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巨大ヒロイン・ジーパンレディー律子  作者: スカーレット
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第72話・美魔女ジーパンレディー幸恵登場!

 幼いライナーを自宅に連れて帰った里奈子。

言葉の壁に苦心しながら2人の生活が始まった。

彼女が勤務中は一人ぼっちになるから、わたし達も交替で様子を見にいった。

しかし、里奈子をトリップに誘うことは止めることにした。

そこでわたし達が白羽の矢を立てたのが職場の先輩、岸本幸恵さんだ。

妖艶な雰囲気の38歳で既婚、美魔女のような容姿はさぞやあっちの世界では破壊的なジーパンレディーになりそうな感じだった。

身長160cmくらいでスリムなボディーにムチッとした太ももがとてもセクシーな彼女。

わたし達が目をつけたのもそんな彼女のジーパン姿がイメージにピッタリだったからだ。

それに時々ではあるが黒い編み上げタイプのロングブーツをジーンズにインしてくるのも決め手になった。

わたし達より少し年上の彼女、職場ではいろんなことを親切に教えてくれる。

わたし達も彼女のことを慕っていたから余計に小人達の世界でどんな行動を取るのか興味津々だった。

まずはうまく彼女を誘い出して、とにかくトリップして巨大化させて夢のような1時間を体験させるのが目的だ。

あとはリアルな夢だったと思わせればよいのだ。

そこでわたし達はトリップデーの少し前に彼女に声を掛けた。

「幸恵さん!たまには一緒に飲みに行きません?」とわたしが誘ってみる。

「あら、わたしを誘ってくれるなんて珍しいわね。いいわヨ。」とすぐに快諾する彼女。

とりあえず少し飲ませてほろ酔い加減にした方がやりやすいと思った。

そして麻美がすかさずフォローを入れる。

「幸恵さん、今回わたしもご一緒させていただきま~す!」

「ところでェ、幸恵さんレースアップのブーツ持ってましたよね?」

「わたしも欲しいなァって思ってるんですけど、どこで買ったんですか?」

「銀座だったかしら、飲み会の時にでも履いてってあげるわよ。」と気軽に応える彼女。

普段からジーパンしか履いて来ない彼女、これで当日はジーンズにブーツインでやって来るに違いない。あとは手袋だがわたし達のものを現場でとっさに渡せばよい。

とんとん拍子に話が進んでいくから、ワクワク感を日増しに募らせるわたし達。

普段清楚な彼女がどんな風に変身するのか楽しみで仕方がなかった。

そして飲み会の当日、彼女は期待通りいつものジーパンに黒いレースアップブーツを履いて登場した。

今日の彼女は濃いグレー系のニットセーターにネイビー系のスキニージーンズを着用。

それに黒い編み上げタイプのロングブーツを履いていた。

ジーパンはわたし達と同じように毎日職場に履いてくるお気に入りのものらしく、全体的にすっかり色落ちしていて所々がほつれている状態だった。

そしてブーツは彼女のスラリとした美脚を包み込み、ガッシリとした7cm丈のヒールはとても破壊的な印象だ。

「幸恵さん!そのブーツとってもイケてますよねェ!」と麻美。

「わたし、ブーツはこれしか持ってないの。」

「でも気に入ってるから時々こうやってブーツインしてみるの。」と屈託なく応える彼女。

そんなやり取りの後、わたしのマンションの近くにある寿司屋に向かうわたし達。

飲み会といっても学生の頃とは違って今では食事がメインの飲み会だ。

「ここのお寿司屋さん、すっごく美味しいんですよ!」とわたし。

「嬉しい!わたし、そんなに飲めないから今夜はガッツリ食べるわ!」と嬉しそうな表情の彼女。

お店に入るとビールで乾杯してから女子会トークが始まった。

普段職場では仕事のことしか話さないから、彼女の私生活について質問しまくるわたし達。

でも彼女は素直に何でも答えてくれた。

商社マンのご主人と小学生の娘さんと3人暮らしの彼女。

学生時代はスポーツ万能だったらしい。

そして大学生の頃にモデルでバイトしていた経験があるという。

なるほど、だから38歳でも若々しくそれでいて大人の女性の魅力に満ち溢れているのだ。

若い頃はちやほやされた彼女も結婚して子供ができた後はすっかり落ち着いてしまったみたい。

特に生活に困っている風でもなく、暇つぶしに週4日ほどパートに来ている。

そんな話をしている内にすっかり時間が経ってしまった。

麻美が盛んにビールを注ぐから彼女もすっかりほろ酔い加減になっていた。

「そろそろ2軒目に行きません?わたしお洒落なショットバーを知ってるんです。」と言って外に誘い出すわたし。

お店を出たわたし達はのんびりブラブラ歩きながらいつもの公園に向かった。

酔っているとはいえ比較的しっかりとした足取りの彼女。

でも思ったよりも酒に弱いらしく、いつもより随分と陽気な感じに変わっていた。

だから後で誤魔化すのも簡単そうだった。

「幸恵さん結構酔ってます?」

「そこの公園で少し休んでいきませんか?」と切り出すわたし。

「そうねェ、少し夜風に当たった方がいいみたいね。」とわたし達の誘導する方に歩き出す彼女。

公園のベンチに着くと腰を下ろしてすっかりくつろぎ始めた。

❝今だ!❞

そう決心するとわたしは素早く手鏡を取り出して呪文を唱えた。

うつむき加減の幸恵の前が緑色の光に包まれ始めてもまだ彼女が気づいた様子はなかった。




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