第26話・わたし達の女子唾をたっぷり飲みなさい!
大通りに展開している数千名のドイツ軍部隊を相手にブーツで踏みまくる麻美。
ひと踏みで数十名、時には100名近く踏み殺しているが、とにかく数が多いから少し苦戦している様子だった。
「踏んでも踏んでもウジャウジャいるよォ~!」とちょっと苦笑いしながら踏み殺し続ける彼女。
「わたしも手伝うわ!」とわたし。
「わたしも、わたしもっ!」と里奈子。
わたし達は麻美が踏み荒らしている所に駆け寄った。
そして、わたしは麻美の横をすり抜けて彼女の向こう側に、里奈子は麻美の手前に立ちはだかった。
「これで誰も逃げられないわ!」
「ひとり残らず踏み殺しましょっ!」とわたし。
ここからは凄まじい大虐殺の始まりだった。
3人の巨大なロングブーツが逃げ惑うドイツ兵達に次々と襲い掛かりこすり潰していく。
里奈子は左手を腰に当てて右手で長い髪を耳の辺りで押さえながら足元をじっと見つめて踏みつけている。
わたしもブーツのつま先に視線を落としてウロチョロと逃げ惑うドイツ兵に狙いをつけては軽く踏みつける。
わたし達の軽い踏みつけでも彼らを踏み殺すには十分すぎるパワーがあった。
そんな強大なパワーを見せつけたい麻美は相変わらず強めに踏みつけてはグリグリとブーツでにじりまくっている。
5千名近くいたドイツ軍部隊もその殆どがわたし達の付けた無数のブーツの靴跡に飲み込まれて全滅寸前だった。
特にわたしと里奈子は“一人も逃がさない!”という気持ちが強かったから、動いている兵士を見つけては逃さず踏みつけて殺した。
わたし達の巨大なブーツから逃れる事は到底不可能だった。
なので、麻美の両サイドに展開していた兵士達は壊滅状態だった。
そして最後に麻美とわたしの間にいた50名程の兵士達だけが生き残った。
大虐殺を十分楽しんだわたし達はこの兵士達を取り囲んだ。
「こいつら、武器を捨てて手を上げてるわ。」と麻美が気づく。
「わたし達に降伏してるって事だよ!」とわたしが応える。
「助けてあげるんですか?」と里奈子が尋ねる。
「こんな奴等、わたしが全部踏み殺してやるワ!」と勢いの止まらない麻美。
「わたしにちょっと考えがあるの、まだ殺さないで!」と引き留めるわたしだった。
「せっかくわたし達に降伏してるのに踏み殺しちゃ可哀想でしょ!」と優しく語りかけるわたし。
麻美と里奈子が踏みつけるのを止めたのでわたしも次の行動に移った。
「わたし達に降伏したから、命だけは助けてあげるわねェ!」そういうとわたしはおもむろにブーツのつま先でこのドイツ兵達を建物の外壁沿いに並ぶようにゆっくりと優しく追い立てた。
「そこに並びなさい!」そういってわたしは壁沿いに並んだドイツ兵達の手前にブーツのつま先で半円を描くように地面に切れ込みを入れた。
つま先を軽く地面に擦り付けただけだったが深さ3cm程の溝が出来た。
彼らの尺度で言えば3mほどの深さの溝だから、もうどこにも逃げられない彼ら。
「準備が出来たわ!」と2人に向かって叫ぶわたし。
「これからどうするの、コイツら?」とけげんそうな表情の麻美。
「今から面白い事をしようと思いま~す!」と宣言するわたし。
恐怖で顔を引きつらせているドイツ兵達に向かってわたしはしゃがみ込んでこう呼びかけた。
「わたし達からァ、あなた達に素晴らしいプレゼントがありま~す!」
「それはァ、わたし達の“プレミアム”な痰ツバになりま~す!」
「カッ、カァ~~、べッ!」
身動きの取れない彼らに向かって、わたしは思いっきり喉を鳴らしながら口の中に溜めたドロドロの痰ツバを吐き掛けた。
「わたしにもやらせてよォ!」と、この一連の痰ツバ攻撃を見て麻美が叫ぶ。
「わたしも、わたしもっ!」と里奈子も面白がってやりたがる。
わたし達はしゃがみ込んでは口の中に溜めた痰ツバを交互に引っ掛け始めた。
「カッ、カッカァ~~、ぺッ!ぺッ!」
「カァ~、ぺッ!ベッ!」
麻美が豪快に喉を鳴らしながら黄色い気泡交じりの痰ツバを吐きまくる。
里奈子までもがわたし達のマネをして、ちょっと下品に喉を鳴らながら痰ツバを引っ掛け始めた。
「カッ、カァ~~ッ、ぺッ!ベッ!!」とツバを吐きまくる里奈子だったが意外にも彼女が吐き掛ける唾が一番量が多かった。
若いからなのか口の中にすぐに大量の唾が溜まるらしい。
里奈子の吐き掛けたドロリとした唾の塊を喰らったドイツ兵はひとたまりもなくなぎ倒された。
ゲットーのような狭いスペースに押し込められたドイツ兵達は逃げる事も隠れる事もできず、ただひたすらわたし達の唾責めを受けるしかなかった。
このツバ攻撃、ひとりだと結構大変。
口の中に唾を溜めるのに少し時間がかかるが3人もいると吐き出される唾の量は尋常ではない。
わずか5分程で50名の兵士達にまんべんなくわたし達の痰ツバが引っ掛かった。
ヌルヌルと糸を引くほどヌメッたわたし達の吐き掛けた痰ツバで、辺り一面が唾池地獄のようになっていた。
体中に唾が掛かって悶え苦しむ者、頭全体が痰唾の塊に覆われて息絶えた者、ドロドロの唾池に足を取られて転げる回る者、そんな光景を見つめながらわたし達は平然とツバを引っ掛け続ける。
「律子!ナイスッ、唾責め!ぺッ!ペッ!」と面白がって止めようとしない麻美。
「わたしっ、唾の量には自信ありま~す!」とおどける里奈子。
「は~い!わたしっ、唾の臭いには自信ありま~す!」とはしゃぎまくる麻美。
「麻美の唾って、かなり臭そう~!」
とふざけるわたし、そして
「わたし達の“プレミアム”な痰ツバ、お腹いっぱい飲んで下さいねェ!」とまるで女王様のようなわたしだった。
散々痰ツバを吐きまくったわたし達、今度は手袋をはめた指で交互に彼らをつついてみる。
吐き出されたツバを指先に浸けて少し乾かすと“プ~ン”とした唾特有の臭いが鼻を突く。
大半の兵士はピクリとも動かない。
「殆ど死んじゃったみたいですね。」と里奈子。
麻美はまだ息のある兵士をどす黒く汚れたゴム手袋をはめた指でつつきまくり、最後には唾の塊に頭を押し付けてトドメを刺した。
こうして生き残ったドイツ兵を麻美は執拗にいたぶり続けて殺していく。
彼女がドイツ兵を指でいたぶる度にネットリとした痰ツバが“トロ~リ”と糸を引いていた。
「コイツ、しぶといわねェ、まだ生きてるわ!」
「もっとわたしのツバ、飲みなさいよォ!ペッ!」と唾を追加で吐きかける麻美。
「わたし達の女子唾まみれで死ねるなんて、コイツらホント幸せだよねェ~。」と罪悪感のかけらも無い麻美だった。
そうこうしている内にわたし達はこの痰ツバ攻撃にも飽きてしまった。
「みんな死んじゃったからわたしが綺麗にするわね!」と言ってわたしはこの唾池を踏みつけた。
❝ズシ~ン!❞
わたしのひと踏みで痰ツバまみれで死んだドイツ兵達は地中深くにめり込んだ。
「さあ、これからが本番よ!」
「この街を徹底的に破壊しましょ!」と叫ぶわたしに大きくうなずく麻美と里奈子だった。