまだまだおびただしい数だった。

そんな大部隊の前に仁王立ちになって威圧する洋子。

おもむろに右足を左足の前に出してクロスさせ、つま先を手前の戦車の脇に置いた。

すると突然大声で怒鳴った。

「あ~、マジでウゼェ~!こいつらっ!!」

❝シュヴァシュヴァジュヴァ~ッ!!❞

クロスさせていた右足を反対側に向かっていきなりなぎ払った彼女。

密集して並んでいた戦車隊は地表もろとも洋子の特攻ブーツの靴底によって蹴り飛ばされた。

ひと蹴りで十数両の戦車隊をメチャメチャにした彼女、まだまだ暴れ足りない様子だった。

「ワタシ、こいつらの上で踊ってもいいですか?」と幸恵に問いかける。

「じゃあ、みんなで踊っちゃおうかっ!」と叫ぶ幸恵。

彼女の言葉にわたしと麻美も❝ぶっ壊し隊レディース❞に加わった。














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