表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
巨大ヒロイン・ジーパンレディー律子  作者: スカーレット
48/278

第48話・わたし達って,かなりSかも~!

 わたし達は3人でドイツ軍をこれでもかって言うくらいに痛めつけていた。

1000名の歩兵部隊の殆どを踏み殺したわたし。

装甲車やトラック部隊を全滅させた麻美。

そして戦車部隊をおもちゃにしてメチャクチャに蹴散らした里奈子。

わずか30分程でドイツ軍部隊は全滅に追い込まれた。

戦車や装甲車は残らず麻美と里奈子によって破壊されていた。

あとはわたし達の足元を100名ほどの兵士達が逃げ回っているだけだった。

「律子!わたし達の恐ろしさ、こいつらに十分伝わったみたいね。」

「それっ!」

❝パコ~ン!❞

そういいながら麻美は足元のドイツ兵2人を上履きで思いっきり蹴り上げた。

蹴り飛ばされた2人の兵士は衝撃で頭と手足がバラバラに吹っ飛び、上履きのつま先の黄色いゴムの部分に鮮血がべっとりと付いてしまった。

「やだァ、汚れちゃったじゃん!」

顔をしかめながら上履きのつま先を地面に擦り付けて血を拭い取ろうとする彼女。

タダでさえ汚れている彼女の上履き、つま先の黄色い耐油ゴムの部分は更に真っ黒になった。

「ホント、ウザいよねェ、こいつらって。」

「それそれそれ~!」

❝ズンズンズ~ン!❞

わたしもそういいながら足元をウロウロと走り回るドイツ兵を上履きのカカトで踏みつける。

そしてグリグリとにじりつけてやった。

「わたしもこいつらをいたぶるのが快感になってきちゃったかも~。」

「待て~!え~い!」

そう叫ぶと里奈子は相変わらず逃げ惑う兵士をゴム手袋をはめた手で捕まえてはジーパンにこすり付けていたぶり殺している。

「なんかァ、わたし麻美のことSって言ってたけどォ、実はわたしもかなりSみたい。」とわたし。

「実はわたしもなんですよォ~、この感覚クセになりそ~!」

「逃げんじゃね~よ!このォ~!」

❝ズ~ン!❞

そういってる矢先にドイツ兵を1人上履きの餌食にする里奈子。

「みんなこのサイズになって結構楽しんでるじゃん!」

「そういえばァ、わたし達って今どのくらいの大きさだっけ?」

と麻美が尋ねる。

「50mくらいだと思ってたけど、もっと大きいかも。」とわたし。

「もっと大きいですよ!わたし達。」

「戦車や小人の大きさからするとわたし達60mくらいはありますって。」

と冷静に計算する里奈子。

「やだ、そんなに大きいんだわたし達って!」

とちょっとビックリしたわたし。

確かに10年前にトリップしているから今までの100倍から33倍って事になる。

そうするとわたしの身長が164cmだから正確に計算すれば55m位って事か。

「まだまだ大きいのね、わたし達。」

「そうするとわたし達の身長が60m位だったら、小人は今までの3倍以上の大きさになるって事?」とわたし。

「そうですよ、今までよりずっと大きいからちょっと気持ち悪いかも・・。」

と里奈子。

「でも、その分イジメがいがあるじゃん。」

「こいつらの苦しむ顔を見ながら、いたぶるのってサイコーの気分。」

とS丸出しの麻美。

でもわたしや里奈子ももう否定はしなかった。

ドイツ兵もアリンコくらいの大きさだと何も感じないで踏み殺していたけど、さすがに今日殺しまくった奴らのサイズになると“殺してる”ていう感覚が実感できて言いようの無い優越感と高揚感を覚えた。

何気ないわたしのひと踏みで2人のドイツ兵の人生を奪ったんだなって思うと、可哀想な反面“それだけわたしは強いんだ!”ていう快感がわたしの全身を覆い尽くしていた。

そんなやり取りをしている間に面白半分に敗残兵を踏みまくったわたし達。

「もう、全滅しちゃったみたいね。」

「あ~あ、もっと殺したかったなァ・・。」と麻美。

町の中心街はグシャグシャに踏み潰された戦闘車両と踏み殺された無数のドイツ兵の死体で埋め尽くされていた。

「残りの時間で町を壊しましょ!」とわたし。

「そうねェ、もうひと暴れするかっ!」と麻美。

わたし達がそういうと里奈子は早速目の前のビルに跨ってジーパンで押し潰し始めた。

わたしも右手のビルに上履き蹴りを入れる。

麻美も近くのビルに膝蹴りを喰らわした。

わたし達の町破壊が再開し、あたり一面は瓦礫と化していった。

町といっても郊外の小さな町だから、ビルもせいぜい5階建てくらいのものが10棟位あるだけだ。

あっと言う間にめぼしいビルを破壊し尽くしたわたし達は住宅街の破壊を始めた。

ちょうど手頃な大きさの住宅がギッシリと並んでいる。

「こういうの、踏み潰すのって楽しいよねェ!」

と笑いながら住宅を上履き踏みする麻美。

もう住民達に避難するように呼びかけるなんていう気持ちも無くなっていた。

「こんな家に住みたかったなァ!」

「イェ~!」

❝ズヴ~ン!❞

「アッハッハッ!冗談だってばァ~!」

「マジでウケる!」

手を叩いて笑いながら住宅を踏み潰す麻美。

「わたしのキックでも喰らいなさい!」

「そりゃ~!」

❝ジュヴァ~ン!❞

里奈子の赤い上履きが茶色い屋根の2階建て住宅を吹き飛ばした。

「結構もろいのねェ、でも気持ちイイぞ~!」

「イェ~イ!」

調子に乗って手当たり次第に住宅を踏み潰したり蹴り飛ばしたりメチャメチャに壊しまくる里奈子。

5分もしないうちに20軒以上の家々がわたし達の上履き蹴りで跡形もなく破壊されていた。

「この町が全滅する頃に扉が現れるわね。」

と意外と冷静なわたしだった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ