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巨大ヒロイン・ジーパンレディー律子  作者: スカーレット
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第44話・わたし、上履き踏みが快感なの~!もうたまらな~い!

 麻美と里奈子がドイツ軍に襲いかかっているのを見て、わたしも早く暴れたい気持ちでいっぱいになった。

そして、ドイツ軍の歩兵部隊の後方に突然現れたわたし。

「わたしはりんりん律子で~す!」

「わたしって、暴れたくてウズウズしているちょっと優しいお姉さん!」

「いいこと!ここからは1人も逃がさないんだからァ!」

そう叫ぶと、わたしはドイツ軍の前に躍り出て遠慮なくドイツ兵達目掛けて“上履き踏み”を喰らわした。

「これがわたし達の女子力よ!」

「えい!えい!え~い!」

❝ズ~ン!ズ~ン!ズ~ン!❞

両足に力を込めては右往左往する兵士達を次々と踏み殺すわたし。

今までとは違って5cm位の小人達が足元を何百人もウロウロしている光景は気持ち悪いくらいリアルで生々しい感じだった。

ただ、ひと踏みする度に兵士達の悲鳴が聞こえ、わたしも上履きの靴底を通して人間を踏み殺しているという感触を実感する事ができた。

わたしは麻美の事をかなりSっ気があるって思ってたけど、ひょっとしたらわたしの中にもそんな一面があるのかもしれないと思ってしまう。

「イェ~!もっともっと殺してやる~!」

「え~い!それ~!このォ~!」

❝ズズ~ン!ズズズズリッ!ズヴォ~ン!❞

わたしに踏み殺される直前の兵士達の恐怖に凍りついた表情までもがはっきりと見えた。

そんな彼らの表情や悲鳴を体感すると、わたしの全身に“ジーン”と電気が走ったような状態になり、踏みつけるのを躊躇するどころか、ますます殺戮を加速させる事になった。

「ちょっと汚れた上履きでゴメンナサ~イ!」

「でも、わたしィ!り~ん(凛)と元気!!」

「イエ~イ!イェイイェ~イ!」

「カッカァ~、ペッペッ!」

踏み殺しながら逃げ惑うドイツ兵に向かって唾を吐き掛けるわたし。

わたしのどす黒く汚れた上履きがドイツ兵達に襲い掛かかる。

何だか容赦なく殺しまくる自分が少し怖くなってきた。

❝わたしって、こんなにSだったっけ?❞と自問しながら殺し続けるわたし。

これまでに何万人も殺してきたわたし、なので今更という気もするが、今日は特に今まで抑圧されていた自分の隠れた感情が一気に噴出したような凄まじい殺しっぷりだった。

わたしのひと踏みが3~5名のドイツ兵を葬り去った。

わたしに踏み殺された兵士をみると、ペチャンコに押し潰され体には上履きのギザギザ模様の真っ黒な靴跡がクッキリと残され、へしゃげたヘルメットが“踏み”の強烈さを物語っていた。

「わたしに逆らう悪い子はどの子かなァ~?」

「え~~い!」

金切り声に近いわたしの叫び声と共に足元の兵士達を思いっきり右足で蹴り上げるようになぎ払ったわたし。

上履きのつま先の黒く汚れたグリーンのゴムの部分が十数人のドイツ兵達を散り散りに吹き飛ばした。

すると逃げるのを諦めてわたしに向けて銃を構える兵士が目に入った。

「絶対に、許さない!」

「コイツめ~!」

❝ヴゥ~ン!❞

機関銃を構えていた2人のドイツ兵に狙いをつけて渾身の力を込めて踏みつけたわたし。

凄まじい轟音とともに土煙が上がりわたしの右足が地面にめり込んだ。

ゆっくりと足を上げて見てみると、あまりにも強烈なわたしの上履き踏みに、ドイツ兵の遺体は判別できないほどグチャグチャに踏みしだかれていた。

「ヤッタネッ!」と両手でガッツポーズするわたし。

わずか数分の間に100名近いドイツ兵を殺しまくったわたし。

そして右足を少し上げて上履きの靴の裏を覗き込んでみる。

すると靴底一面に兵士達の血や肉片がギザギザとした靴底模様の溝の部分に泥と混じって大量にへばり付いていた。

「カァ~ッペッペッ!」

地面に唾を吐いては靴底をなすりつけて汚れを落とそうとするわたし。

「ちょっとォ!わたしの上履きの靴底が汚れちゃったじゃん!」

「そこのあなた達!綺麗に掃除しなさい!」

そういって足元のドイツ兵達に靴の裏を見せ付けながら彼らの頭上に靴底を近づけるわたし。

もちろん日本語の理解できない彼らはわたしの行動にポカ~ンとした様子だった。

それがごくごく自然な反応なのに、わたしのイライラに火をつけた。

そして、

「わかんねェのかよォ!」

❝ジュブッ!❞

地面から5cmくらい、つまり兵士達の頭の位置で上履きを寸止めしていたわたしは怒りと共に一気に踏み降ろした。

3人のドイツ兵がわたしの上履きにペチャンコに押し潰されて見るも無残な姿になっていた。

彼らにしてみれば自分達の武器が全く通用しない巨大な凶暴女が猛り狂って暴れまくっているのだから、すっかり戦意を喪失してしまっているようだった。

かなり殺しまくったつもりでもまだまだ何百人ものドイツ兵達がわたしの前にウヨウヨといた。

「こうなったら、こうしてやるワ!」

「えい!」

❝ズヴォ~ン!❞

「そりゃ~!」

❝ゴヴァ~ン!❞

わたしはドイツ軍が展開している道路の両サイドに建っているビルに思いっきり回し蹴りを喰らわした。

わたしの強烈な上履き蹴りにいとも簡単にビルは吹き飛ばされて、その瓦礫が兵士達に降り注いだ。

「ど~お?わたしの上履き蹴り!」

「もっともっと暴れてやるからネ!」

「わたし、りんりん律子のお仕置きタイムの始まり~!」

「それそれ~!」

落ちてきたビルの瓦礫が当たって負傷した兵士達にわたしの汚れた緑色の上履きが再び襲い掛かる。

「え~~い!!」

わたしのもの凄い叫び声があたり一面に響き渡った。

わたしの大殺戮はまだ始まったばかりだ。












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