第55話・わたしは必殺処刑人律子と申しま~す!
哀れなドイツ兵達にブーツのつま先を突き立てるわたし。
生身の体にヒットする度に快感が体中を突き抜ける。
わたしに足をへし折られて身動きできない半身不随の兵士達。
なすすべも無くわたしのブーツに突き殺されていく。
1人また1人と殺すたびにわずかな罪悪感と爽快感が入り交じり、ジンジンとわたしのからだを熱くさせる。
❝もっともっと殺してやる!でもちょっと可哀想かも・・。❞
そんな気持ちがわたしを更にSへと駆り立てる。
ブーツのつま先を散々打ち込んだわたし。
足元を見ると、わたしのブーツの直撃を喰らって潰された遺体が10数名、ヒットを逃れた者が4名、腕や体の一部を潰されて瀕死の者が数名いた。
そんな光景を見たわたしはだんだん気持ちが高ぶり始めてついに爆発した。
「みんな、死んじゃえ~!」
そう叫ぶとわたしはドイツ兵達が転がっている所に駆け寄って両足で容赦なく踏みつけ始めた。
両足で小刻みに何度も何度も踏みつけるわたし。
「えいえいえいえいっ!」
❝ズンズンズンズン!❞
10数名のドイツ兵を血祭りに上げたわたしのブーツのつま先は鮮血に染まっていたがすぐにどす黒い汚れに変わった。
そしてこの強烈な足踏みで凄まじい土煙があがり純白のブーツもすっかり薄黒く汚れてしまっていた。
ようやく足踏みを止めたわたしはゆっくりと足元を見下ろしてみる。
そこには無数の靴跡が刻み付けられ、判別できないほどグチャグチャになった20数名の遺体がペチャンコになって地面にへばり付いていた。
「カァ~~、ペッ!」
❝ズリ~!❞
ドイツ兵達のむくろに向かって唾を吐きかけて、つま先でなすり広げるわたし。
これがこのつま先打ちによる処刑のエンディングに相応しい。
あまりにもクールな自分に陶酔してしまうわたし。
「ちょっと、やりすぎちゃったかなァ?」
「でもいい気味!わたしに逆らった罰なんだから!」
そういうとわたしはまだ生き残っていた装甲車に向かって歩き出す。
恐怖のあまり必死になって撃ちまくる彼らにお構いなしのブーツキックが炸裂する。
「そりゃ~!」
❝ズッコ~ン!❞
手当たり次第に装甲車の側面を蹴り付けるわたし。
ブーツが突き刺さったまま蹴り上げて、空中高く吹き飛ばす。
更に装甲車をすくい上げるように蹴り上げる。
蹴り上げられた8輪装甲車はひっくり返って爆発炎上した。
「いい感じ!マジでサイコ~!」
そう叫ぶと今度は同じように別の装甲車の車体下につま先を突っ込んですくい上げるようにして思いっきり蹴り上げた。
わたしの右足が高々と振り上げられた瞬間、装甲車は3回転して車輪が吹っ飛び、10数名の歩兵を巻き込んで爆発した。
「アッハッハッ!やったね!」
手を叩いておどけまくるわたし。
装甲車両を全滅させたわたし、生き残ったドイツ兵達は我先にと逃げ出した。
「まて~!逃がさないんだからァ!」
そう叫ぶとわたしは逃げ出した数10名の兵士達に襲い掛かった。
手当たり次第に踏み殺したり、蹴り飛ばしたり、純白のロング手袋をはめた手でつかみ上げては握り殺したりとやりたい放題のわたし。
ピンクのシャツに映えるエナメル系の白いロング手袋も白いロングブーツも殺しまくったドイツ兵どもの血と泥とでかなり汚れていた。
「せっかく新調したコスも台無しじゃん!」
そう吐き捨てるように叫ぶわたし。
わたしの足元に生き残った兵士が20数名ほどいた。
わたしが立っている反対の方にはわたしより恐ろしい麻美が暴れまくっている。
「残念でした~!もうあなた達に逃げ場は無いみたいね。」
「おとなしくわたしに踏み殺される方がいいかもよ~!」
先ほどのつま先打ちによる処刑を目の当たりにしている彼ら。
すっかり絶望して武器を捨ててわたしの足元に両手を上げて集まってきた。
「いい子ねェ~!最初っからそういう態度でなくっちゃダメだぞ~!」
ようやくわたしの恐ろしさを実感したのだろう、従順な彼らを愛おしくさえ思えてくるから不思議だ。
❝でも、コイツらを許すわけにはいかないわ!❞
そう感じたわたしはしゃがみ込んで一箇所に固まるように両手で追い立てる。
わたしのサイズで30cm四方くらいの狭い所に呆然と立ち尽くす兵士達。
わたしの事を見上げる彼ら目掛けていきなりジーパン膝を打ち付ける。
「死ねッ!」
❝ズ~ン!❞
わたしの右足のジーパンとブーツの境目あたりが彼らを直撃した。
ヒザをゆっくり持ち上げると、そこには10名程のドイツ兵の遺体が押し潰されていた。
「あらっ、ごめんなさい!」
「ちょっと強烈だったかしら?」
冷たく微笑みかけるわたしから逃げ出そうともせず、へたり込む残った兵士達。
「わたしは正義の味方、りんりん律子って言うの。」
「本当はとっても優しいお姉さんなんで~す!」
「でも今日はァ、君達を許さないゾ~!」
そう可愛らしく語りかけたわたしはいきなり手前の兵士をつかみ上げて両手をもぎ取った。
そして最後に頭部を引きちぎって遺体を投げ捨てる。
それを合図に次々と兵士達をつかみ上げては腕や頭を引きちぎるわたし。
「気持ちいいのはわたしだけって事かもねェ~!」
そういって笑いながら皆殺しにするわたしだった。