表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
巨大ヒロイン・ジーパンレディー律子  作者: スカーレット
46/278

第46話・わたし麻美に逆らうとこうなるっつ~の!

 わたしがドイツ軍歩兵部隊を痛めつけている間に麻美と里奈子は戦車隊と闘っていた。

「ホラホラッ!わたしに逆らおうなんて、いい度胸してるじゃん!」

そういうと麻美は新型のタイガー戦車を両手で持ち上げた。

「こうしてやるワ!えい!」

❝グッシャ~ン!❞

戦車の前部と後部をガッチリと掴んだ彼女は少し膝を持ち上げて太ももに思いっきり叩きつけた。

タイガー戦車は無残にもグシャリと折れ曲がり、衝撃で砲塔は吹っ飛んでいた。

足元に転がった砲塔に向かって折れ曲がった車体を投げ捨てる麻美。

「あ~、スッキリした!」

「そうだっ、わたしローラースケートやりたくなっちゃったのよねェ。」

「こんな所にちょうどいいものがあるじゃん!」

そういうと今度は8輪装甲車のところに駆け寄った彼女。

両手で2両の装甲車を足元に並べると右足を車両の中央にゆっくりと載せた。

「わたしの体重に耐えられるかな~?」

そういうと右足を軸にして一気に左足ももう1両の装甲車の上に載せた。

❝グジュッ!❞

麻美の体重に耐えられるはずも無く2両の装甲車は一瞬でペシャンコに踏み潰された。

「これって、紙でできてんの?ちょっともろすぎっ!」

装甲車を押し潰した麻美の黄色いバレーシューズ目掛けて十数名の歩兵が銃撃を始めた。

「そんなにわたしの上履きで踏まれたいんだ?」

「じゃあ、望み通りこうしてあげる!」

そういうと麻美の上履きがドイツ兵達に襲い掛かる。

まるでサメの歯のようなギザギザ模様の靴底が凄い勢いで兵士達を擦り潰していく。

しかも踏みつけるのと同時にグリグリと上履きを回転させて“にじり”を加える。

巨大な麻美に踏みつけられただけでも即死状態なのに、更ににじりつけるからドイツ兵の体はバラバラに踏みしだかれた。

それにしても、とにかく汚れている彼女の上履き。

布地の部分はねずみ色とこげ茶色の間のような濃い色に染まり、つま先からソールにかけての黄色い耐油ゴムの部分には真っ黒な汚れが付着している。

更に靴の裏には泥やホコリがタップリと付いて真っ黒だった。

わたしや里奈子の上履きもかなり汚れているが麻美の上履きには負ける。

しかしそれだけ汚れた麻美の上履きだったが破れたりはしていなかった。

それに学生時代はみんなかかとを履き潰して使っていたが、職場では衛生上の理由からそれは許されない。

だから、3人とも悲惨なくらい汚れていたが形は綺麗なままだった。

それでもあんなに汚れた上履きで踏みつけられるのはちょっと可哀想かも。

そんな汚れた上履きを地面でにじりまくって靴底に泥をタップリと付着させては逃げ回るドイツ兵達を踏みまくる彼女。

「ホラホラホ~ラ!」

「もっと可愛がってやるからァ、わたしから逃げるんじゃね~よ!」

そういうと彼女は足元を逃げ回る兵士達を上履きで軽く蹴りつけるようにしてなぎ倒していった。

そして、なぎ倒された兵士の下半身をつま先で軽く押さえつけ、身動きできない状態でもう片方の上履きのゴム底で何度も何度もいたぶり続ける彼女。

数回靴底をなすりつけただけで上半身はちぎれてしまっていた。

「んふふっ、いい気味~!」

「もっともっと可愛がってあげるわ~!」

そうつぶやくと今度はなぎ倒された兵士達の右半身や下半身などワザと体の半分を踏みつけては半殺しにしていく。

これでは生き地獄だ。

「わたしに逆らった罰よ!」

「もっともっと苦しめっつ~の!」

十数名のドイツ兵を半殺しにして楽しむ麻美。

「死ね!」

吐き捨てるようにいうと彼女は半身不随で動けないドイツ兵達をかかとで次々と踏みつけてトドメを刺していった。

面白半分に数十名のドイツ兵をいたぶり殺した彼女。

「あ~、おもしろかった!」

「え~い!」

❝ズヴァッ!❞

足元の8輪装甲車を蹴り飛ばした麻美、強烈な上履き蹴りを喰らった装甲車は正面に停まっていたトラックを直撃し、十数名の兵士を巻き添えに爆発炎上した。

「アッハッハッ!やったねっ!」

手を叩いて喜ぶ麻美。

「そろそろわたしのゴム手も暴れたいみたい!」

そういうと今度は装甲車やトラックが密集している所に駆け寄った。

そして、しゃがみ込んで手当たり次第にゴム手袋をはめた手の平で押し潰し始めた。

「それ~!こんなもの~!いぇ~!」

❝グシュッ!ジュヴッ!グシャッ!❞

鈍い音が響き渡り麻美のどす黒く汚れた白いゴム手袋が容赦なくドイツ軍の車両をペシャンコにしていく。

8輪装甲車を4両、トラックを5台、両手で押し潰した麻美はちょっとイライラした顔で立ち上がった。

「あ~、めんどくさっ!」

「そ~れっ!」

❝ガッシャ~ン!❞

そう叫ぶと右足で残りの車両をなぎ払うように蹴り上げた。

蹴り飛ばされた3台のトラックと2両の装甲車が周りの建物を直撃してメチャメチャになって燃え上がった。

「やり~!いぇ~!マジでサイコ~!」

暴れまくった麻美の足元には踏み殺された100名以上のドイツ兵の死体とグシャグシャに潰された約20両の戦闘車両で埋め尽くされていた、

「わたしに逆らうとどうなるか分かったかよォ!」

「こうなったら1人残らずぶっ殺してやるから覚悟しなっ!」

そう叫ぶと戦意を喪失して逃げ出したドイツ兵の一団に向かって襲い掛かっていった。











評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ