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巨大ヒロイン・ジーパンレディー律子  作者: スカーレット
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第41話・わたし達の汚れた上履き

 次回のトリップデーまであと2日、わたし達も気持ちの高ぶりを感じ始めていた。

そんな中、バイト先でお昼休憩にご飯を食べようと集まったわたし達。

「たしか午後は弁当の仕分け作業だっけ?」と麻美。

「そうよ、麻美チカラ仕事得意でしょ。」とわたし。

「でも一番馬力があるのって里奈ちゃんだもんね!」と麻美。

「わたし、そんなに力ないですよォ!」と里奈子。

「それはそうと、仕分けヤードで使うわたしの上履きもう限界かも。」と顔をしかめる麻美だった。

わたし達の職場では普段チルド類なんかを扱うフロアでは白いゴム長靴を履いているが、コンビニ向けの弁当を仕分けるヤードでは上履きに履き替える。

衛生上の理由らしいがゴム長も上履きもみんな洗ったりしないからとにかく汚れまくっていた。

わたし達が履いている上履きは、中学や高校で履いていたものと同じカラーバレーシューズだ。

素材は布キャンバス地でソールからつま先にかけては色のついた耐油性ゴムで甲の部分には2cm幅のゴムテープが通してある。

靴底には“ASAHI”とメーカー名が刻印してあり、靴底模様はまるでサメの歯のような互い違いのギザギザ模様だった。

わたしは中高といつもこのメーカーの上履きを愛用していた。

布地の部分が結構汚れやすくすぐに変色してしまうが、やわらかくて履き心地が良く結構長持ちなのだ。

だから職場で必要になった時も迷わずこのメーカーの上履きを購入した。

麻美と里奈子もわたしと同じお店で購入したから3人共お揃いだ。

でも色はそれぞれ好みに合わせてわたしは緑色、麻美が黄色、そして里奈子が赤色だった。

わたしも麻美もここで働き始めて結構経つから上履きもそれなりに汚れていた。

大体上履きを家に持って帰って洗うなんて発想は小学校までだ。

中高では上履きの洗濯なんて1回もした事ないし、物持ちのよいわたしだから上履きも中高それぞれ1足づつで間に合った。

なので卒業する頃になるとねずみ色に変色した上履きを履いてたっけ。

麻美にそんな話をしたら彼女もわたしと同じだった。

そしてこの職場で使っている上履きもあの当時に負けず劣らず汚れまくっている。

布地の部分はかなり濃いねずみ色に変色し、つま先からソールにかけては水アカのような黒い汚れがこびり付いていた。

わたしの上履きは緑色だからそれ程でもないが、麻美の上履きは黄色だからどす黒い汚れが特に際立っていた。

「たしかに、麻美の上履きチョー汚れまくりだもんねェ!」とわたし。

「律子に言われたくないなあ。」と切り返す麻美。

「そういえば、里奈ちゃんのも結構イイ感じに汚れてるよねえ?」と麻美

「わたしの上履きですかァ?そうでもないですよォ。」とちょっと心外な感じの里奈子。

でも麻美の言う通りまだ入社して半年なのに、彼女の上履きはどす黒くわたし達の上履きと変わらない位汚れていた。

不思議なもので上履きの汚れ方は人によって異なる。

高校の頃仲の良かった友達も3年間履きっぱなしだったが、薄汚れた程度でわたしみたいに真っ黒に変色してなかった。

里奈子って意外と活発だからすぐに汚れてしまうのかもしれない。

3人共このヤードでは白い帽子にマスク、それに白いエプロンをしてこの上履きを履いて作業していた。

フロアの床が特別清潔な感じもしないから作業を続ければ汗とホコリで布地が汚れるのも無理はない。

でもこの無残な色に変色した上履きも真っ白なソックスを履くとそのコントラストが妙に美しい。

だからわたしはいつも白いハイソを着用してジーパンの裾は少しロールアップさせていた。

麻美と里奈子もいつしかこのわたし流スタイルを真似するようになっていた。

「ね~え、今度のトリップ、この格好で行ってみない?」と突然麻美が言い出した。

「わたしの上履き、いつ破れてもおかしくないし、なんかこれで思いっきり虫けら共を踏み殺してやりたくなっちゃった。」と続ける彼女。

「いいわよ、たまにはわたし達の上履きにも活躍してもらおっか。」とわたし。

「え~!こんなに汚れたわたしの上履きで踏まれるなんてェ、ちょっと可哀想かも~!」と真っ黒に汚れた上履きの靴底を見ながらつぶやく里奈子。

「いいじゃん!あんなやつ等、わたしの上履きで散々もてあそんでからすり潰してやるわ!」と語気を強める麻美。

「じゃあ、決まりね!次回は特別に上履きレディース参上!・・みたいな。」とわたし。

「じゃあ、今回はみんなゴム手と上履きで集合ね。」と麻美。

「このイイ感じに汚れた上履きをアイツ等に見せ付けてやりたいからァ、みんな真っ白なハイソにジーパンを思いっきりロールアップさせましょ!」と続ける。

「それって、いいかも!ジーパンもヒザ下あたりまでロールアップさせた方がスタイリッシュかも~!」とわたしも激しく同意。

そんなやり取りをしながらわたし達は次回のトリップでの破壊を楽しみに待つ事になった。

次回は前回と違って小人達の表情がよく見える大きさだから、今までとは違った感触や快感が味わえるかもしれない。

そう思うと興奮を抑えきれないわたしだった。



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