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巨大ヒロイン・ジーパンレディー律子  作者: スカーレット
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第67話・わたし達のブーツを喰らいなさい!

 「オラオラ~!気持ちいいかヨォ!」と凄い形相で踏みにじり続ける麻美。

ベージュグレーのロングブーツが男の胸に食い込んでいく。

膝を突き立てて渾身の力を右足に込めながらグリグリと回転させる彼女。

男はさすがに息も出来ない状態になっていた。

このままでは死んでしまう。

「ちょっと麻美、死んじゃうよ!」と彼女の肩に手を掛けるわたし。

「どっちみち殺すんでしょ?」と言いながらやっと踏みつけるのをやめて足を床に下ろした麻美。

男の白いシャツの胸元には強烈に踏みにじられた事を物語るように、麻美のブーツのどす黒い靴跡がクッキリと残っていた。

「それじゃあ、もう少し優しく可愛がってあげなきゃねェ~。」と笑いながら男を見下ろす彼女。

「今度は律子の番だよ!タップリいたぶってやんなよォ!」と麻美がわたしの背中を押す。

「あっ、まだ殺さないでね!わたしももう1回イビらせてもらうからァ。」

とまだまだイジメ足りない麻美だった。

さすがに麻美のように力任せに蹴ったり踏みつけたりすれば、いくら女性のわたしでも簡単に殺してしまいそうだ。

そこで、この男のプライドをズタズタにしてやろうと思ったわたし。

「ちょっと、ごめんなさ~い!」

そう言いながらわたしは先ほど麻美が踏みつけた胸のあたりにゆっくりと両足で乗った。

わたしのダークブラウンのロングブーツが男の胸に食い込む。

「わたし、そんなに重くないよねェ?」

そういうと、わたしはゆっくりとしゃがみ込んで男の顔にわたしの顔を近づけた。

「散々蹴られて痛かったでしょ?」

「さっさとミスターコンドウの事を言いなさい!」と少し優しい口調で話しかける。

しかし、男はしゃべるどころかわたしから顔を背けた。

ムカついたわたしは強引に両手で男の頭を正面に向かせる。

そして口の中にたっぷりと唾を溜めて男の顔に垂らしてやった。

「プッ!」

ネットリとした気泡混じりの白い唾の塊が男の口のあたりにポトリと落ちた。

男は嫌悪感からか思わず口を開けようとした。

しかし無情にもわたしの垂らした唾が糸を引いて彼の口の中に流れ込んだ。

「ど~お?わたしの唾の味。甘~い香りがするでしょ?」

そういうとわたしはそのまま立ち上がってブーツのつま先で男の口元を踏みつけた。

「遠慮しないでもっと飲みなさいヨォ~、わたしのツバ!」

泥で汚れたわたしのブーツが男の顔にまんべんなくわたしの唾をなすり付けていく。

そして何か叫ぼうと男が口を開けた瞬間に、ブーツのつま先を無理矢理口の中にねじ込むわたし。

「ホラァ~、舐めろよォ!わたしのブーツ。」

クールな口調でグイグイとブーツを口の中にめり込ませるわたし。

男の口元は彼の血とブーツに付着した泥とでひどく汚れていた。

「今度はヒールも綺麗にしなさい!」

そういいながらわたしはつま先を一旦抜いてブーツのかかとを男の口の中に押し付ける。

黒光りした幅広の6cmヒールが男の口の中にめり込んでいく。

「もっと舐めろよォ~、ホラホラァ~!」

男の胸はわたしの左足に踏みつけられ、口にはわたしの右足のヒールがねじ込まれた状態だったから息をするのもやっとだった。

男の体に両足で乗ったまま拷問を続けるわたし。

その内に彼が必死になって何かを言おうとしている事に気づいた。

そこでわたしは右足を少し上げて、ブーツのヒールを彼の口からゆっくりと抜いてやった。

わたしは再びしゃがみ込んで「なに?何か言いたいの?」と尋ねる。

次の瞬間、男の口からとんでもない言葉が飛び出した。

「ユー、ビッチ!ファックオフ!!」死を覚悟した彼の最後の言葉だった。

いままで手加減して優しくいたぶってきた自分が馬鹿らしくなった。

そして、男が発したこの世界共通の悪態は、わたし達を激高させるのには十分すぎた。

「ムカつくっ!コノヤロ~!!」そう叫びながらわたしはブーツのヒールを何度も何度も男の顔に打ち付けた。

❝グシュッ!グシュッ!グシュッ!❞

そして両足で男の顔に飛び乗ってやった。

「ウリャ~!」

❝グジュッ!!❞

ブーツを履いたわたしの両足が男の頭を強打した。

さらに男の言葉に激怒した麻美もリンチに加わった。

「コイツ!ざけんじゃね~よ!オラっ!」

麻美も両足で男の腹部に飛び乗って飛び跳ねるようにストンピングを始めた。

「オラオラオラオラ~!」

❝ヴァスッ!ヴァスッ!ヴァスッ!ヴァスッ!❞

彼女のブーツが男の上半身を余すところなく強打していく。

わたしも再び彼の頭と胸に両足で飛び乗るとまるで行進でもするように膝を高く上げて繰り返し繰り返し踏みつけた。

「死ねよ、コイツ!!」

❝グシュッ!グシュッ!グシュッ!❞

わたし達の怒りは一向に収まらず、わたしも麻美も男の体の上でまるでダンスでも踊るように何度も何度も飛び跳ねてやった。

やっと正気に戻ったわたし達、男の体から降りるとすでに息は無く死んでいた。

「ザマ~みろっつ~の!」

「ほんと、ムカつく奴だったよねェ、コイツ!」

麻美が吐き捨てるように言った。

「でも、なんかスッキリした気分かも。」と少し落ちついてきたわたし。

足元を見ると、2人ともブーツに男の血しぶきが飛び散ってすっかり汚れてしまっていた。

「これで拭けばいいわ。」そういうとわたしは男が着ていたジャケットでブーツの汚れを拭い始めた。

麻美は男が着ている白いシャツにブーツの汚れをなすり付けている。

彼の白いシャツはわたし達のブーツの靴跡で真っ黒になっていた。

「こんなのライナー君に見られたら、わたし達軽蔑されちゃうよね?」と変な心配を始める麻美。

いずれにしても口の堅い生意気なこの男をなぶり殺しにしたのは仕方がない。

しかし、わたしはこの男の凄惨な死体を少し偽装しなければならないと感じていた。

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